1. はじめに|エクセル関数、なぜ覚えるべき?
「エクセルって難しそう…」「とりあえず数字を入力して終わり」そんなふうに感じていませんか?
でも、ちょっと待ってください。
エクセルの“関数”を少し使えるようになるだけで、作業がグンと楽になるんです!
たとえば──
✔ 家計簿で今月の支出を一瞬で合計できる
✔ 売上データから「売れ筋商品だけ」を抽出できる
✔ テストの点数から「合格者だけ」をパッと見つけられる
こんなことが、関数を使えば数秒で終わるようになります。
◆ 関数ってそもそも何?
関数とは、エクセルに「こうして!」と命令するための“言葉”のようなものです。
英語の文章みたいに「=SUM(A1:A5)」と入力すると、「A1からA5までの合計を出してね」とエクセルが理解して、パッと結果を返してくれるんですね。
最初はちょっととっつきにくく感じるかもしれませんが、実は使い方のパターンは決まっているので、慣れてしまえばとてもカンタンです。
◆ 本記事ではこんな方におすすめ!
- エクセルは使ってるけど、関数はあまり触ってない
- 表計算をもっとスピーディーに処理したい
- 仕事や家計簿でエクセルを活用したい
- 「よく見るあの関数ってどう使うの?」と気になっていた

この先では、エクセル初心者がまず覚えておくべき基本的な関数10個を、使い方や便利な小技と一緒にわかりやすく解説していきます。
一緒にマスターして、エクセル作業の効率を一気にアップさせましょう!
2. まず覚えるべき!基本の集計関数4選
「エクセルってやっぱり数字を扱うソフトでしょ?」
そうなんです。だからこそ、まず最初に覚えておきたいのが“集計系の関数”です。
ここでは、日々の作業で最も出番が多い4つの関数を紹介します!
● SUM関数|合計を出す王道関数
最初に覚えるなら、やっぱりこれ!
=SUM(範囲) と入力するだけで、指定したセルの合計をパッと計算してくれます。
たとえば、=SUM(B2:B6) とすれば、B列の2行目から6行目までを一気に合計!
▼使い方手順:
- 計算結果を表示させたいセルをクリック
=SUM(と入力 → Tabキーを押すと関数が補完されます- 合計したいセル範囲(例:B2:B6)をドラッグ
)を入力してEnterキー!
📝 ワンポイント!
ショートカットキー Alt + Shift + = を押すと、自動で合計式を入れてくれます。選択してる列や行に応じて、うまく範囲を推測してくれる便利機能です。
● COUNT関数|数値が何個あるかをカウント
=COUNT(範囲) を使えば、指定した範囲内の「数値だけ」を数えてくれます。
たとえば、点数一覧の中で実際に入力されている人数を知りたいときに便利!
✅ 例:=COUNT(C2:C10) → C列の中で数値が入力されているセルの数を返します。
📌 注意点:文字列(例:「合格」や「未入力」など)はカウントされません。
● COUNTA関数|空白でないセルをすべて数える
COUNT関数では数えられない文字列も含めてカウントしたいときに使うのが COUNTA 関数です。
✅ 例:=COUNTA(A2:A10) → 名前・点数・備考など、空白でなければ何でも数える!
- 「記入済みかどうか」の確認に最適
- メールアドレスが全部入力されているか、などもチェックできます
● SUMIF関数|条件に合うものだけ合計したい!
「売上データの中から“商品A”だけの合計が欲しい」
そんなときに大活躍なのが SUMIF 関数です。
✅ 例:=SUMIF(A2:A10,"商品A",B2:B10)
→ A列に「商品名」、B列に「金額」が入っているとすると、「商品Aの合計金額」を出せます。
🛠 オートフィルでコピーする時の注意点!
範囲を固定するには F4キー を押して $マーク を付けるとずれません。
=SUMIF($A$2:$A$10,"商品A",$B$2:$B$10)

これらの関数は、エクセルの基本中の基本。
この4つが使いこなせるようになると、日常の作業スピードが驚くほどアップしますよ!
3. 条件に応じた処理ができる関数2選
「点数が80点以上なら“合格”って表示したい」
「エラーが出たときは空白でいいから目立たせたくない」
そんなときに活躍するのが、「条件付きの関数」です。
エクセルを“ちょっと頭のいいツール”に変えてくれる便利な関数たちをご紹介!
● IF関数|「もし○○なら△△」を実現できる
IF関数は、「条件に応じて表示内容を変える」ための代表的な関数です。
✅ 例:=IF(B2>=80,"合格","不合格")
→ B2の点数が80以上なら「合格」、そうでなければ「不合格」と表示されます。
▼使い方の流れ:
=IF(と入力- 最初の部分に【条件】(例:B2>=80)
- カンマ(,)で区切って【条件が真のときの表示】(例:”合格”)
- さらにカンマで【条件が偽のときの表示】(例:”不合格”)
)を閉じてEnter!
🔍 よくある用途例:
- 点数に応じて合否を自動で表示
- 在庫が「0」なら「売り切れ」と表示
- 売上が目標以上かどうかを色分けチェックに活用
● IFERROR関数|エラー時に別の表示を出す
関数を使っていて、#N/A や #DIV/0! のようなエラーが出た経験、ありませんか?
それを見た瞬間、ちょっと気が滅入りますよね…。
そんなときに便利なのが IFERROR関数。
エラーが出た場合に空白や任意の文字列に置き換えることができます。
✅ 例:=IFERROR(VLOOKUP(A2,D2:F10,2,0),"該当なし")
→ VLOOKUPで検索に失敗したとき、「該当なし」と表示されるようになります。
📝 応用テクニック!
「何も表示しない(空白)」にしたいときは " " を使ってこう書きます:
=IFERROR(関数, " ")

IFとIFERRORを組み合わせることで、条件に応じた柔軟な表示ができるようになります。
エクセルの見た目もスマートに、使いやすくなりますよ!
4. データを検索・抽出する関数3選
大量のデータの中から「特定の情報だけを取り出したい」とき、いちいち手作業で探していませんか?
そんなときは検索系の関数を使えば、あっという間に自動抽出できます!
ここでは、エクセルで定番の「検索&抽出」に使える関数3つをご紹介します。
● VLOOKUP関数|指定の値をもとに“縦に探す”関数
VLOOKUPは、指定した値をもとに表の中から対応する情報を取り出す関数です。
「社員番号から名前を表示したい」「商品コードから価格を引き出したい」といった場面で活躍!
✅ 例:=VLOOKUP(A2,C2:E10,2,0)
→ A2の値を、C2〜E10の範囲で探し、見つかった行の左から2列目の値を表示します。
📌 最後の「0」は完全一致で探す指定です。ここは必ず「0」にしておきましょう!
🛠 注意点:
- 検索する値(A2など)は検索範囲の一番左の列にある必要があります。
- 表の構造を変えると正しく動かなくなることも。
● XLOOKUP関数|VLOOKUPの進化版
VLOOKUPの「左側しか探せない」「列番号がずれるとエラーになる」といった弱点を解消してくれるのが XLOOKUP。
エクセルの新しいバージョンで使える関数です。
✅ 例:=XLOOKUP(A2,C2:C10,D2:D10,"該当なし",0,1)
→ A2の値をC列で探し、対応するD列の値を返します。見つからないときは「該当なし」と表示。
🔍 便利なポイント:
- 左でも右でも探せる(VLOOKUPは右だけ)
- 列番号指定が不要(参照先の列をそのまま指定)
- 下から検索などの細かい指定も可能!
⚠ 利用できないExcelのバージョンもあるため、社内PCなどではVLOOKUPとの使い分けが必要です。
● COUNTIF / COUNTIFS関数|条件に合うデータ数をカウント
「“合格”と表示された人が何人いる?」
「“男性”で“80点以上”の人だけ数えたい!」
そんな条件付きの集計にぴったりなのが COUNTIF(1条件)と COUNTIFS(複数条件)です。
▶ COUNTIF の例(1条件):
=COUNTIF(D2:D10,"合格")
→ D列の中で「合格」と書かれたセルの数をカウントします。
▶ COUNTIFS の例(複数条件):
=COUNTIFS(B2:B10,"男",C2:C10,">=80")
→ B列が「男」で、かつC列が80点以上のセルをカウント!
✨ 複雑なフィルター操作をせずに、関数だけで必要な件数をすぐに出せるのが魅力です。

この3つの関数を使いこなせれば、「見る・探す・数える」作業がすべて自動化できます。
表作成の作業時間が劇的に短縮されて、ミスもグッと減りますよ!
5. 関数の便利技・テクニック集
関数の基本が使えるようになってきたら、次に覚えておきたいのが“便利なちょい技”です。
ほんのひと手間を加えるだけで、作業がさらにスムーズに、そして正確になります。
● 絶対参照を使って「セルがずれない」ようにしよう
関数をコピーして別のセルにも使いたいとき、「あれ?計算範囲がずれてる…」って経験ありませんか?
そんなときに使うのが **絶対参照($マーク)**です。
▼ 例:
=SUM($B$2:$B$10)
このように $ を付けることで、オートフィルしても範囲が固定されます。
✅ F4キーで簡単に切り替え!
セルや範囲を選んだあと、F4キーを押すだけで $ が付いた「絶対参照」に早変わり!
さらに押すと「列だけ固定」「行だけ固定」など順に切り替えられます。
● 関数入力のショートカットで時短!
関数の入力には、覚えておくと便利なショートカットがあります。
- 合計(SUM)をすばやく入れる:
Alt + Shift + =
→ データの下に合計を出したいときなど、これ一発で入力されます。
- 最近使った関数をすぐ呼び出す:
セルで=を入力して数文字打つと、関数候補が出てくる
→ Tabキーで確定! これでスムーズに続けて書けます。
● オートフィルで一気に関数を展開!
数式を1つのセルに入力したあと、右下の■(フィルハンドル)をドラッグすると、
関数が自動でコピーされて、隣のセルにも反映されます。
📝 注意点:
オートフィルを使うと参照するセルも一緒に動いてしまうので、必要に応じて絶対参照($)を活用しましょう!
● 文字列を結合する「&」の使い方(おまけ)
実は、文字列やセルの内容をつなげるときには & を使えます!
✅ 例:=A2 & "さんの点数は" & B2 & "点です"
→ A2に「田中」、B2に「85」が入っていれば
「田中さんの点数は85点です」 と表示されます。
これは、あいさつ文やラベル付きの表示などにも便利ですよ。

ちょっとしたテクニックを覚えるだけで、関数がますますパワフルな武器になります。
面倒な作業を楽にして、仕事も家計管理もサクサクこなせるようにしましょう!
よくある質問(FAQ)
- QVLOOKUPとXLOOKUPの違いって何?どっちを使えばいいの?
- A
VLOOKUPは「左端から右方向」にしか検索できず、列番号も指定が必要。
一方、XLOOKUPは右から左もOK&範囲を直接指定できるので柔軟性が高いです。
✅ 使える環境ならXLOOKUPの方が断然おすすめ!
ただし、古いExcel(2019以前)ではXLOOKUPは使えないので注意です。
- QIF関数で複数の条件を使いたいときはどうする?
- A
複数の条件を使いたいときは、
ANDやORを組み合わせて使います。例:80点以上かつ出席率が90%以上なら合格
=IF(AND(B2>=80,C2>=90),"合格","不合格")さらに複雑な条件分岐をしたいときは
IFS関数を使うとスッキリ書けます。
- Q関数を入れたら“#N/A”や“#DIV/0!”のエラーが出た!どうすればいい?
- A
それは関数が期待通りのデータを見つけられなかったときなどに出るエラー表示です。
見た目が気になるときはIFERROR関数を使って「空白」や「該当なし」に置き換えましょう。例:
=IFERROR(VLOOKUP(A2,D2:F10,2,0),"該当なし")







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