「BitLockerの回復キーを入力してください」と表示されたら?
ある日突然、パソコンを起動したら「BitLockerの回復キーを入力してください」と表示されて、画面が進まなくなってしまった…。そんな経験はありませんか?
実はこれ、Windows11のHome版を使っている方でも起こりうる現象なんです。
「えっ、BitLockerってPro版の機能じゃなかったの?」
「なんで勝手に有効になってるの?」
「回復キーなんてメモしてないよ…!」
こうした疑問や不安を抱えている方のために、この記事ではBitLockerの仕組みや、回復キーを求められないようにするための無効化手順を、できるだけわかりやすく解説していきます。
パソコンが得意じゃない方でも読んですぐに試せる内容になっているのでご安心くださいね。
それではさっそく、BitLockerとは何か?から順に見ていきましょう!
BitLocker(ビットロッカー)とは?Home版でも有効になる理由
まずは、そもそも「BitLocker(ビットロッカー)」って何なのか?について、かんたんに解説します。
BitLockerとは?
BitLockerは、**Windowsに搭載されている「ドライブ暗号化機能」**のひとつ。パソコンの中にあるファイルやデータに「鍵をかける」ことで、外部からの不正アクセスを防ぐセキュリティ機能です。
たとえば、もしパソコンが盗まれてしまっても、BitLockerで暗号化されていれば、ドライブの中身を抜き取られる心配はありません。セキュリティ面では非常に優れた仕組みです。
本来はPro版以上の機能
BitLockerは、WindowsのPro版、Enterprise版、Education版といった上位エディションに標準搭載されているもので、Home版には含まれていないのが本来の仕様です。
ところが――。
Home版でも「デバイスの暗号化」という形で有効になる!?
最近のパソコンでは、Home版にも「デバイスの暗号化」という機能が搭載されていることがあり、これがBitLockerとほぼ同じように動作する仕組みになっています。
特に、以下のようなケースで自動的に有効になることがあります:
- 新しくパソコンを購入して初期設定をしたとき
- Microsoftアカウントでサインインしたとき
- Windows Update後のセキュリティ強化措置として自動でオンになったとき
このとき、「回復キー(48桁の数字)」も自動で生成され、Microsoftアカウントに保存される仕組みになっています。
つまり…
「BitLockerなんて使った覚えがない!」という方でも、実は知らないうちに有効になっていたということがあるんです。
そして、このBitLocker(またはデバイスの暗号化)が原因で、起動時に「回復キーを入力してください」という画面が出てしまうわけですね。

次は、自分のPCがBitLockerの対象になっているかを確認する方法を解説していきます!
BitLockerが有効か確認する方法
「自分のパソコンでBitLockerが有効になっているのか、まずは確認したい…」
そんなときは、以下の手順でチェックしてみましょう。
手順はとてもかんたんです!
🔍確認手順(Windows11の場合)
- スタートメニューをクリックします
- 歯車マークの「設定」を選びます
- 左メニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリック
- 「デバイスの暗号化」を選択します(この項目がないPCもあります)
- 「デバイスの暗号化」がオンになっている場合、それがBitLockerと同じ役割を果たしています
🔸「デバイスの暗号化」がオフの場合は、BitLockerは有効になっていません。
🔸表示されない場合、そのPCは暗号化に対応していない可能性もあります。
🧠補足:コマンドでも確認できる!
もう少し詳しく確認したい方は、「コマンドプロンプト」を使う方法もあります。
- スタートメニューの検索窓に「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリック →「管理者として実行」
- 以下のコマンドを入力して、Enterキーを押します:
manage-bde -status
すると、各ドライブの暗号化状態が表示されます。
「暗号化:有効」と出たら、BitLockerが機能しています。

BitLockerが有効になっている場合は、次のステップへ。
「どうやって無効にするか?」を次の章でわかりやすく解説します。
BitLockerを無効化する方法(Home版でもOK!)
BitLockerが有効になっていて、パソコン起動時に回復キーを求められた…
そんなときは、BitLocker(または「デバイスの暗号化」)を無効化することで、回復キーの入力を今後求められなくなります。
Windows11 Home版でも大丈夫!以下の手順でかんたんに解除できます。
🔧無効化の手順
- スタートメニューを開きます
- 「設定」をクリック
- 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 画面右の一覧から「デバイスの暗号化」をクリック
- 「デバイスの暗号化」がオンになっていたら、スイッチをオフに切り替えます
- 警告のような画面が表示されたら、「オフにする」をクリック
- すると、自動的に暗号化解除(復号)が始まります。これには数分〜十数分かかることもあります
🔍進捗状況は表示されるので、完了するまでパソコンの電源を切らずに待ちましょう。
📝無効化後はどうなる?
暗号化が解除されることで、BitLockerの影響を受けることはなくなり、次回以降、回復キーを求められることもなくなります。
ただし、データが完全に「鍵なしの状態」になるため、物理的にパソコンが盗まれた場合などのリスクはわずかに増えます。

ですが、日常的な家庭や個人使用のパソコンであれば、BitLockerを無効にすることで得られる安心感や利便性の方が大きいといえるでしょう。
回復キーが分からないときの対処法
BitLockerが有効な状態でパソコンを再起動すると、突然「回復キーを入力してください」という画面が表示されることがあります。
この回復キーは48桁の数字で、暗号化を解除するための“最後のカギ”です。
でも、「そんなの知らない!」「メモしてない!」という方も多いはず。
ここでは、回復キーの探し方と、万が一見つからない場合の対処法をご紹介します。
✅対処法1:Microsoftアカウントから探す(最も一般的)
BitLockerを有効にしたときに、Microsoftアカウントでサインインしていた場合は、自動的に回復キーが保存されていることがあります。
以下のURLにアクセスして、Microsoftアカウントでログインしてください:
🔗https://account.microsoft.com/devices/recoverykey
ログイン後、過去に使ったパソコンの一覧が表示され、対応する回復キーが見つかる場合があります。
✅対処法2:紙に印刷 or USBに保存した回復キーを探す
セットアップ時に「回復キーを印刷」または「ファイルとして保存する」を選んでいた場合、次のような場所にあるかもしれません:
- 印刷した紙(設定時にプリントアウトして保管していたもの)
- USBメモリ(「BitLocker Recovery Key.txt」のようなファイル)
- クラウドストレージ(OneDriveやGoogleドライブなど)
心当たりのある場所を、ぜひ探してみてください。
✅対処法3:管理者アカウントで解除できる可能性あり(職場や学校の場合)
もし会社や学校から貸与されているパソコンであれば、管理者(IT部門)が回復キーを保管している可能性があります。
勝手に初期化したりせず、まずはサポート窓口に連絡を!
❌どうしても見つからない場合の最終手段
残念ながら、回復キーが見つからない場合、BitLockerで保護されたデータにはアクセスできません。
この場合は以下のどちらかになります:
- パソコンを初期化してOSを再インストールする(データは消えます)
- 新しいSSDやHDDに交換して、クリーンインストールする
※このようなリスクを避けるためにも、次の章でご紹介する「BitLockerを無効にしておく」という選択肢が有効になります。
BitLockerを無効にするべきか?メリット・デメリット
ここまで読んで、「BitLockerって便利そうだけど、やっぱり無効にしたほうがいいのかな?」と迷っている方もいるかもしれません。
そこでここでは、BitLockerを有効にしておく場合と無効にする場合のメリット・デメリットを、わかりやすく比較してみましょう。
🔐有効にしておくメリット
- 万が一、パソコンが盗難・紛失しても安心
→ ドライブの中身が暗号化されているので、悪用されるリスクを減らせます。 - 企業利用や外出先での使用に強い
→ ノートPCを仕事で持ち運ぶ人には重要なセキュリティ対策になります。
🚫有効にしておくデメリット
- 回復キーを忘れると詰む
→ 本当にこれが一番のリスクです。キーが見つからないと、データもパソコンも使えなくなります。 - 一部の操作でパソコンが起動しなくなるリスクも
→ BIOS変更やストレージの移動などで、回復キーの再入力を求められることがあります。 - パフォーマンスがわずかに落ちることも(一般用途ではほぼ体感できません)
🔓無効にするメリット
- 回復キーが不要になるので安心
→ 誤ってロックされてしまうことがなくなります。 - 初心者でもトラブルなく使える状態になる
→ 家庭用PCやネット・動画・文書作成レベルの用途なら、暗号化はほとんど必要ありません。
❗無効にするデメリット
- 盗難時の情報漏えいリスクが高まる
→ ログインパスワードだけではデータを守り切れない可能性があります。
💡結論:普段使いなら「無効化」もアリ!
家庭用パソコンや、基本的に家から持ち出さないノートPCであれば、BitLockerは無効化しておく方が安心で扱いやすいでしょう。

例えるなら、「鍵付きのカバンを持ち歩くけど、鍵を忘れて開けられない」ようなもの。
それなら最初から鍵をつけずに、紛失のリスクをなくしたほうが安全、という考え方です。
あわせて読みたい
BitLockerや回復キーの問題に直面したとき、あわせてチェックしておきたい関連情報をまとめました。トラブルの予防や解決にきっと役立ちます!
🔑【BitLocker関連】
- コレが出たら手遅れ!?BitLocker回復キーの確認方法
→ BitLockerの回復キーが必要になったとき、どこで確認できるかを完全ガイド! - 【警告】Microsoftアカウントがロックされると全データ消失!? BitLockerの落とし穴とは
→ Microsoftアカウント連携とBitLockerの怖い関係について解説。アカウント管理も超重要!
🛠【トラブル解決・リカバリー系】
- 【Windows11】パソコンのリセット方法を徹底解説
→ 最終手段!データを残す or 全消去、選べる初期化手順をわかりやすく解説。 - 【Windows11】復元ポイントの作成&使い方!
→ トラブルが起きる前に!復元ポイントを活用すれば、設定や状態を元に戻せます。 - 【Windows11】パソコンでひらがなが打てない時の直し方
→ BitLocker以外の「突然使えない」系のトラブルにも対応!
よくある質問(FAQ)
- QBitLockerの回復キーはどこに保存されていますか?
- A
回復キーは通常、パソコンを初めて設定したときに自動保存されます。以下のいずれかにあることが多いです:
- Microsoftアカウントに保存(こちらから確認できます)
- USBメモリに「BitLocker Recovery Key.txt」などの形式で保存
- 紙に印刷して保管
- クラウドサービス(OneDriveなど)に手動保存した場合もあり
まずはMicrosoftアカウントの確認が最優先です!
- Q「デバイスの暗号化」の項目が設定画面に出てこないのですが?
- A
この項目は、パソコン側が「デバイスの暗号化」に対応していない場合は表示されません。
また、ローカルアカウントでサインインしている場合や、古いパソコンでも表示されないことがあります。代わりに「コマンドプロンプト」で
manage-bde -statusを実行すると、BitLockerの状態を確認できます。
- QBitLockerを無効にしてもパソコンは安全ですか?
- A
はい、通常のパスワードロックやウイルス対策ソフトが入っていれば基本的には安全です。
ただし、パソコンを外出先で使うことが多い方や、業務機密を扱っている方は、BitLockerを有効のまま使うことをおすすめします。
それ以外の方で、「回復キーを失うリスクが怖い」「自分では管理できないかも…」という方は無効にしておく方が安心です。







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