Core i5とi7って何が違うの?
IntelとAMDはどっちがいいの?
型番が「i7-1360P」とか「Ryzen 7 7700U」とか書いてあって、正直よく分からない…。
パソコンを買おうとすると、ほぼ必ずぶつかるのが「CPU問題」です。
店員さんに聞いても専門用語が多くてピンとこないし、ネットで調べると「とりあえずi7にしとけ」といった極端な意見もあって、余計に迷ってしまいますよね。
でも実は、CPU選びにはちゃんとシンプルな判断軸があります。
- 世代を見る
- 用途に合っているかを見る
- ノートかデスクトップかを区別する
この3つを押さえるだけで、「なんとなく高そうだから」という選び方から卒業できます。
ここでは、CPUの基礎知識から型番の読み方、IntelとAMDの違い、用途別の目安、そしてノートPC購入前にチェックすべきポイントまで、順番に整理していきます。
スペック表を見て「もう無理…」とならないように、ひとつずつ一緒に理解していきましょう🙂
結論:CPU選びで最も重要なのは「世代」と「用途」
CPU選びで見るべきは「i5かi7か」よりも「世代」と「使い道」です。
ここを間違えると、必要以上に高いパソコンを買ってしまったり、逆に「安いけど遅い…」と後悔することになります。
なぜ「世代」が最重要なの?
同じ「Core i7」でも、第8世代と第13世代では中身がまったく別物です。
- 命令の処理効率(IPC)の向上
- 省電力性能の改善
- コア構成の進化(Pコア+Eコアなど)
その結果、古いi7より新しいi3の方が速いという逆転現象も普通に起こります。
グレード名だけで判断するのは、とても危険なんですね。
用途に合っていないハイスペックはムダ
「どうせなら一番いいやつを」と思う気持ち、よく分かります。
でも、Web閲覧と動画視聴が中心なのにCore i9を選ぶのは、正直オーバースペックです。
逆に、動画編集やゲームをするのに低電力モデルを選ぶと、処理待ち時間が長くなります。
迷ったらこの目安
| 用途 | おすすめライン | 体感の目安 |
|---|---|---|
| Web・Office中心 | 最新世代 Core i5 / Ryzen 5 | ブラウザ20タブ+Zoomでも安定 |
| 動画編集・重い作業 | Core i7 / Ryzen 7以上 | 書き出し時間が大幅短縮 |
| 中古PCを検討 | 必ず世代を確認 | 古いi7より新しいi3を優先 |
ポイントはこれです。
- ✔ グレードより世代
- ✔ 性能より用途の適合
- ✔ ノートはデスクトップと別物として考える

この3つを頭に入れておくだけで、CPU選びの難易度は一気に下がります。
CPUとは何?そもそも何をしているパーツ?
CPUはよく「パソコンの頭脳」と言われます。
でも、具体的に何をしているのかは意外と知られていません。
CPUの役割をざっくり言うと、「すべての指示を処理する司令塔」です。
- アプリを起動する
- 文字を入力する
- ファイルを保存する
- 動画を再生する
これらの裏側では、すべてCPUが計算と制御を行っています。
CPUとGPUの役割分担はどう違う?
ここで混同しやすいのが「GPU」との違いです。
| パーツ | 主な役割 |
|---|---|
| CPU | 全体の指示・計算・制御 |
| GPU | 映像・3D・画像処理の専門担当 |
動画編集や3DゲームでGPUが重要になるのは、映像処理を大量に行うからです。
一方、文書作成やWeb閲覧ではCPUの性能が中心になります。
「CPUが良ければ全部速い」と思いがちですが、用途によってはGPUの方が影響することもあります。
内蔵グラフィックスとは?別途グラボは必要?
多くのCPUには「内蔵グラフィックス」が入っています。
これは、CPUの中に簡易GPU機能が組み込まれている状態です。
- 動画視聴
- Office作業
- 軽い画像編集
この程度なら内蔵GPUで十分です。
ただし、
- 最新3Dゲーム
- 4K動画編集
- 本格的なCG制作
こういった用途では、専用のグラフィックボード(外付けGPU)が必要になります。
CPUの性能を決める4つの要素
CPUの性能は主に次の4つで決まります。
① コア数
作業を行う“作業机”の数です。多いほど同時処理に強くなります。
② スレッド数
同時に処理できる作業の本数。4コア8スレッドなら、8作業を並列処理できます。
③ クロック周波数(GHz)
1秒間に処理できる回数。数値が高いほど速そうに見えます。
ただしここが誤解ポイント。
GHzが高い=必ず速い、ではありません。
なぜなら、世代が新しいほど「1クロックあたりの処理能力(IPC)」が上がっているからです。
④ キャッシュ
CPU内部の高速メモリ。大きいほどデータ処理が効率化されます。
ここまでをまとめると、
- CPUは司令塔
- GPUは映像専門
- GHzだけで性能は決まらない
- 世代が非常に重要

ここを理解しているかどうかで、型番の見え方がまったく変わります。
型番の読み方を理解すれば“暗号”は怖くない
「Core i7-1360P」や「Ryzen 7 7700U」、さらに「Core i5-14600K」など、最初は本当に暗号のように見えますよね。
でも型番は、性能や用途を示すヒントの集合体です。
ノート用とデスクトップ用では見方も少し違うので、両方整理していきましょう。

Intel(ノートPC版)の型番の見方
例:Core i7-1360P
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| Core i7 | グレード(i3 < i5 < i7 < i9) |
| 13 | 第13世代 |
| 60 | 同世代内の位置づけ |
| P | ノート向け高性能モデル |
もっとも重要なのは「13」=世代です。
i7でも第8世代と第13世代では、設計思想も性能もまったく違います。
末尾アルファベットはノート選びで特に重要です。
- U:省電力(軽量ノート向け)
- P:バランス型
- H:高性能ノート向け
- HX:さらに高性能(発熱も大きい)
同じi7でも「U」と「H」では、負荷をかけたときの持続性能が大きく変わります。
Intel(デスクトップ版)の型番の見方
例:Core i5-14600K
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| Core i5 | グレード |
| 14 | 第14世代 |
| 600 | 同世代内のランク |
| K | 倍率ロック解除モデル(高クロック) |
デスクトップ版では、末尾の意味が少し違います。
- K:オーバークロック可能
- F:内蔵GPUなし
- なし:標準モデル
たとえば「i5-14600K」と「i5-14600」では、クロックや消費電力設定が異なります。
「F」モデルを選ぶ場合は、別途グラフィックボードが必須になるので注意が必要です。
AMD Ryzen(ノート版)の型番の見方
例:Ryzen 7 7700U
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| Ryzen 7 | グレード(3 < 5 < 7 < 9) |
| 7 | シリーズ世代(7000番台) |
| 700 | 同シリーズ内の位置づけ |
| U | 省電力ノート向け |
Ryzenも先頭の数字が世代と考えて大きく間違いありません。
3000番台と7000番台では、性能効率や内蔵GPU性能が大きく進化しています。
AMD Ryzen(デスクトップ版)の型番の見方
例:Ryzen 5 7600X
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| Ryzen 5 | グレード |
| 7000 | シリーズ世代 |
| 600 | 同世代内ランク |
| X | 高クロック・高性能モデル |
デスクトップ版では次のような違いがあります。
- X:高性能版
- 無印:標準版
- G:高性能内蔵GPU搭載
たとえば「Ryzen 5 5600G」は内蔵GPUが強めなので、軽いゲームならグラボなしでも動かせます。
i5とi7の違いは?ノートとデスクトップで考え方が変わる
同じ世代内なら、基本的にi7の方がコア数やキャッシュが多く高性能です。
ただし重要なのは、
世代をまたぐと逆転することがあるという点。
さらに、
- ノート版i7(U)
- デスクトップ版i5
では、後者の方が高性能になるケースもあります。
まとめると、型番を見るときは次の順番です。
- 世代を確認
- ノートかデスクトップかを確認
- 末尾アルファベットを見る
- グレードは最後に比較

型番はただの数字の並びではありません。
読む順番を知っていれば、スペック表はきちんと意味を持ち始めます。
最新世代「Core Ultra」とは?iシリーズとの違い
最近のPC売り場を見ると、「Core i7」ではなく「Core Ultra 7」と書かれているモデルが増えています。
「あれ?i7がなくなったの?」と戸惑う方も多いですが、これは世代交代による名称変更です。
Core Ultraは“新しい世代名”
Core Ultraは、従来のCore iシリーズ(i3 / i5 / i7 / i9)の後継にあたるブランドです。
主な特徴は次の3つです。
- 新アーキテクチャ採用(世代刷新)
- Pコア+Eコア構成の最適化
- NPU(AI専用コア)を搭載
つまり、単なる名前変更ではなく、設計思想が一段進化した世代です。
Core iとの違いは?
| 項目 | Core iシリーズ | Core Ultra |
|---|---|---|
| ブランド表記 | Core i5 / i7 など | Core Ultra 5 / 7 など |
| AI専用コア | 基本なし | あり(NPU搭載) |
| 主な用途 | 従来型PC | AI機能強化型PC |
グレードの考え方はほぼ同じです。
- Core Ultra 5 ≒ 旧i5クラス
- Core Ultra 7 ≒ 旧i7クラス
ただし、世代が新しい分、省電力性能や内蔵GPU性能は向上しています。
NPUって何?
NPU(Neural Processing Unit)は、AI処理専用の演算ユニットです。
これにより、
- 画像生成支援
- リアルタイム翻訳
- ノイズ除去・背景ぼかし
といった処理を効率よく実行できます。
Windows 11では今後、AI機能が強化されていく流れにあります。
長く使う前提なら、Core Ultra搭載モデルは選択肢として十分検討価値があります。
Core Ultraは買うべき?
判断基準はシンプルです。
- 長期利用(4〜5年想定) → 有力候補
- AI機能を活用したい → 向いている
- 価格重視 → 旧世代i5でも十分
重要なのは、Core Ultraだから絶対に必要というわけではないという点です。
WebやOffice中心なら、最新世代のCore i5でも十分実用的です。
これから数年使う前提でPCを選ぶなら、
「Core Ultra」という名前を見ても慌てず、
- 世代
- 用途
- 価格とのバランス
この3点で冷静に判断しましょう。
最重要ポイント「世代差」で性能は逆転する
CPU選びでいちばん誤解が多いのがここです。
グレードよりも世代の方が影響が大きいという事実。
「i7だから安心」と思って中古PCを買ったら、思ったより遅い…というケースは珍しくありません。
古いi7より新しいi3が速い理由
CPUは世代ごとに大きく進化します。
- 命令処理効率(IPC)の向上
- 製造プロセスの微細化
- 消費電力効率の改善
- コア構成の進化(Pコア+Eコアなど)
そのため、たとえば
- 第7世代 Core i7
- 第13世代 Core i3
この比較では、第13世代i3の方が総合的に速いケースがあります。
特に日常用途では、シングルコア性能の差が体感速度に直結します。
客観的に比べるならPassMarkなどのベンチマーク
メーカーや世代を横断して比較するなら、ベンチマークスコアが参考になります。
PassMarkやCinebenchといった指標は、CPUの処理能力を数値化したものです。
ただし注意点があります。
- スコアはあくまで目安
- 用途によって体感は変わる
- GPU性能は別評価
数値だけで判断せず、用途と組み合わせて考えることが大切です。
ここまでの要点整理
✔ グレードより世代を見る
✔ 型番の最初の数字を確認
✔ ベンチマークは参考値
✔ 日常用途はシングル性能が重要
世代を見ずにCPUを選ぶのは、年式を見ずに中古車を買うようなものです。
見た目が立派でも、中身が古ければ性能は期待できません。

ここを押さえるだけで、「中古i7で失敗する」確率はかなり下がります。
TDPと発熱を知らないと後悔する
CPUの性能を見るとき、型番やコア数ばかりに目が行きがちですが、実はとても重要なのがTDP(熱設計電力)です。
特にノートPCでは、この数字を知らないと「思ったよりうるさい」「思ったより遅い」という後悔につながります。
TDPとは何か?
TDPは、CPUが最大負荷に近い状態でどれくらいの熱を出すかの目安です。
ざっくり言えば、発熱量=消費電力の目安と考えてOKです。
| TDPの目安 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| 15W前後 | 薄型ノート | 省電力・静音・長時間バッテリー |
| 28W〜45W | 高性能ノート | パワー重視・発熱大きめ |
| 65W以上 | デスクトップ | 高性能・冷却前提 |
TDPが高いほど性能は伸びやすいですが、そのぶん冷却が重要になります。
ノートPCで起きやすい後悔パターン
ノートPCは本体が薄く、冷却スペースが限られています。
- 高性能CPUを搭載している
- しかし筐体が薄型
- 長時間負荷がかかる
この条件が重なると、CPUが発熱を抑えるために自動で性能を落とすことがあります(サーマルスロットリング)。
結果として、スペック表ほどの性能が出ないこともあります。
また、負荷がかかるとファンが強く回るため、動作音が大きくなるのは正常な挙動です。
ただし、
- 常に90〜100℃近い温度
- 頻繁にフリーズや強制終了
こういった症状が出る場合は、冷却不足や異常の可能性があります。
デスクトップの場合はどう違う?
デスクトップPCはケースが大きく、冷却パーツを自由に選べるため、ノートより有利です。
例えば、65Wや125WクラスのCPUでも、
- 大型空冷クーラー
- 水冷クーラー
- ケースファン増設
といった対策で安定動作させることができます。
ただし、冷却が不十分だと同じく性能が落ちます。
「デスクトップだから大丈夫」と油断して、付属クーラーのまま高負荷運用を続けると温度が上がり続けることもあります。
冷却環境は性能を引き出す土台
デスクトップでは、CPUグリスの品質も温度に影響します。
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高品質なグリスに塗り替えることで、温度が数度下がるケースもあります。
温度が安定すれば、長時間の動画編集やゲームでも性能を維持しやすくなります。
まとめると、
- ノートはTDPと冷却制限の影響を強く受ける
- デスクトップは冷却で性能を伸ばせる
- 発熱管理はCPU性能の一部
CPUはスペック表だけでは語れません。

世代 × TDP × 冷却環境の3つがそろって、はじめて本来の実力を発揮します。
用途別に見るCPUの正解ライン
CPU選びで一番迷うのは、「結局どれを選べば足りるの?」という部分ですよね。
ここではノートPCとデスクトップを分けて、具体的な目安を整理します。
① Web・Office中心(ノートPCの場合)
- ブラウザ20タブ前後
- Zoom・Teamsでビデオ会議
- Word・Excel同時使用
この使い方なら、最新世代のCore i5 / Ryzen 5(UまたはPシリーズ)が目安です。
判断基準:
- CPU:第12世代以降 / Ryzen 5000以降が安心ライン
- メモリ:最低8GB、できれば16GB
ノートは電力制限があるため、同じi5でもデスクトップより性能は控えめになります。
② Web・Office中心(デスクトップの場合)
デスクトップは冷却と電力に余裕があります。
そのため、Core i3でも最新世代なら十分快適なことが多いです。
| 用途 | ノート目安 | デスクトップ目安 |
|---|---|---|
| Web・Office | Core i5 / Ryzen 5 | Core i3 / Ryzen 3以上 |
デスクトップはTDPが高く、同クラスでも性能が出やすいのが特徴です。
③ 動画編集・クリエイティブ用途(ノートPC)
4K編集や画像処理をするなら、Core i7 / Ryzen 7(Hシリーズ以上)が快適ラインです。
判断基準はこうです:
- 書き出し時間を短くしたい → i7以上
- 趣味レベル → i5でも可能
- 本格制作 → i7以上+GPU搭載
動画編集向けの具体的構成は、こちらも参考になります。
④ 動画編集・ゲーム(デスクトップ)
デスクトップではCPUの実力を最大限引き出せます。
Core i5でも十分戦えますが、余裕を見るならi7以上が理想です。
| 用途 | おすすめライン |
|---|---|
| フルHDゲーム | Core i5 / Ryzen 5以上 |
| 4K編集・重いゲーム | Core i7 / Ryzen 7以上 |
デスクトップはGPUとの組み合わせも重要になります。
⑤ Windowsアップデート後に重くなるのはなぜ?
古い世代のCPUは、最新OSで余裕がなくなります。
- バックグラウンド処理の増加
- セキュリティ機能の強化
- UI処理の高度化
今だけでなく、3〜5年後も使う前提ならワンランク上を選ぶのも合理的です。
まとめ:用途別CPUの現実的ライン
- 軽作業ノート → 最新i5
- 軽作業デスクトップ → 最新i3でもOK
- 動画編集ノート → i7以上
- 動画編集デスクトップ → i5以上(余裕ならi7)

高いCPUが正解なのではなく、用途に対して“余裕があるか”が正解です。
ここを基準にすれば、無駄な出費も性能不足も避けられます。
Windows 11対応CPUの条件
パソコンをこれから買うなら、Windows 11に対応しているかは必ず確認したいポイントです。
見落とすと、あとからアップグレードできないケースがあります。
Intelは第8世代以降が基本ライン
Microsoftが公表している公式要件では、Intel製CPUは第8世代以降が対応ラインとされています。
型番の見方を思い出してください。
- Core i5-8250U → 第8世代(対応)
- Core i5-7200U → 第7世代(原則非対応)
数字の最初の部分を見るだけで判断できます。
AMDはRyzen 2000シリーズ以降
AMDの場合は、Ryzen 2000シリーズ以降が基本ラインです。
- Ryzen 5 2500U → 対応
- Ryzen 7 1700 → 非対応(原則)
一部例外はありますが、基本はこの基準で考えれば問題ありません。
なぜ世代制限があるの?
Windows 11では、
- TPM 2.0
- セキュアブート
- 仮想化ベースのセキュリティ
といったセキュリティ機能が標準化されています。
古いCPUでは、これらの機能に十分対応できないため、世代制限が設けられています。
安全性の観点も世代は重要
CPUは性能だけでなく、セキュリティ面でも世代差があります。
過去には特定世代で脆弱性問題が話題になったこともあります。
詳しくはこちらの記事も参考になります。

これから購入する場合は、最低でも公式対応世代以上を選ぶこと。
できれば最新世代に近いモデルを選んでおくと、数年単位で安心して使えます。
ノートPC・デスクトップ購入前のチェックリスト
CPUの見方が分かっても、実際の購入画面では迷いやすいものです。
ここでは「ノート」と「デスクトップ」を分けて、確認すべきポイントを整理します。
① 世代は最優先で確認する(共通)
まず見るのはグレードではなく世代です。
- Core i5-1340P → 第13世代
- Core i5-10210U → 第10世代
同じi5でも世代が違えば性能は大きく変わります。
中古・型落ちモデルほど、世代チェックは必須です。
② ノートPCで確認するポイント
■ UとHの違いを見る
| 表記 | 特徴 |
|---|---|
| U | 省電力・軽量向け(持ち運び重視) |
| H | 高性能・発熱多め(据え置き寄り) |
外出先で使うならUシリーズ、動画編集やゲームも視野に入れるならHシリーズが向いています。
■ 冷却性能を意識する
薄型モデルほど冷却能力は制限されます。
高性能CPU搭載モデルはファン音が出るのが正常です。
■ メモリが増設可能か
最近はメモリが基板直付けのモデルも増えています。
8GB固定より、16GBモデルの方が長く使えます。
③ デスクトップで確認するポイント
デスクトップはノートより自由度が高い分、確認項目も少し変わります。
■ TDPと冷却方式
高TDPのCPU(例:65W以上)は、しっかりした冷却が必要です。
- 付属クーラーのみか?
- 大型空冷か?
- 水冷か?
冷却が弱いと、サーマルスロットリングで性能が落ちることがあります。
■ 電源容量
GPUを増設する予定があるなら、電源容量に余裕があるか確認しましょう。
将来的なアップグレードを考えるなら重要です。
■ 拡張性(メモリ・ストレージ)
- メモリスロット数
- M.2スロットの有無
- SATAポート数
デスクトップは後から増設できるのが強みです。
④ メモリとSSDは共通の重要項目
ノートでもデスクトップでも、ここは共通です。
- メモリ8GBは最低ライン
- できれば16GB
- SSDは必須(HDDのみは避ける)
CPUが高性能でも、ストレージがHDDだと体感速度は大きく落ちます。
現在のパソコンのスペック確認方法はこちら。
⑤ 将来の余裕を考える
パソコンは3〜5年使うことが多いです。
今ギリギリの性能を選ぶと、OS更新やアプリの進化で重く感じる可能性があります。
少しだけ余裕を持たせることで、買い替え時期を延ばせます。
最終チェックまとめ
✔ 世代を確認する(最重要)
✔ ノートはUかHかを見る
✔ デスクトップは冷却と電源を見る
✔ メモリ8GB以上・SSD必須
✔ 将来の拡張性を考える
このチェックリストを見ながら選べば、「思っていたより遅い」という後悔はかなり防げます。
よくある誤解・注意点
CPU選びでつまずきやすいポイントを、ここで整理しておきます。
なんとなくの思い込みが、一番失敗につながりやすい部分です。
i7なら何でも速い?
これは半分正解、半分間違いです。
同じ世代内ならi7はi5より高性能です。
しかし、世代をまたぐと話は変わります。
- 第8世代i7
- 第13世代i5
この場合、第13世代i5の方が総合的に速い可能性があります。
関連概念:世代・IPC(1クロックあたりの処理能力)
コア数が多ければ万能?
コア数が多いほどマルチタスクに強いのは事実です。
ただし、すべての作業がコア数を活かせるわけではありません。
- ゲームはシングル性能が重要な場面も多い
- 軽作業では差が出にくい
関連概念:シングルコア性能・マルチスレッド性能
GHzが高い=速い?
クロック周波数は確かに重要です。
でも、世代が違えば1GHzあたりの処理能力が異なります。
第13世代3.5GHzと第7世代3.5GHzは同じではありません。
関連概念:アーキテクチャ・IPC
CPUだけ良ければ快適?
これも誤解が多い部分です。
快適さは、
- CPU
- メモリ容量
- ストレージ速度(SSDかHDDか)
- 冷却性能
これらのバランスで決まります。
CPUだけ高性能で他が弱いと、体感は伸びません。
ノートとデスクトップは同じ性能?
型番が似ていても、ノート向けCPUは電力制限があります。
同じi7でも、デスクトップ版の方が高性能な場合がほとんどです。
関連概念:TDP・電力制限・サーマルスロットリング
誤解を整理すると、
- グレード名だけで判断しない
- 世代を必ず見る
- 用途に合わせる
- バランスを考える
この考え方が身につけば、スペック表はもう怖くありません。
まとめ
CPU選びで最も重要なのは、
- 世代を見ること
- 用途に合わせること
- ノートとデスクトップを区別すること
グレード名に惑わされず、「いつの世代か」「何に使うのか」を軸に考える。
迷ったときは、最新世代のミドルクラス(i5 / Ryzen 5)を基準にすると失敗しにくいです。
ハイスペックが正解ではありません。
自分の使い方に合っているかどうかが、本当の正解です。
よくある質問(FAQ)
- QCore i5でゲームはできますか?
- A
軽めのゲームや設定を下げたプレイなら可能です。
最新3Dゲームを高画質で遊ぶなら、CPUだけでなくGPUも重要になります。
- Q中古PCのi7は買っても大丈夫?
- A
世代を確認することが最重要です。
第8世代未満の場合、Windows 11非対応の可能性があります。
- QRyzenとIntelはどちらが長持ちしますか?
- A
耐久性に大きな差はありません。
重要なのは世代・用途・冷却環境です。










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