1. はじめに|「USBが書き込み禁止?」そんなときの対処法
「USBメモリにファイルを保存しようとしたら、なぜか書き込めない…?」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、多くの人が一度は遭遇するトラブルなんです。たとえば、学校や職場で使っていたUSBメモリを家のパソコンに挿したときに、「書き込みができません」や「このディスクは書き込み禁止になっています」というメッセージが出ることがあります。
でも、安心してください。ほとんどの場合は落ち着いて手順を確認すれば、簡単に解除できるケースがほとんどです。
この記事では、Windows11を使っている方向けに、
- ハード的な原因(ロックスイッチ)
- ソフト的な制限(レジストリやコマンド)
- 最終手段(フォーマット)
といった観点から、USBメモリの書き込み禁止を解除する方法をわかりやすく紹介します。
「いきなりUSBが壊れた!?」と焦る前に、順番にチェックしていきましょう。
2. 【原因1】USBメモリのロックスイッチを確認しよう
意外と見落としがちなのが、USBメモリ本体に付いているロックスイッチです。最近ではあまり見かけなくなりましたが、少し前のモデルや安価な製品では今でも搭載されていることがあります。
◆ ロックスイッチってなに?
USBメモリの側面などに、小さなスライドスイッチが付いていることがあります。このスイッチは物理的に「書き込み禁止(ロック)」と「書き込み許可(アンロック)」を切り替えるものです。
スイッチが「Lock(ロック)」側にスライドされていると、データの保存や削除ができません。その状態でいくらパソコンを操作しても、「書き込めません」「読み取り専用です」といったメッセージが表示されるだけなんです。
◆ スイッチの位置を確認してみよう
- USBメモリをパソコンから抜きます
- 本体の側面や端をよく観察してみてください
- 「Lock」「Unlock」といった表示があるスライドスイッチがないか探しましょう
- スイッチが「Lock」側にある場合は、「Unlock」側にスライドさせましょう
- もう一度パソコンに挿し直して、書き込みできるか確認してみてください
◆ 注意点:スイッチ付きのUSBは意外と敏感
このスイッチ、ちょっとした衝撃やカバンの中での摩擦で勝手に動いてしまうこともあります。普段は気にしていなくても、ある日突然「書き込みできなくなった!」という場合は、まずここを疑ってみましょう。

このように、ロックスイッチが原因で書き込みできないことは意外と多いんです。もしスイッチを切り替えても直らない場合は、次のステップへ進みましょう。
3. 【原因2】Windows側のソフト的な制限(レジストリ編)
USBメモリにロックスイッチがなかったり、スイッチを解除しても書き込みできない場合、次に考えられるのはWindows側で書き込み制限がかかっているケースです。
この設定は「レジストリ」と呼ばれる、Windowsの深い部分の設定ファイルに保存されています。少しだけ注意が必要な操作になりますが、手順通りに進めれば問題ありません。
◆ レジストリエディターを開く
- 「Windowsキー」+「R」 を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
- 「regedit」と入力して、Enterキーを押します
- ユーザーアカウント制御の確認が出たら「はい」をクリックして進みます
◆ 書き込み禁止設定を無効にする手順
レジストリエディター内で、以下のようにフォルダ(キー)をたどってください:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
- 「Control」フォルダーを右クリックして
→ 「新規」→「キー(K)」を選び、
→ **「StorageDevicePolicies」**という名前で新しいキーを作成します - 「StorageDevicePolicies」をクリックして選んだ状態で、右側の何もないところを右クリックし、
→ 「新規」→「DWORD(32ビット)値(D)」を選択します - 名前を 「WriteProtect」 に変更します
- 「WriteProtect」をダブルクリックし、
→ 値のデータを「0」に設定
→ 「OK」をクリックします
◆ 最後にパソコンを再起動!
この設定を反映させるには、Windowsを再起動する必要があります。
再起動後、USBメモリにファイルを書き込めるかどうか確認してみましょう。

もともと「WriteProtect」がすでにあって、値が「1」になっていた場合、それが書き込み制限の原因です。「0」にするだけで解除できますので、無理に削除せずそのまま修正しましょう。
4. 【原因3】Diskpartコマンドで書き込み制限を解除
レジストリを変更しても改善しない場合は、コマンドプロンプトから「Diskpart」というツールを使って、ディスク属性を直接操作する方法があります。
ちょっと専門的な作業に見えますが、手順通りに行えば問題ありません。
ここではUSBメモリの「読み取り専用属性(read-only)」を解除する方法を解説します。
◆ Diskpartの起動手順
- スタートボタンを右クリックして「検索」を開き、「cmd」と入力
- 検索結果から「コマンドプロンプト」を右クリックし、**「管理者として実行」**を選びます
- 黒い画面(コマンドプロンプト)が開いたら、以下のように入力してEnterキーを押します:
diskpart
◆ USBメモリのディスク番号を確認する
続けて以下を入力:
list disk
→ 接続中のディスク一覧が表示されます。
ここで表示された中から、USBメモリのディスク番号を確認します。
(サイズが16GBや32GBなどで表示されていれば、それが目安になります)
※不明なときはUSBを一度抜いて再度確認するのがコツ!
◆ ディスクを選択し、読み取り専用を解除
たとえばUSBが「Disk 3」なら、次のように入力します:
select disk 3
続いて、読み取り専用を解除するコマンドを入力:
attributes disk clear readonly
これで完了です!
◆ 状態を確認しておこう
念のため、もう一度状態を確認してみましょう:
attributes disk
「現在の読み取り専用の状態:いいえ」となっていれば、解除に成功しています!
◆ 最後に
作業が終わったら、以下のように入力してDiskpartを終了します:
exit
そのままUSBメモリにファイルが書き込めるか確認してみましょう。

この方法はとくに、企業用USBメモリや以前別のOSで使っていたもので制限がかかっているときに効果的です。
5. 【原因4】フォーマット形式の違いによる制限
ここまでの方法でも書き込みができない場合、もしかするとUSBメモリのフォーマット形式(ファイルシステム)に原因があるかもしれません。
特に、MacやLinux、テレビなどの他の機器で使用されていたUSBメモリは、Windows11では正しく動作しないことがあります。
◆ ファイルシステムとは?
USBメモリには「ファイルシステム」と呼ばれる形式があります。これは簡単に言うと、パソコンがUSB内のファイルをどう管理・読み書きするかを決めるルールのようなものです。
主な形式は以下の通り:
| ファイルシステム | 特徴 | Windows対応 | 備考 |
|---|---|---|---|
| FAT32 | 互換性が高い、4GB以上のファイル不可 | ◎ | 古い機器でも対応 |
| exFAT | 4GB以上のファイルOK、Windows/Mac対応 | ◎ | 最新の標準形式 |
| NTFS | Windows専用、高機能 | ◎ | Macでは読み取り専用になることも |
◆ フォーマット手順(※データは消えます)
⚠ 注意:この操作を行うと、USBメモリ内のデータはすべて消去されます!
必要なデータがある場合は、先にバックアップを取りましょう。
- エクスプローラーでUSBメモリを右クリック
- 「フォーマット」を選択
- ファイルシステムを「exFAT」または「FAT32」に設定
- 「クイックフォーマット」にチェックが入っていることを確認
- 「開始」をクリックし、完了後に「OK」を押します
◆ exFATがおすすめな理由
- WindowsとMacの両方で使える
- 4GB以上の大きなファイルも保存可能
- 最近のパソコン・スマホで広くサポートされている
特にこだわりがなければ「exFAT」でフォーマットしておけばまず問題ありません。

もしフォーマットに失敗したり、そもそも「フォーマット」がグレーアウトしていて実行できない場合、USBメモリ自体に異常がある可能性があります。
6. 【それでもダメなら】USBの寿命や故障も視野に
ここまでの方法をすべて試しても、どうしてもUSBメモリに書き込めない…そんなときは、USBメモリ自体が故障している可能性があります。
実はUSBメモリには寿命があり、使い続けているうちに劣化して書き込みできなくなることがあるんです。
◆ USBメモリの寿命ってどれくらい?
一般的なUSBメモリの寿命は、数千〜数万回の書き込み回数と言われています。
毎日大量のデータを保存・削除していると、その分早く寿命がくることも。
また、こんな使い方も寿命を縮める原因になります:
- 安物やノーブランド品を使っている
- 使用中に無理やり抜く
- 静電気の多い場所で使う
- 持ち運び中にぶつけたり落としたりする
◆ 故障しているか確認する方法
以下のチェックで確認してみましょう:
- 他のUSBポートに挿しても認識しない
- 別のパソコンでも書き込みできない
- フォーマットすら実行できない
- 「USBデバイスに問題があります」と表示される
これらに該当する場合、物理的な故障やチップの破損の可能性が高いです。
◆ 新しいUSBメモリへの買い替えを検討しよう
もし寿命や故障が原因とわかったら、無理に修理するより新しいUSBメモリに買い替えたほうが早くて確実です。
価格も1,000円前後から手に入りますし、最近は耐久性が高くて高速なモデルも増えています。
◆ おすすめのUSBメモリ(Amazon・楽天リンク)
▶ SanDisk Ultra Flair USB 3.0 フラッシュドライブ(32GB)
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▶ トランセンド USBメモリ 128GB USB 3.1 (64GB)
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よくある質問(FAQ)
- QUSBメモリの書き込み禁止はMacでも起こりますか?
- A
はい、起こります。
特にWindowsでNTFS形式にフォーマットされたUSBメモリをMacで使う場合、Mac側で読み取り専用になることがあります。Macで書き込みもしたい場合は、exFAT形式にフォーマットするのがおすすめです。
- Q書き込み禁止のままではデータの読み取りもできませんか?
- A
読み取りは可能です。
ほとんどの場合、「書き込み禁止」はデータの削除や追加ができないだけで、ファイルのコピーや閲覧は可能です。
ただし、USB自体に物理エラーがあると、読み取りもできなくなることがあります。
- QフォーマットできないUSBメモリはもう使えませんか?
- A
基本的には寿命のサインと考えた方がいいです。
「フォーマットできません」「メディアが書き込み禁止です」などのエラーが続く場合は、内部チップの破損や不良セクタの可能性が高く、修復は困難です。早めに買い替えを検討しましょう。







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