1. セル結合、実はトラブルの元!?
Excelを使っていると、「ここ、見た目を整えたいからセル結合しとこう!」なんて場面、ありますよね。特に見出しやタイトル行などで、複数のセルをひとつにまとめて文字を中央に配置すると、表がスッキリして見やすくなります。
でもちょっと待ってください。その“セル結合”、実は業務では推奨されていないってご存知でしたか?
実際に、総務省が公開している「行政事務における表計算ソフトの利用ガイドライン」でも、セル結合は**「避けるべき操作」**として明記されています。なぜかというと、見た目を整えるために便利に思えるこの機能が、後々とんでもないトラブルの原因になるからなんです。
例えば、表全体を選択しようとしたのに一部しか選択できなかったり、フィルターが正しくかからなかったり、「なんでこの関数、計算間違ってるの!?」と混乱したことがある方もいるかもしれません。それ、もしかしたら“セル結合”が犯人かもしれませんよ。
この記事では、そんなセル結合によるトラブルの具体例と、結合せずに見た目を整える代替テクニックをわかりやすく紹介していきます。Excelをもっと快適に、そしてトラブルのない形で使いたい方は、ぜひ読み進めてくださいね。
2. セル結合が引き起こす3つの重大トラブル
セル結合は一見便利ですが、実際に使ってみると「あれっ?」と困ることがたくさんあります。ここでは、実務でよく起きる3つの代表的なトラブルをご紹介します。
2-1. 範囲選択がやりにくくなる
まず最もよくあるのが、思いどおりにセルを選べなくなる問題です。
たとえば、複数の行や列を一括でコピーしようとしても、途中に結合されたセルがあると、「この操作は実行できません」といったエラーが出たり、意図しない範囲だけが選ばれてしまったりします。
特に、上下左右の列幅や行高をそろえたいとき、セルを均等に選択できないのは大きなストレス。地味だけど確実に作業効率が落ちるポイントなんです。
2-2. フィルターがうまく機能しない
表データにフィルターをかけたいときも要注意。結合されたセルがあると、フィルター自体が機能しなかったり、データが正しく絞り込めなくなったりします。
とくに、表の見出し部分でセル結合を使っている場合、フィルターの「▼」マークが表示されないという現象がよく起こります。「あれ?フィルターできない…」と焦ったことのある方、多いのでは?
2-3. 関数が誤作動する
SUMやAVERAGEなどの関数を使っていると、意図しないセル範囲が選ばれてしまうことがあります。結合セルがあると、Excelがどのセルを計算対象にするかを判断しにくくなるためです。
さらに厄介なのが、VLOOKUPやINDEX、MATCH関数などで参照エラーが出るケース。表形式で整ったデータを扱うはずが、結合セルによって構造が崩れてしまうことで、うまく参照できなくなるんです。

このように、ちょっとした見た目のために使ったセル結合が、大事なデータ処理や業務効率を大きく損ねてしまうこともあります。
3. 【実践】セル結合を使わずに中央揃えにする方法
「じゃあ結合使わなかったら、どうやって文字を中央に表示するの?」
そんな疑問を持った方、ご安心ください!
ここからは、見た目はそのままにセル結合を使わずに中央揃えにするテクニックを、具体的に解説していきます。
3-1. 横方向の中央揃え|セルの書式設定テク
まずは横方向(横並びのセル)の中央に文字を配置したい場合。
このケースは、とっても簡単な裏技で解決できます!
✅手順はこちら:
- 表示したい文字を入力します(例:「売上合計」など)。
- 結合したい範囲のセル(例:A1〜C1)を選択します。
- キーボードで
Ctrl + 1を押します。
👉「セルの書式設定」ウィンドウが開きます。 - 「配置」タブをクリックします。
- 「横位置」の項目から「選択範囲内で中央」を選びます。
- 「OK」を押すと完了!
✨結果はこうなります:
見た目はまるでセル結合しているように、文字が中央にきれいに配置されます。でも実際は結合していないので、範囲選択やフィルター、関数処理に一切支障なし!
📌ここがポイント!
- 実務ではこの「選択範囲内で中央」を使うのが超オススメ。
- 表の整形だけでなく、共有資料でも安全に使えます。
3-2. 縦方向の中央揃え|テキストボックス活用術
横方向は良いとして、縦方向にまたがって中央揃えしたいときはどうするか?
ここでは「テキストボックス」を使った方法が役立ちます!
✅手順はこちら:
- Excel画面の上にある「挿入」タブを開きます。
- 「テキストボックス」を選びます。
Altキーを押しながら、文字を表示したいセルの範囲にテキストボックスを合わせます。
👉これでセルの枠にピタッと揃えることができます。- テキストボックス内に文字を入力。
- 「ホーム」タブから「中央揃え」ボタンで、テキストを中央に配置。
- 背景色が気になる場合は、テキストボックスの塗りつぶしをセルの色と合わせて統一しましょう。
✨この方法のメリット:
- セルの縦中央に文字を配置できる
- 他のセルと干渉しないから、自由に移動・編集ができる
- デザイン性もアップして見栄えがよくなる!

このように、セル結合を使わなくても見た目を崩さず整える方法はちゃんとあります。
次は、「なぜここまでセル結合が嫌われているのか?」を、実務の観点からさらに深掘りしていきましょう。
4. なぜセル結合が嫌われる?業務効率・共有性の観点から
「見た目がキレイになるのに、どうしてそこまでセル結合が嫌われるの?」
そんな疑問もあるかもしれません。ここでは、**実務でセル結合が嫌われる“本当の理由”**を、業務効率やチームでの共有の視点から説明します。
4-1. 編集や修正の手間が増える
まず、セル結合があると表の構造が不安定になりやすいんです。
たとえば、行や列を追加・削除しようとしても、「この操作は結合セルが含まれているためできません」とエラーメッセージが出たり、崩れたレイアウトを修正する手間が発生したりします。
こうしたちょっとした操作のたびに、手を止めて修正する時間が積み重なる。これが実務の現場では、かなりのストレスと時間ロスになるんです。
4-2. チーム作業で混乱を招く
さらに大きな理由が、**「他人が編集しづらくなる」**という点です。
Excelファイルは、自分ひとりだけではなく、チーム内や取引先との共有・やりとりが発生します。そこで結合セルを多用していると、**見た目は整っているけど中身の構造がよくわからない…**という状態になってしまうのです。
たとえば、フィルターが効かない表や、関数が正しく機能しないレイアウトなど、「見た目が原因のトラブル」が発生することも。それに気づかず、間違ったデータを使ってしまうリスクもあります。
4-3. 自動処理やマクロとの相性が悪い
もし業務でマクロ(VBA)や自動化ツールを使っているなら、セル結合は大敵です。結合セルが混在しているだけで、マクロが途中で止まったり、エラーで止まったりする原因になります。
つまり、「目で見るだけならOKだけど、データ処理には不向き」というのが結合セルの本質。業務を効率化したいなら、結合セルは極力避けるのが鉄則です。

次は、そんなトラブルを避けつつ、見た目も整った表を作るための“スマートな思考法”と操作テクをご紹介します!
5. 実務に強くなる!おすすめの代替操作習得法
ここまで読んで、「セル結合を使わないほうがいいのはわかったけど、どうやって表を整えたらいいの?」と思った方、安心してください!
ここでは、実務で役立つ“見た目も整って、トラブルも起きにくい”操作テクニックと考え方をご紹介します。Excel初心者の方でもすぐに取り入れられるものばかりですよ。
5-1. 書式設定を活用する
セル結合の代わりに使いたいのが、「セルの書式設定」機能です。特に以下の項目は、レイアウトの調整に役立ちます。
- 横位置:「選択範囲内で中央」
- 縦位置:「上下中央揃え」
- 文字の配置:「折り返して全体を表示」
これらを組み合わせるだけでも、見た目がスッキリと整った表を作ることができます。一切セル結合を使わなくても、業務用の資料として十分に見栄えのするデザインになりますよ!
5-2. 表の構造は「結合しない前提」で設計する
「最初から結合しない構成を考える」ことも大切です。
例えば見出しを作る場合も、複数の行や列をまたがる構造ではなく、1セルにすっきり収めるよう意識するだけで、後の編集・分析作業がグッと楽になります。
逆に、「あとから分割し直さないといけない」「関数が効かない」なんてことが起きないように、設計段階で“データは1セル=1項目”を基本ルールにするのが実務のコツです。
5-3. ショートカットやテンプレートを活用する
作業効率を上げるためには、よく使うレイアウトや設定はテンプレート化しておくのがオススメです。
また、以下のようなショートカットも覚えておくと便利です:
| 操作 | ショートカット |
|---|---|
| セルの書式設定を開く | Ctrl + 1 |
| 行全体を選択 | Shift + Space |
| 列全体を選択 | Ctrl + Space |
| 表の作成 | Ctrl + T |
地味なようで、毎日の積み重ねで数時間の効率アップにもつながるテクニックです。
💡補足:Excelの操作に不安がある方へ
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よくある質問(FAQ)
- Qセル結合ってなぜダメなんですか?
- A
見た目は整いますが、関数やフィルター機能に不具合が起きやすく、編集や共有時にトラブルの原因になります。実務では非推奨とされており、総務省も避けるようにとガイドラインで示しています。
- Q「選択範囲内で中央」って、どのExcelにもありますか?
- A
はい、Excel 2010以降のバージョンであれば標準で搭載されています。セルの書式設定から簡単に使えます。
- Q縦方向に文字を中央揃えしたいときはどうすればいい?
- A
テキストボックスを使う方法がオススメです。Altキーを押しながらセルに配置すれば、枠にもピタッと揃い、自然な見た目に仕上がります。







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