TRONって知ってる?
こんにちは!突然ですが、「TRON(トロン)」って聞いたことありますか?
実はこれ、映画のタイトルじゃなくて(もちろん映画もあるけど)、**日本人が作ったすごいコンピューターの頭脳(OS)**のことなんです!
しかもこのTRON、なんと世界で一番使われているOSって言われてるんですよ。
「え?Windowsじゃないの?」って思いましたよね?私も最初そう思いました。
でも、TRONはみんなが使っているパソコンやスマホの中じゃなくて、エアコンのリモコン、洗濯機、冷蔵庫、車、カメラ、宇宙探査機など、いわゆる「組み込み機器」と呼ばれるものに使われているんです。
つまり、「目立たないけど、あなたの生活のあちこちにこっそり入り込んで支えてくれている」そんな存在。それがTRONなんですね。
さらに驚きなのが、このTRONを作ったのは日本人ということ。
1983年に坂村健(さかむら けん)先生という方が考え出したんですが、当時から未来を見すえていた、まさに“先見の明”を持った天才!
このあと、TRONのすごさや、なぜ世界中で使われているのかを、わかりやすくお話ししていきますね!
1.TRON OSってどんなもの?
さて、さっそく本題に入りましょう。
TRON(トロン)OSは、一言でいうと「機械の中に入ってる小さな頭脳」のようなもの。
私たちがよく知ってる「Windows」や「macOS(マックオーエス)」とはちょっと使われ方が違うんです。
◆ TRONは「組み込みOS」
パソコンやスマホのような「人が操作する機械」じゃなくて、洗濯機、冷蔵庫、自動車、テレビ、エアコンのリモコンなどの「中身」に使われているのがTRON。
このような機械の中に組み込まれているソフトのことを、「組み込みシステム」といいます。
そして、そのシステムを動かすためのOS(基本ソフト)が「TRON OS」なんです。
例えば、冷蔵庫が「今日はちょっと冷やしすぎかな」と判断して冷却をゆるめたり、エアコンが「部屋が暑い!」と判断して風を強くしたりするのも、全部このOSのおかげ。
◆ どうしてTRONが選ばれてるの?
理由はいろいろありますが、特に大きいのがこの2つ。
- めちゃくちゃ軽くて速い!
組み込み機器って、スマホほど高性能じゃないので、軽くて速いOSじゃないとダメ。TRONはそこに特化してるんです。 - 小さな機械でも動く!
TRONはとても小さなプログラムでもしっかり動くから、電池式のリモコンとか、車の中の部品にも入れられるんです。

実は、私たちが毎日使ってる家電や車の「中の中」で、TRONはせっせと働いてくれてるんですよ。
2.TRONの生みの親・坂村健ってどんな人?
TRON(トロン)という世界的なOSを作ったのは、日本人の坂村 健(さかむら けん)さんです。
この人、ただのプログラマーじゃありません。**未来を見通す力を持った“本物の天才”**なんです。
◆ TRONのはじまりは1983年
今から40年以上も前の1983年、坂村さんは「これからは家電もコンピューターになる」と予測していました。
つまり、今でいう“IoT”の時代が来ると、当時からわかっていたんです!
当時のパソコンはまだ「でっかくて高価なおもちゃ」みたいな時代です。
そんな時代に、「家電や車の中にコンピューターを入れて、頭良く動かそう!」って考えたんだから、もうビックリですよね。
坂村さんは、「OSも人間の操作に頼るんじゃなくて、機械が勝手に判断して動けるようにしよう」という考えで、TRONを作りました。
◆ 国家プロジェクト級の注目を集めた
坂村さんの構想は、当時の日本政府や企業にも注目されました。
特に1980年代の日本は、「アメリカに追いつけ追い越せ!」の時代。
日本独自のコンピューター技術を作ろうとしていた流れの中で、TRONは“国産OS”の希望の星とされていたんです。
そのため、TRONは単なる1人の研究者の夢ではなく、国を巻き込んだ大きなプロジェクトへと成長していきました。
3.なぜTRONはこんなに広まった?
TRON(トロン)がここまで多くの機械に使われるようになったのには、ちゃんと理由があります。
ただ「日本製だから」とか「坂村先生がすごいから」だけじゃないんです。
では、いったい何がTRONを世界No.1のOSにしたのでしょう?
◆ 理由1:ライセンスフリー=無料で誰でも使える!
TRONの最大の特徴は、なんといっても**“オープン”な思想**。
TRONはライセンスフリーで、誰でも自由に使っていいよ!というスタイルなんです。
つまり、
- 改造してもOK
- 商用に使ってもOK
- 自社製品に組み込んでも、ライセンス料なし!
こんな太っ腹なOS、なかなかありません。
これが開発者や企業に大ウケ!「コストかからないなら使おうぜ!」ってなったんですね。
◆ 理由2:とにかく軽い!速い!省エネ!
組み込み機器って、スマホやPCみたいに性能が高いわけじゃないので、軽くて速く動くOSじゃないとダメなんです。
TRONはその点でめちゃくちゃ優秀。
- 小さいチップでも動く
- 電力消費が少ない
- 安定して落ちにくい
まさに「組み込み機器のための理想的なOS」だったわけです。
◆ 理由3:日本企業がどんどん使った
最初は「そんなにうまくいくかな…?」と疑われていたTRON。
でも、日本企業が「これ、いいじゃん!」と次々に採用したことで、ぐんぐん広まっていきました。
特に**電機メーカー(Panasonic、東芝、シャープなど)や自動車メーカー(トヨタ、ホンダ)**が導入したのは大きな転機でした。
気づけば、**あなたの家の冷蔵庫やエアコン、車の中にもTRONが入ってる!**という状態に。
4.PC版「B-TRON」はなぜ失敗したの?
ここまでの話で、「TRONってすごいOSなんだなぁ」と思っていただけたかと思います。
じゃあ、「パソコンにもTRONを使えば、Windowsに勝てたんじゃない?」って思いますよね?
実は…それ、本当にやろうとしてたんです!
そして実際に、**B-TRON(ビートロン)**という名前でPC版のTRONも開発されていました。
でも…残念ながら、このB-TRONは表舞台に出ることなく、ひっそりと消されてしまったんです。
いったい、何があったのでしょう?
◆ B-TRONのすごさ
B-TRONは、普通のWindowsよりも先を行っている機能がたくさんありました。
たとえば…
- 一つの画面で複数の情報を直感的に扱える「超柔軟なインターフェース」
- 文書の管理がとても簡単な「ハイパーテキスト型のファイル構造」
- 障がいを持った人でも使いやすいように配慮されたデザイン
今でこそ当たり前になっている機能を、1990年代前半にはすでに実現していたというから驚きです。
◆ 米国の“圧力”で頓挫
B-TRONは、日本政府も導入を推し進めていて、**学校のパソコン教育に使おう!**という動きまでありました。
このまま行けば、Windowsの代わりに日本発のOSが広がっていたかもしれません。
しかし、これに待ったをかけたのがアメリカ。
当時のアメリカ政府は「B-TRONは**非関税障壁(=外国製ソフトを締め出す不公平な仕組み)**にあたる」として、強く反対。
その結果、日本政府はプレッシャーに屈して、B-TRONの導入を中止してしまいました…。
つまり、技術的には勝っていたのに、政治的な圧力で潰されてしまったんです。
◆ 幻となった“日本製PC OS”
B-TRONがもし今でも生きていたら、もしかすると世界中で「日本製OS」が使われていた未来もあったかもしれません。
それだけに、この出来事は**「幻の国産OS計画」**とも呼ばれています。

でも、ここで物語は終わりじゃありません。
TRONはPCの世界では敗れたけれど、その後、組み込み機器の世界で世界No.1に!
5.TRONのすごい実績あれこれ
パソコンの世界ではアメリカに押されて悔しい思いをしたTRON(トロン)ですが…
実はその後、とんでもないレベルで大活躍することになります!
「え?どこで?」って思いますよね?
実は、あなたの身のまわりのいろんな機械の中にTRONが入っているんです!
ここでは、TRONが使われている意外な例を紹介します。
◆ 家電製品の中にTRON!
- エアコンのリモコン
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 炊飯器
これ全部、TRONが頭脳になって動いていることが多いんです。
例えば、冷蔵庫が「もうちょっと冷やした方がいいな」と判断するのも、リモコンが「今は風を弱めよう」と考えるのも、TRONが裏でお仕事しているからなんですね。
◆ 車の中でも大活躍!
- トヨタのエンジン制御システム
- 自動運転のセンサー管理
- カーナビやメーター表示
車の中は今やコンピューターの塊。その多くをTRONが支えています。
特に日本車では、TRONベースの制御システムがかなり普及していて、安全でスムーズな運転を支えている縁の下の力持ちなんです。
◆ カメラやGoProにも!
- アクションカメラ「GoPro」
- 高機能デジタルカメラ
撮影中にリアルタイムで画像処理をしたり、急に電源が落ちてもファイルを保護したり。
こういった高い信頼性が求められる機器にも、TRONがピッタリ!
◆ 宇宙にも飛び出したTRON!
なんとTRONは、宇宙探査機「はやぶさ」やロケットの中でも使われているんです!
- 「はやぶさ」→ 小惑星からサンプルを持ち帰った日本の誇り
- ロケット制御システム → 小さくても高精度な制御が必要
こうした超重要な場面でも、TRONは信頼できるOSとして選ばれています。
◆ TRONは世界No.1シェアのOS!
これらすべてを合わせると、TRONが搭載されている機器の数は、Windowsを超えるとも言われています。

「目立たないけど、どこにでもいる」
TRONは、まさに現代社会の“縁の下の力持ち”なんですね!
6.TRONは今後どうなる?
ここまで読んでいただいたあなたなら、もうTRON(トロン)のすごさはよ~くわかっていただけたと思います。
でも、こんな疑問が浮かぶかもしれません。
「TRONって昔の技術なんじゃないの?」
「これからも使われ続けるの?」
答えはズバリ、**「これからが本番!」**です!
◆ これからの時代は「IoT」と「AI」
最近よく聞く「IoT(アイオーティー)」という言葉。
これは「モノのインターネット」といって、家電や車、工場の機械まで、あらゆるモノがネットにつながる仕組みのことです。
そしてIoT機器には必ず組み込みOSが必要になります。
つまり、**TRONの出番がもっともっと増えていく!**ということ。
さらに、AI(人工知能)がどんどん普及していく中で、
- センサーからのデータをすばやく処理
- 小型機器でもAIを動かすための軽いOSが必要
というニーズに、TRONはピッタリなんです。
◆ 日本発の技術が“世界標準”に
TRONは日本で生まれ、日本の企業が支えてきた技術です。
それが今、国際機関(IEEEやITU)からも正式に認められ、世界で使われるようになってきています。
2021年には、**「IEEEマイルストーン賞」**という、技術的にとても名誉ある賞も受賞しました。
これは「TRONは人類の発展に貢献した技術だよ」と認められた証!
◆ 「日本の技術はすごい」をもう一度世界に!
スマホやSNSの世界ではアメリカや中国の技術が目立ちますが、
TRONのように世界に通用する日本発の技術もちゃんとある!

この記事を読んだあなたが、「日本の技術ってカッコいいな」「TRONってすごい!」と思ってくれたら、
それがいちばんうれしいです😊
🔚 まとめ
いかがでしたか?
日本人・坂村健さんが生んだTRON OSは、パソコンの世界では目立たなかったかもしれませんが、
冷蔵庫・車・カメラ・宇宙探査機まで支えている、まさに“縁の下のスーパーヒーロー”なんです!
「日本の技術が、こんな形で世界一になってるなんて知らなかった!」という人も多いはず。
これからも、IoTやAIの時代を支える大事な存在として、TRONの活躍に注目です!
よくある質問(FAQ)
- QTRONってどう発音するの?映画の「トロン」と同じ?
- A
はい、発音は同じ「トロン」です。でも内容はまったく別!こちらは日本のOS(基本ソフト)の名前です。
- QTRONってどこで使われてるの?
- A
エアコンのリモコン、冷蔵庫、洗濯機、自動車、カメラ、ロケットなど、組み込み型の機械にたくさん使われています!
- QTRONのパソコン版はもう使えないの?
- A
B-TRONというPC向けOSは過去に開発されましたが、現在は使われていません。ただし、TRONベースの技術は今も生き続けています。







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