1. はじめに|VLOOKUPとXLOOKUPってなにが違うの?
Excelで表を作るとき、「この番号に対応する商品名を自動で表示したい!」って思ったことありませんか?
そんなときに大活躍するのが、VLOOKUP関数とXLOOKUP関数です。
どちらも「特定の値をもとに、別の表から関連する情報を引っ張ってくる」ための関数なんですが、実はこの2つには大きな違いがあります。
🔍 そもそも「LOOKUP(ルックアップ)」ってなに?
英語の“look up”は「調べる・探す」って意味。
Excelの関数名もまさにこの通りで、何かの値を“見て探して”、それに関連する情報を“取り出す”という動きをしてくれます。
📘 VLOOKUPは「縦に探す」関数
VLOOKUPの「V」は**Vertical(垂直・縦方向)**の略。
つまり、縦に並んだ表の中から値を検索してくれる関数なんです。
たとえば…
| 商品番号 | 商品名 | 単価 |
|---|---|---|
| 101 | りんご | 120円 |
| 102 | バナナ | 80円 |
| 103 | オレンジ | 150円 |
こういう表から「102って何の商品?」と調べて「バナナ!」と返してくれるのがVLOOKUPです。
🆕 XLOOKUPは「柔軟な検索」ができる進化版
一方の**XLOOKUP(エックスルックアップ)**は、Excel 2019以降で使える新しい関数。
VLOOKUPと比べて、できることがぐんと広がっています!
たとえば…
- 左にある列の値も取得できる
- エラーのときの表示も一発で設定できる
- 上から順・下から順の検索順も選べる
といった感じで、使い勝手がよくて初心者にもやさしい設計なんです。
💡 どっちを使えばいいの?
Excelのバージョンや、職場で使っているルールによって変わるけれど、基本的には以下の考え方でOK!
| 目的・状況 | おすすめ関数 |
|---|---|
| Excel 2016以前を使っている | VLOOKUP |
| 柔軟な検索・新しい環境で使う | XLOOKUP |
| 他の人との共有が多い | VLOOKUP(互換性重視) |

このあと、両方の関数の使い方や違いをわかりやすく解説していきますね!
2. VLOOKUP関数とは?基本の使い方とポイント
Excelで昔から使われている定番の検索関数が**VLOOKUP(ブイルックアップ)**です。
「この番号の商品名は?」「この社員IDの部署は?」など、特定の値に対応するデータを表の中から探すときに大活躍します。
🔰 VLOOKUPの基本構文
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
意味をかんたんに説明すると…
| 引数 | 内容 |
|---|---|
| 検索値 | 探したい値(例:社員番号) |
| 範囲 | 表全体の範囲(左端の列が検索対象) |
| 列番号 | 取り出したい情報が入っている列番号(左から数えて) |
| 検索方法 | 完全一致なら「FALSE」または「0」がおすすめ |
✅ 実際の使い方をステップ解説!
例えば、次のような商品一覧があるとします。
| A列:商品ID | B列:商品名 | C列:単価 |
|---|---|---|
| 1001 | りんご | 120 |
| 1002 | バナナ | 80 |
| 1003 | メロン | 250 |
この中から「1002」に対応する商品名を出したいときは以下のように入力します。
=VLOOKUP(1002, A2:C4, 2, 0)
🔹この式の意味はこうなります:
- 「1002」という検索値を
- 範囲「A2:C4」の左端(商品ID)で探して
- 左から2列目(商品名)を取り出して
- 完全一致で検索!
結果として「バナナ」が表示されます🍌
🎯 絶対参照を忘れずに!
オートフィルで他の行にも関数をコピーしたいときは、検索範囲に絶対参照(ドルマーク)をつけましょう。
=VLOOKUP(A2, $A$2:$C$4, 2, 0)
$をつけることで、コピーしても検索範囲が固定されるので安心です。
キーボードのF4キーを押せば簡単に設定できますよ。
⚠ よくあるエラーとその回避法
VLOOKUPは便利ですが、見つからない値を検索しようとすると#N/Aエラーが出てしまいます。
そんなときは、IFERROR関数を組み合わせるのがポイント!
=IFERROR(VLOOKUP(A2, $A$2:$C$4, 2, 0), "")

こうすれば、エラーが出た場合は空欄にすることができます。
もちろん、エラー時に「該当なし」などの文字を入れてもOKです。
3. XLOOKUP関数とは?新機能とVLOOKUPとの違い
**XLOOKUP(エックスルックアップ)**は、Excel 2019以降で登場した新しい検索関数です。
これまでのVLOOKUPの「ちょっと不便だな…」という点を、ぜんぶ解決してくれる便利な関数なんですよ!
🧠 XLOOKUPの構文はこちら!
=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからなかったときの値], [一致モード], [検索モード])
え?なんだか引数が多い?大丈夫、必要なのは最初の3つだけでも使えます!
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| 検索値 | 探したい値(例:社員IDなど) |
| 検索範囲 | 検索対象の列または行 |
| 戻り範囲 | 取り出したいデータのある列または行 |
✅ 実際に使ってみよう!
さっきと同じ表で、「1003」に対応する商品名を取り出したいときはこう書きます。
=XLOOKUP(1003, A2:A4, B2:B4)
🔹この式の意味はこうです:
- A2:A4から「1003」を探して
- 見つかったら、同じ行のB列(商品名)を表示!
結果は「メロン」になります🍈
🎉 VLOOKUPとの大きな違い&メリット
① 左方向にも戻れる!
VLOOKUPでは検索列の「右側のデータ」しか取れなかったのが、XLOOKUPなら左も右も自由!
② エラー表示を直接指定できる!
見つからなかったときの表示を、IFERRORなしで指定可能✨
=XLOOKUP(9999, A2:A4, B2:B4, "該当なし")
これで、存在しない番号を探しても「該当なし」と表示されます。
③ 検索モードで上下の順を変えられる!
データが重複してる場合、検索の方向まで選べるんです!
| 検索モード | 内容 |
|---|---|
| 1(デフォルト) | 上から順に検索 |
| -1 | 下から順に検索 |
📌 絶対参照も使えるけど、柔軟!
もちろんXLOOKUPでも絶対参照($付き)にしておくと、コピペ時に範囲がズレません。F4キーで簡単に固定できますよ。

XLOOKUPは最初は少し長く感じますが、覚えておくとVLOOKUPよりもずっと便利で柔軟。
今後のExcelでは主役になっていく関数なので、ぜひ使い慣れておきましょう!
4. VLOOKUPとXLOOKUPの違いを比較表で確認!
「結局どっちが便利なの?」「何がそんなに違うの?」と思った方のために、VLOOKUPとXLOOKUPの主な違いを表にまとめました。
一目でわかるので、自分の作業に合う関数を選びやすくなりますよ!
🔍 機能比較表
| 比較ポイント | VLOOKUP | XLOOKUP |
|---|---|---|
| 対応Excelバージョン | Excel 2007~ | Excel 2019 / Office 365以降 |
| 検索できる方向 | 右方向のみ | 左右どちらもOK |
| 戻り範囲の指定方法 | 列番号で指定(例:3列目) | セル範囲で直接指定 |
| 見つからなかったときの対処 | IFERROR関数が必要 | 関数内で直接指定可能 |
| 検索順序の指定 | ×(固定:上から) | 上から / 下から 選べる |
| 配列データへの対応 | 要工夫 | 縦横どちらにも対応 |
| 可読性・メンテ性 | 列番号がずれるとエラーになりやすい | 戻り範囲を選べるのでズレにくい |
| 絶対参照の設定 | 必須(特に範囲) | 同様に必要(柔軟に使える) |
💡 まとめ:どっちを使うべき?
| あなたの状況は? | おすすめの関数 |
|---|---|
| 会社のPCが古いバージョンのExcel | VLOOKUP |
| データ構造が複雑で柔軟に検索したい | XLOOKUP |
| 誤操作やエラーに強い関数を使いたい | XLOOKUP |
| 職場でVLOOKUPが慣習になっている | VLOOKUP |

どちらも一長一短があるので、バージョンや環境に合わせて使い分けるのが大切です。
慣れてきたらXLOOKUPの方が快適に感じるかもしれませんよ!
5. どっちを使えばいい?場面別おすすめ
「VLOOKUPとXLOOKUP、なんとなく違いはわかったけど…結局どっちを使えばいいの?」
そんな疑問をもつ方に向けて、使い分けの目安をいくつかのシチュエーション別にまとめてみました!
🏢 シーン①:職場で古いExcelを使っている場合
おすすめ:VLOOKUP
会社のPCが古かったり、共有ファイルがExcel 2016以前で作られている場合は、XLOOKUPが使えないことも。
この場合は、VLOOKUPを選んだ方が安心です。
※ファイルを他の人に渡すときもバージョンを要チェック!
🔄 シーン②:左右どちらにもデータがある場合
おすすめ:XLOOKUP
「検索したい値が右じゃなくて左にある…」そんなとき、VLOOKUPでは対応できません。
XLOOKUPなら左右どちらにも対応しているので、データ構造を気にせずに使えます◎
❌ シーン③:エラーが出たときに、見た目をキレイにしたい
おすすめ:XLOOKUP
VLOOKUPだと#N/Aエラーがよく出るんですが、それを消すにはIFERROR関数を重ねる必要があります。
XLOOKUPなら、関数の中で「見つからなかったときの表示内容」が簡単に指定できます。
=XLOOKUP(A2, D2:D5, E2:E5, "該当なし")
この「該当なし」みたいな設定が一発でできるのが便利!
📉 シーン④:列の順番が変わる可能性がある表を扱う
おすすめ:XLOOKUP
VLOOKUPは「列番号」で戻り値を指定するので、列の追加・削除があると結果がズレる可能性があります。
XLOOKUPなら「戻り範囲」そのものを指定できるので、表が変化しても壊れにくい!
🎓 まとめ:場面に応じて“賢く使い分け”しよう!
| シチュエーション | 選ぶべき関数 |
|---|---|
| 古いExcelを使っている | VLOOKUP |
| データの並びが左右にある | XLOOKUP |
| エラー処理を簡単にしたい | XLOOKUP |
| 関数を見直したりメンテしやすくしたい | XLOOKUP |

「どっちが上か?」ではなく、**“どっちが合ってるか?”**が大事です。
環境や目的に合わせて、使いやすい方を選んでくださいね!
6. よくあるエラーとその対処法
ExcelでVLOOKUPやXLOOKUPを使っていると、**突然“エラー表示”が出て焦った!**なんて経験、ありませんか?
でも大丈夫。よくあるエラーには、ちゃんとした原因と対処法があります。
ここでは、代表的なエラー3つとその解決法を紹介します!
❗エラー①:#N/A(該当なし)
🔍 原因
- 検索値が表に存在しない
- 表の検索対象列とデータがずれている
- スペースや全角/半角の違いで一致していない
🛠 対処法
- 検索値が本当にあるか確認する
→ コピー元のデータに余計な空白がないかもチェック。 - IFERROR関数やXLOOKUPのエラー表示引数を使って対処
=IFERROR(VLOOKUP(A2, A2:C10, 2, 0), "該当なし")
または
=XLOOKUP(A2, A2:A10, B2:B10, "該当なし")
❗エラー②:#REF!(参照エラー)
🔍 原因
- VLOOKUPで指定した列番号が範囲外になっている(例:表は2列なのに「列番号3」と指定)
🛠 対処法
- 列番号を確認して、正しく指定しましょう
→ たとえば、=VLOOKUP(A2, A2:B5, 3, 0)は「3列目」が存在しないのでアウト。 - XLOOKUPならそもそも列番号指定がないため、このエラーを回避しやすいです。
❗エラー③:結果がずれる・正しく表示されない
🔍 原因
- オートフィル時に検索範囲がズレてしまった
- 絶対参照を使っていない
🛠 対処法
- 検索範囲には
$マーク(絶対参照)をつけましょう!
=VLOOKUP(A2, $A$2:$C$10, 2, 0)
- F4キーを使えば簡単に
$を付けられますよ!
📌 エラー処理のまとめ表
| エラー | 主な原因 | おすすめ対処法 |
|---|---|---|
| #N/A | 該当データがない | IFERROR関数 / エラー表示指定 |
| #REF! | 範囲外の列番号 | 列番号の見直し or XLOOKUPに変更 |
| 正しく表示されない | 範囲がずれている | 絶対参照(F4)を使う |

エラーが出ても、慌てなくて大丈夫!
原因さえわかれば、必ず直せるのがExcel関数のいいところです✨
7. まとめ|2つの関数を理解して使い分けよう!
VLOOKUPとXLOOKUP、どちらもExcelでの検索作業を助けてくれる超便利な関数です。
この記事では、それぞれの特徴や使い方、違い、そしてエラーへの対処法までしっかりと解説してきました。
🔁 改めておさらい!
- VLOOKUP関数
→ 古くからある定番の関数。Excelの多くのバージョンで使える安心感が魅力。
→ 右方向にしか戻れない、列番号が必要…という弱点も。 - XLOOKUP関数
→ 新しいExcelユーザーの救世主。左右どちらにも検索OK!エラー表示も簡単。
→ でも、古いExcelでは使えないので注意。
💬 結局どっちを使えばいい?
| あなたの環境 | おすすめ |
|---|---|
| 古いPC・職場のExcelが古い | VLOOKUPで互換性重視 |
| 最新のExcel(2019/365以降) | XLOOKUPで効率重視 |
| 表が複雑で左右にデータがある | XLOOKUP一択 |
| 関数初心者でまずは基本を学びたい | VLOOKUPからスタートもあり |
🚀 両方を知っておけば、仕事の幅が広がる!
職場によってはまだVLOOKUP派が多いところもあります。
でもこれからは、XLOOKUPが主流になる時代がすぐそこまで来ています。
両方を使いこなせるようになれば、
「おっ、この人Excel詳しいね!」と一目置かれるかもしれませんよ😄

これで、VLOOKUPとXLOOKUPの基本から応用までバッチリです!
あとは実際にExcelで試しながら、手を動かして慣れていってくださいね。
よくある質問(FAQ)
- QXLOOKUP関数が使えないのはなぜ?
- A
XLOOKUPはExcel 2019以降またはOffice 365でのみ使用できます。Excel 2016以前のバージョンでは使えません。
- QVLOOKUPとXLOOKUP、どちらが処理速度が速いの?
- A
通常の範囲であればどちらも大きな差はありませんが、大規模データや柔軟な検索処理にはXLOOKUPの方が有利です。
- QXLOOKUPは複数条件の検索に対応していますか?
- A
標準では1条件ですが、配列数式と組み合わせることで複数条件にも対応可能です(やや上級向け)。







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