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【完全版】パソコンのCPUとは?型番の読み方・性能差・選び方まで初心者向けに解説

BTO・自作PC・パーツ

Core i5とi7って何が違うの?

IntelとAMDはどっちがいいの?

型番が「i7-1360P」とか「Ryzen 7 7700U」とか書いてあって、正直よく分からない…。

パソコンを買おうとすると、ほぼ必ずぶつかるのが「CPU問題」です。

店員さんに聞いても専門用語が多くてピンとこないし、ネットで調べると「とりあえずi7にしとけ」といった極端な意見もあって、余計に迷ってしまいますよね。

でも実は、CPU選びにはちゃんとシンプルな判断軸があります。

  • 世代を見る
  • 用途に合っているかを見る
  • ノートかデスクトップかを区別する

この3つを押さえるだけで、「なんとなく高そうだから」という選び方から卒業できます。

ここでは、CPUの基礎知識から型番の読み方、IntelとAMDの違い、用途別の目安、そしてノートPC購入前にチェックすべきポイントまで、順番に整理していきます。

スペック表を見て「もう無理…」とならないように、ひとつずつ一緒に理解していきましょう🙂


  1. 結論:CPU選びで最も重要なのは「世代」と「用途」
    1. なぜ「世代」が最重要なの?
    2. 用途に合っていないハイスペックはムダ
    3. 迷ったらこの目安
  2. CPUとは何?そもそも何をしているパーツ?
    1. CPUとGPUの役割分担はどう違う?
    2. 内蔵グラフィックスとは?別途グラボは必要?
    3. CPUの性能を決める4つの要素
  3. 型番の読み方を理解すれば“暗号”は怖くない
    1. Intel(ノートPC版)の型番の見方
    2. Intel(デスクトップ版)の型番の見方
    3. AMD Ryzen(ノート版)の型番の見方
    4. AMD Ryzen(デスクトップ版)の型番の見方
    5. i5とi7の違いは?ノートとデスクトップで考え方が変わる
  4. 最新世代「Core Ultra」とは?iシリーズとの違い
    1. Core Ultraは“新しい世代名”
    2. Core iとの違いは?
    3. NPUって何?
    4. Core Ultraは買うべき?
  5. 最重要ポイント「世代差」で性能は逆転する
    1. 古いi7より新しいi3が速い理由
    2. 客観的に比べるならPassMarkなどのベンチマーク
    3. ここまでの要点整理
  6. TDPと発熱を知らないと後悔する
    1. TDPとは何か?
    2. ノートPCで起きやすい後悔パターン
    3. デスクトップの場合はどう違う?
    4. 冷却環境は性能を引き出す土台
  7. 用途別に見るCPUの正解ライン
    1. ① Web・Office中心(ノートPCの場合)
    2. ② Web・Office中心(デスクトップの場合)
    3. ③ 動画編集・クリエイティブ用途(ノートPC)
    4. ④ 動画編集・ゲーム(デスクトップ)
    5. ⑤ Windowsアップデート後に重くなるのはなぜ?
    6. まとめ:用途別CPUの現実的ライン
  8. Windows 11対応CPUの条件
    1. Intelは第8世代以降が基本ライン
    2. AMDはRyzen 2000シリーズ以降
    3. なぜ世代制限があるの?
    4. 安全性の観点も世代は重要
  9. ノートPC・デスクトップ購入前のチェックリスト
    1. ① 世代は最優先で確認する(共通)
    2. ② ノートPCで確認するポイント
    3. ③ デスクトップで確認するポイント
    4. ④ メモリとSSDは共通の重要項目
    5. ⑤ 将来の余裕を考える
    6. 最終チェックまとめ
  10. よくある誤解・注意点
    1. i7なら何でも速い?
    2. コア数が多ければ万能?
    3. GHzが高い=速い?
    4. CPUだけ良ければ快適?
    5. ノートとデスクトップは同じ性能?
  11. まとめ
  12. よくある質問(FAQ)
    1. 関連投稿:

結論:CPU選びで最も重要なのは「世代」と「用途」

CPU選びで見るべきは「i5かi7か」よりも「世代」と「使い道」です。

ここを間違えると、必要以上に高いパソコンを買ってしまったり、逆に「安いけど遅い…」と後悔することになります。

なぜ「世代」が最重要なの?

同じ「Core i7」でも、第8世代と第13世代では中身がまったく別物です。

  • 命令の処理効率(IPC)の向上
  • 省電力性能の改善
  • コア構成の進化(Pコア+Eコアなど)

その結果、古いi7より新しいi3の方が速いという逆転現象も普通に起こります。

グレード名だけで判断するのは、とても危険なんですね。

用途に合っていないハイスペックはムダ

「どうせなら一番いいやつを」と思う気持ち、よく分かります。

でも、Web閲覧と動画視聴が中心なのにCore i9を選ぶのは、正直オーバースペックです。

逆に、動画編集やゲームをするのに低電力モデルを選ぶと、処理待ち時間が長くなります。

迷ったらこの目安

用途おすすめライン体感の目安
Web・Office中心最新世代 Core i5 / Ryzen 5ブラウザ20タブ+Zoomでも安定
動画編集・重い作業Core i7 / Ryzen 7以上書き出し時間が大幅短縮
中古PCを検討必ず世代を確認古いi7より新しいi3を優先

ポイントはこれです。

  • ✔ グレードより世代
  • ✔ 性能より用途の適合
  • ✔ ノートはデスクトップと別物として考える

この3つを頭に入れておくだけで、CPU選びの難易度は一気に下がります。




CPUとは何?そもそも何をしているパーツ?

CPUはよく「パソコンの頭脳」と言われます。

でも、具体的に何をしているのかは意外と知られていません。

CPUの役割をざっくり言うと、「すべての指示を処理する司令塔」です。

  • アプリを起動する
  • 文字を入力する
  • ファイルを保存する
  • 動画を再生する

これらの裏側では、すべてCPUが計算と制御を行っています。


CPUとGPUの役割分担はどう違う?

ここで混同しやすいのが「GPU」との違いです。

パーツ主な役割
CPU全体の指示・計算・制御
GPU映像・3D・画像処理の専門担当

動画編集や3DゲームでGPUが重要になるのは、映像処理を大量に行うからです。

一方、文書作成やWeb閲覧ではCPUの性能が中心になります。

「CPUが良ければ全部速い」と思いがちですが、用途によってはGPUの方が影響することもあります。


内蔵グラフィックスとは?別途グラボは必要?

多くのCPUには「内蔵グラフィックス」が入っています。

これは、CPUの中に簡易GPU機能が組み込まれている状態です。

  • 動画視聴
  • Office作業
  • 軽い画像編集

この程度なら内蔵GPUで十分です。

ただし、

  • 最新3Dゲーム
  • 4K動画編集
  • 本格的なCG制作

こういった用途では、専用のグラフィックボード(外付けGPU)が必要になります。


CPUの性能を決める4つの要素

CPUの性能は主に次の4つで決まります。

① コア数

作業を行う“作業机”の数です。多いほど同時処理に強くなります。

② スレッド数

同時に処理できる作業の本数。4コア8スレッドなら、8作業を並列処理できます。

③ クロック周波数(GHz)

1秒間に処理できる回数。数値が高いほど速そうに見えます。

ただしここが誤解ポイント。

GHzが高い=必ず速い、ではありません。

なぜなら、世代が新しいほど「1クロックあたりの処理能力(IPC)」が上がっているからです。

④ キャッシュ

CPU内部の高速メモリ。大きいほどデータ処理が効率化されます。


ここまでをまとめると、

  • CPUは司令塔
  • GPUは映像専門
  • GHzだけで性能は決まらない
  • 世代が非常に重要

ここを理解しているかどうかで、型番の見え方がまったく変わります。




型番の読み方を理解すれば“暗号”は怖くない

「Core i7-1360P」や「Ryzen 7 7700U」、さらに「Core i5-14600K」など、最初は本当に暗号のように見えますよね。

でも型番は、性能や用途を示すヒントの集合体です。

ノート用とデスクトップ用では見方も少し違うので、両方整理していきましょう。


CPU型番の基本ルールと読み方イラスト

Intel(ノートPC版)の型番の見方

例:Core i7-1360P

部分意味
Core i7グレード(i3 < i5 < i7 < i9)
13第13世代
60同世代内の位置づけ
Pノート向け高性能モデル

もっとも重要なのは「13」=世代です。

i7でも第8世代と第13世代では、設計思想も性能もまったく違います。

末尾アルファベットはノート選びで特に重要です。

  • U:省電力(軽量ノート向け)
  • P:バランス型
  • H:高性能ノート向け
  • HX:さらに高性能(発熱も大きい)

同じi7でも「U」と「H」では、負荷をかけたときの持続性能が大きく変わります。


Intel(デスクトップ版)の型番の見方

例:Core i5-14600K

部分意味
Core i5グレード
14第14世代
600同世代内のランク
K倍率ロック解除モデル(高クロック)

デスクトップ版では、末尾の意味が少し違います。

  • K:オーバークロック可能
  • F:内蔵GPUなし
  • なし:標準モデル

たとえば「i5-14600K」と「i5-14600」では、クロックや消費電力設定が異なります。

「F」モデルを選ぶ場合は、別途グラフィックボードが必須になるので注意が必要です。


AMD Ryzen(ノート版)の型番の見方

例:Ryzen 7 7700U

部分意味
Ryzen 7グレード(3 < 5 < 7 < 9)
7シリーズ世代(7000番台)
700同シリーズ内の位置づけ
U省電力ノート向け

Ryzenも先頭の数字が世代と考えて大きく間違いありません。

3000番台と7000番台では、性能効率や内蔵GPU性能が大きく進化しています。


AMD Ryzen(デスクトップ版)の型番の見方

例:Ryzen 5 7600X

部分意味
Ryzen 5グレード
7000シリーズ世代
600同世代内ランク
X高クロック・高性能モデル

デスクトップ版では次のような違いがあります。

  • X:高性能版
  • 無印:標準版
  • G:高性能内蔵GPU搭載

たとえば「Ryzen 5 5600G」は内蔵GPUが強めなので、軽いゲームならグラボなしでも動かせます。


i5とi7の違いは?ノートとデスクトップで考え方が変わる

同じ世代内なら、基本的にi7の方がコア数やキャッシュが多く高性能です。

ただし重要なのは、

世代をまたぐと逆転することがあるという点。

さらに、

  • ノート版i7(U)
  • デスクトップ版i5

では、後者の方が高性能になるケースもあります。


まとめると、型番を見るときは次の順番です。

  1. 世代を確認
  2. ノートかデスクトップかを確認
  3. 末尾アルファベットを見る
  4. グレードは最後に比較

型番はただの数字の並びではありません。

読む順番を知っていれば、スペック表はきちんと意味を持ち始めます。




最新世代「Core Ultra」とは?iシリーズとの違い

最近のPC売り場を見ると、「Core i7」ではなく「Core Ultra 7」と書かれているモデルが増えています。

「あれ?i7がなくなったの?」と戸惑う方も多いですが、これは世代交代による名称変更です。


Core Ultraは“新しい世代名”

Core Ultraは、従来のCore iシリーズ(i3 / i5 / i7 / i9)の後継にあたるブランドです。

主な特徴は次の3つです。

  • 新アーキテクチャ採用(世代刷新)
  • Pコア+Eコア構成の最適化
  • NPU(AI専用コア)を搭載

つまり、単なる名前変更ではなく、設計思想が一段進化した世代です。


Core iとの違いは?

項目Core iシリーズCore Ultra
ブランド表記Core i5 / i7 などCore Ultra 5 / 7 など
AI専用コア基本なしあり(NPU搭載)
主な用途従来型PCAI機能強化型PC

グレードの考え方はほぼ同じです。

  • Core Ultra 5 ≒ 旧i5クラス
  • Core Ultra 7 ≒ 旧i7クラス

ただし、世代が新しい分、省電力性能や内蔵GPU性能は向上しています。


NPUって何?

NPU(Neural Processing Unit)は、AI処理専用の演算ユニットです。

これにより、

  • 画像生成支援
  • リアルタイム翻訳
  • ノイズ除去・背景ぼかし

といった処理を効率よく実行できます。

Windows 11では今後、AI機能が強化されていく流れにあります。

長く使う前提なら、Core Ultra搭載モデルは選択肢として十分検討価値があります。


Core Ultraは買うべき?

判断基準はシンプルです。

  • 長期利用(4〜5年想定) → 有力候補
  • AI機能を活用したい → 向いている
  • 価格重視 → 旧世代i5でも十分

重要なのは、Core Ultraだから絶対に必要というわけではないという点です。

WebやOffice中心なら、最新世代のCore i5でも十分実用的です。


これから数年使う前提でPCを選ぶなら、

「Core Ultra」という名前を見ても慌てず、

  • 世代
  • 用途
  • 価格とのバランス

この3点で冷静に判断しましょう。




最重要ポイント「世代差」で性能は逆転する

CPU選びでいちばん誤解が多いのがここです。

グレードよりも世代の方が影響が大きいという事実。

「i7だから安心」と思って中古PCを買ったら、思ったより遅い…というケースは珍しくありません。


古いi7より新しいi3が速い理由

CPUは世代ごとに大きく進化します。

  • 命令処理効率(IPC)の向上
  • 製造プロセスの微細化
  • 消費電力効率の改善
  • コア構成の進化(Pコア+Eコアなど)

そのため、たとえば

  • 第7世代 Core i7
  • 第13世代 Core i3

この比較では、第13世代i3の方が総合的に速いケースがあります。

特に日常用途では、シングルコア性能の差が体感速度に直結します。


客観的に比べるならPassMarkなどのベンチマーク

メーカーや世代を横断して比較するなら、ベンチマークスコアが参考になります。

PassMarkやCinebenchといった指標は、CPUの処理能力を数値化したものです。

ただし注意点があります。

  • スコアはあくまで目安
  • 用途によって体感は変わる
  • GPU性能は別評価

数値だけで判断せず、用途と組み合わせて考えることが大切です。


ここまでの要点整理

✔ グレードより世代を見る
✔ 型番の最初の数字を確認
✔ ベンチマークは参考値
✔ 日常用途はシングル性能が重要

世代を見ずにCPUを選ぶのは、年式を見ずに中古車を買うようなものです。

見た目が立派でも、中身が古ければ性能は期待できません。

ここを押さえるだけで、「中古i7で失敗する」確率はかなり下がります。




TDPと発熱を知らないと後悔する

CPUの性能を見るとき、型番やコア数ばかりに目が行きがちですが、実はとても重要なのがTDP(熱設計電力)です。

特にノートPCでは、この数字を知らないと「思ったよりうるさい」「思ったより遅い」という後悔につながります。


TDPとは何か?

TDPは、CPUが最大負荷に近い状態でどれくらいの熱を出すかの目安です。

ざっくり言えば、発熱量=消費電力の目安と考えてOKです。

TDPの目安主な用途特徴
15W前後薄型ノート省電力・静音・長時間バッテリー
28W〜45W高性能ノートパワー重視・発熱大きめ
65W以上デスクトップ高性能・冷却前提

TDPが高いほど性能は伸びやすいですが、そのぶん冷却が重要になります。


ノートPCで起きやすい後悔パターン

ノートPCは本体が薄く、冷却スペースが限られています。

  • 高性能CPUを搭載している
  • しかし筐体が薄型
  • 長時間負荷がかかる

この条件が重なると、CPUが発熱を抑えるために自動で性能を落とすことがあります(サーマルスロットリング)。

結果として、スペック表ほどの性能が出ないこともあります。

また、負荷がかかるとファンが強く回るため、動作音が大きくなるのは正常な挙動です。

ただし、

  • 常に90〜100℃近い温度
  • 頻繁にフリーズや強制終了

こういった症状が出る場合は、冷却不足や異常の可能性があります。


デスクトップの場合はどう違う?

デスクトップPCはケースが大きく、冷却パーツを自由に選べるため、ノートより有利です。

例えば、65Wや125WクラスのCPUでも、

  • 大型空冷クーラー
  • 水冷クーラー
  • ケースファン増設

といった対策で安定動作させることができます。

ただし、冷却が不十分だと同じく性能が落ちます。

「デスクトップだから大丈夫」と油断して、付属クーラーのまま高負荷運用を続けると温度が上がり続けることもあります。


冷却環境は性能を引き出す土台

デスクトップでは、CPUグリスの品質も温度に影響します。

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高品質なグリスに塗り替えることで、温度が数度下がるケースもあります。

温度が安定すれば、長時間の動画編集やゲームでも性能を維持しやすくなります。


まとめると、

  • ノートはTDPと冷却制限の影響を強く受ける
  • デスクトップは冷却で性能を伸ばせる
  • 発熱管理はCPU性能の一部

CPUはスペック表だけでは語れません。

世代 × TDP × 冷却環境の3つがそろって、はじめて本来の実力を発揮します。




用途別に見るCPUの正解ライン

CPU選びで一番迷うのは、「結局どれを選べば足りるの?」という部分ですよね。

ここではノートPCとデスクトップを分けて、具体的な目安を整理します。


① Web・Office中心(ノートPCの場合)

  • ブラウザ20タブ前後
  • Zoom・Teamsでビデオ会議
  • Word・Excel同時使用

この使い方なら、最新世代のCore i5 / Ryzen 5(UまたはPシリーズ)が目安です。

判断基準:

  • CPU:第12世代以降 / Ryzen 5000以降が安心ライン
  • メモリ:最低8GB、できれば16GB

ノートは電力制限があるため、同じi5でもデスクトップより性能は控えめになります。


② Web・Office中心(デスクトップの場合)

デスクトップは冷却と電力に余裕があります。

そのため、Core i3でも最新世代なら十分快適なことが多いです。

用途ノート目安デスクトップ目安
Web・OfficeCore i5 / Ryzen 5Core i3 / Ryzen 3以上

デスクトップはTDPが高く、同クラスでも性能が出やすいのが特徴です。


③ 動画編集・クリエイティブ用途(ノートPC)

4K編集や画像処理をするなら、Core i7 / Ryzen 7(Hシリーズ以上)が快適ラインです。

判断基準はこうです:

  • 書き出し時間を短くしたい → i7以上
  • 趣味レベル → i5でも可能
  • 本格制作 → i7以上+GPU搭載

動画編集向けの具体的構成は、こちらも参考になります。


④ 動画編集・ゲーム(デスクトップ)

デスクトップではCPUの実力を最大限引き出せます。

Core i5でも十分戦えますが、余裕を見るならi7以上が理想です。

用途おすすめライン
フルHDゲームCore i5 / Ryzen 5以上
4K編集・重いゲームCore i7 / Ryzen 7以上

デスクトップはGPUとの組み合わせも重要になります。


⑤ Windowsアップデート後に重くなるのはなぜ?

古い世代のCPUは、最新OSで余裕がなくなります。

  • バックグラウンド処理の増加
  • セキュリティ機能の強化
  • UI処理の高度化

今だけでなく、3〜5年後も使う前提ならワンランク上を選ぶのも合理的です。


まとめ:用途別CPUの現実的ライン

  • 軽作業ノート → 最新i5
  • 軽作業デスクトップ → 最新i3でもOK
  • 動画編集ノート → i7以上
  • 動画編集デスクトップ → i5以上(余裕ならi7)

高いCPUが正解なのではなく、用途に対して“余裕があるか”が正解です。

ここを基準にすれば、無駄な出費も性能不足も避けられます。




Windows 11対応CPUの条件

パソコンをこれから買うなら、Windows 11に対応しているかは必ず確認したいポイントです。

見落とすと、あとからアップグレードできないケースがあります。


Intelは第8世代以降が基本ライン

Microsoftが公表している公式要件では、Intel製CPUは第8世代以降が対応ラインとされています。

型番の見方を思い出してください。

  • Core i5-8250U → 第8世代(対応)
  • Core i5-7200U → 第7世代(原則非対応)

数字の最初の部分を見るだけで判断できます。


AMDはRyzen 2000シリーズ以降

AMDの場合は、Ryzen 2000シリーズ以降が基本ラインです。

  • Ryzen 5 2500U → 対応
  • Ryzen 7 1700 → 非対応(原則)

一部例外はありますが、基本はこの基準で考えれば問題ありません。


なぜ世代制限があるの?

Windows 11では、

  • TPM 2.0
  • セキュアブート
  • 仮想化ベースのセキュリティ

といったセキュリティ機能が標準化されています。

古いCPUでは、これらの機能に十分対応できないため、世代制限が設けられています。


安全性の観点も世代は重要

CPUは性能だけでなく、セキュリティ面でも世代差があります。

過去には特定世代で脆弱性問題が話題になったこともあります。

詳しくはこちらの記事も参考になります。

これから購入する場合は、最低でも公式対応世代以上を選ぶこと。

できれば最新世代に近いモデルを選んでおくと、数年単位で安心して使えます。




ノートPC・デスクトップ購入前のチェックリスト

CPUの見方が分かっても、実際の購入画面では迷いやすいものです。

ここでは「ノート」と「デスクトップ」を分けて、確認すべきポイントを整理します。


① 世代は最優先で確認する(共通)

まず見るのはグレードではなく世代です。

  • Core i5-1340P → 第13世代
  • Core i5-10210U → 第10世代

同じi5でも世代が違えば性能は大きく変わります。

中古・型落ちモデルほど、世代チェックは必須です。


② ノートPCで確認するポイント

■ UとHの違いを見る

表記特徴
U省電力・軽量向け(持ち運び重視)
H高性能・発熱多め(据え置き寄り)

外出先で使うならUシリーズ、動画編集やゲームも視野に入れるならHシリーズが向いています。

■ 冷却性能を意識する

薄型モデルほど冷却能力は制限されます。

高性能CPU搭載モデルはファン音が出るのが正常です。

■ メモリが増設可能か

最近はメモリが基板直付けのモデルも増えています。

8GB固定より、16GBモデルの方が長く使えます。


③ デスクトップで確認するポイント

デスクトップはノートより自由度が高い分、確認項目も少し変わります。

■ TDPと冷却方式

高TDPのCPU(例:65W以上)は、しっかりした冷却が必要です。

  • 付属クーラーのみか?
  • 大型空冷か?
  • 水冷か?

冷却が弱いと、サーマルスロットリングで性能が落ちることがあります。

■ 電源容量

GPUを増設する予定があるなら、電源容量に余裕があるか確認しましょう。

将来的なアップグレードを考えるなら重要です。

■ 拡張性(メモリ・ストレージ)

  • メモリスロット数
  • M.2スロットの有無
  • SATAポート数

デスクトップは後から増設できるのが強みです。


④ メモリとSSDは共通の重要項目

ノートでもデスクトップでも、ここは共通です。

  • メモリ8GBは最低ライン
  • できれば16GB
  • SSDは必須(HDDのみは避ける)

CPUが高性能でも、ストレージがHDDだと体感速度は大きく落ちます。

現在のパソコンのスペック確認方法はこちら。


⑤ 将来の余裕を考える

パソコンは3〜5年使うことが多いです。

今ギリギリの性能を選ぶと、OS更新やアプリの進化で重く感じる可能性があります。

少しだけ余裕を持たせることで、買い替え時期を延ばせます。


最終チェックまとめ

✔ 世代を確認する(最重要)
✔ ノートはUかHかを見る
✔ デスクトップは冷却と電源を見る
✔ メモリ8GB以上・SSD必須
✔ 将来の拡張性を考える

このチェックリストを見ながら選べば、「思っていたより遅い」という後悔はかなり防げます。




よくある誤解・注意点

CPU選びでつまずきやすいポイントを、ここで整理しておきます。

なんとなくの思い込みが、一番失敗につながりやすい部分です。


i7なら何でも速い?

これは半分正解、半分間違いです。

同じ世代内ならi7はi5より高性能です。

しかし、世代をまたぐと話は変わります。

  • 第8世代i7
  • 第13世代i5

この場合、第13世代i5の方が総合的に速い可能性があります。

関連概念:世代・IPC(1クロックあたりの処理能力)


コア数が多ければ万能?

コア数が多いほどマルチタスクに強いのは事実です。

ただし、すべての作業がコア数を活かせるわけではありません。

  • ゲームはシングル性能が重要な場面も多い
  • 軽作業では差が出にくい

関連概念:シングルコア性能・マルチスレッド性能


GHzが高い=速い?

クロック周波数は確かに重要です。

でも、世代が違えば1GHzあたりの処理能力が異なります。

第13世代3.5GHzと第7世代3.5GHzは同じではありません。

関連概念:アーキテクチャ・IPC


CPUだけ良ければ快適?

これも誤解が多い部分です。

快適さは、

  • CPU
  • メモリ容量
  • ストレージ速度(SSDかHDDか)
  • 冷却性能

これらのバランスで決まります。

CPUだけ高性能で他が弱いと、体感は伸びません。


ノートとデスクトップは同じ性能?

型番が似ていても、ノート向けCPUは電力制限があります。

同じi7でも、デスクトップ版の方が高性能な場合がほとんどです。

関連概念:TDP・電力制限・サーマルスロットリング


誤解を整理すると、

  • グレード名だけで判断しない
  • 世代を必ず見る
  • 用途に合わせる
  • バランスを考える

この考え方が身につけば、スペック表はもう怖くありません。




まとめ

CPU選びで最も重要なのは、

  • 世代を見ること
  • 用途に合わせること
  • ノートとデスクトップを区別すること

グレード名に惑わされず、「いつの世代か」「何に使うのか」を軸に考える。

迷ったときは、最新世代のミドルクラス(i5 / Ryzen 5)を基準にすると失敗しにくいです。

ハイスペックが正解ではありません。

自分の使い方に合っているかどうかが、本当の正解です。


よくある質問(FAQ)

Q
Core i5でゲームはできますか?
A

軽めのゲームや設定を下げたプレイなら可能です。
最新3Dゲームを高画質で遊ぶなら、CPUだけでなくGPUも重要になります。

Q
中古PCのi7は買っても大丈夫?
A

世代を確認することが最重要です。
第8世代未満の場合、Windows 11非対応の可能性があります。

Q
RyzenとIntelはどちらが長持ちしますか?
A

耐久性に大きな差はありません。
重要なのは世代・用途・冷却環境です。

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