1. はじめに
スマホを買い替えるとき、真っ先に気になるのが「データ移行」。
写真や動画、連絡先はもちろん、LINEやPayPay、ゲームのセーブデータ、電子マネーなど、日常的に使うアプリの中身もそのまま新しい端末に移したいですよね。
「うまく引き継げるかな…」「途中でデータが消えたらどうしよう」という不安から、移行作業に踏み切れない人も少なくありません。
ですが安心してください。今のAndroidは、ケーブルでもWi-Fiでも、短時間でほとんどのデータを丸ごと移せる仕組みが整っています。さらに、LINEやPayPayのように個別設定が必要なアプリも、手順を押さえればスムーズに引き継ぎ可能です。
この記事では、AndroidからAndroidへのデータ移行を「事前準備 → 本体データ移行 → アプリ別引き継ぎ」まで完全ガイドします。
初めて機種変更する方も、手順通りに進めれば迷わず完了できる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
2. データ移行の前に準備すること
スムーズにデータ移行を行うには、事前準備がとても大切です。
ここをおろそかにすると、作業中に中断したり、引き継ぎ漏れが発生したりする原因になります。
■ Googleアカウントの確認
Androidスマホの多くはGoogleアカウントを中心にデータを管理しています。
移行先でも同じアカウントでログインすれば、連絡先やアプリの情報が自動的に同期されます。
- メールアドレス(Gmail)
- パスワード
を必ず控えておきましょう。パスワードを忘れている場合は、旧端末で事前に再設定しておくのがおすすめです。
■ バッテリー残量の確保
移行作業は時間がかかる場合があるため、旧端末・新端末ともに50%以上の充電を目安にしておきましょう。
充電しながら作業できる環境ならさらに安心です。
■ 不要データの整理
古い写真や使っていないアプリを削除すると、移行にかかる時間が短くなります。
Googleフォトやクラウドストレージに一時的に保存して整理するのも効果的です。
■ SIMカード・eSIMの準備
- 物理SIMカードの場合 → 旧端末から取り出し、新端末に差し替えます。
- eSIMの場合 → 通信事業者から再発行や移行用のQRコードを受け取り、新端末に設定します。
※ eSIM移行は事業者ごとに手順が異なるため、事前に公式サイトをチェックしましょう。

この準備ができていれば、次のステップである「データ移行方法の選択」にスムーズに進めます。
次は、USBケーブル・Wi-Fi経由の2パターンの移行手順を解説します。
3. データ移行の方法
Android同士のデータ移行には大きく分けてUSBケーブルを使う方法と、Wi-Fi経由で行う方法の2つがあります。
どちらもGoogleの公式移行機能を利用できるので安心ですが、速度や安定性に違いがあります。
3-1. USBケーブルで移行(最速・安定)
最もおすすめなのがUSBケーブルを使った方法です。
直接接続するため、転送速度が速く、途中で通信が途切れる心配がほとんどありません。
手順:
- 新端末の初期設定画面で「別のデバイスを使ったセットアップ」を選択
- 「Google PixelまたはAndroidデバイス」を選ぶ
- 旧端末と新端末をUSBケーブルで接続
(USB-C to USB-Cケーブル、または変換アダプタを使用) - 旧端末の画面に表示される案内に従ってパスワードやPINコードを入力
- コピーするデータの種類を選び、移行開始
メリット
- 大容量データも短時間で転送できる
- 転送が安定している
注意点
- ケーブルやアダプタの規格が合わないと接続できない
- ケーブルを用意できない場合はWi-Fi移行に切り替え
3-2. Wi-Fi経由で移行
ケーブルが手元にない場合や、端子の規格が異なる場合はこちらの方法を使います。
新端末と旧端末を同じWi-Fiに接続し、QRコードを使ってペアリングします。
手順:
- 新端末の初期設定で「別のデバイスを使ったセットアップ」を選択
- 「Google PixelまたはAndroidデバイス」を選ぶ
- 旧端末のカメラで新端末に表示されたQRコードを読み取る
- 両端末を近くに置き、画面の案内に沿ってコピー開始
メリット
- ケーブル不要でどこでも移行できる
- 端子形状の違いを気にしなくて良い
注意点
- 転送速度はWi-Fi環境に依存
- 大容量データだと時間がかかる場合あり

次は、新しい端末の初期設定とデータコピーの具体的な流れを解説します。
4. 新しい端末の初期設定とデータコピー
USBまたはWi-Fiで旧端末と接続できたら、新しい端末の初期設定を進めながらデータをコピーします。ここからは画面に沿って操作するだけでOKですが、ポイントを押さえるとよりスムーズです。
4-1. 言語と基本設定
- 最初の画面で使用言語を選びます。
- 日本在住であれば「日本語」を選択すればOK。
- 「開始」または「始める」をタップして進みます。
4-2. 接続と認証
- 「別のデバイスを使ったセットアップ」で、接続方法(USB or Wi-Fi)を選択。
- 旧端末のパスワード、PINコード、パターンなどを入力して本人確認を完了します。
4-3. モバイルネットワーク設定
- 物理SIMの場合 → 旧端末から取り出して新端末に差し替えます。
- eSIMの場合 → 事業者から受け取ったQRコードをスキャンし、プロファイルをダウンロードします。
4-4. 生体認証はスキップ可
- 指紋認証や顔認証はこの段階で設定可能ですが、後で設定することもできます。
- 移行作業を優先するなら一旦スキップしても問題ありません。
4-5. コピーするデータの選択
- アプリや写真、動画、連絡先など、移行するデータを選びます。
- 不要な項目はチェックを外すことで転送時間を短縮できます。
4-6. Googleサービスとその他設定
- 位置情報やバックアップなどのGoogleサービス設定は、基本的に「オン」のままでOK。
- AIアシスタントやサポート機能は後から設定変更できます。
4-7. データコピー開始
- コピーが始まると、アプリのインストールや設定が順次行われます。
- USBケーブル利用時はWi-Fiも併用され、より高速に移行が完了します。
4-8. 完了後の状態
- ホーム画面のデザインやWi-Fi設定も旧端末の内容が反映されます。
- アプリは一部再ログインが必要になる場合があります。

次は、LINE・PayPay・Suicaなどアプリごとの引き継ぎ方法を詳しく見ていきましょう。
5. アプリ別の引き継ぎ方法
本体データのコピーが終わっても、アプリによっては個別に引き継ぎ作業が必要です。ここでは特に利用者が多いLINE、SNS、ゲーム、Suica、PayPayの手順をまとめます。
5-1. LINE
LINEはアカウントだけでなくトーク履歴も移行するために事前設定が必要です。
手順:
- 旧端末でLINEを開き、ホーム画面の右上「設定(歯車)」をタップ
- 「かんたん引き継ぎQRコード」を選択
- 新端末でLINEを開き「ログイン」→「QRコードでログイン」を選択
- 旧端末に表示されたQRコードを新端末で読み取る
- 旧端末で「はい、スキャンしました」にチェック → 「次へ」
- トーク履歴バックアップに使用したGoogleアカウントを選択し、「トーク履歴を復元」をタップ
- 友だちリストやトーク履歴が表示されたら完了
5-2. SNS(Instagram・YouTubeなど)
SNSは基本的にアカウント情報でログインすればOKです。
- Instagram → ユーザー名・パスワードでログイン
- YouTube → 旧端末と同じGoogleアカウントでログイン
※アカウント情報を忘れた場合は、旧端末のアプリから確認可能です。
5-3. ゲーム
ゲームによっては独自の引き継ぎ設定が必要な場合があります。
- Google Play ゲーム、Facebook、Twitter連携でログインできるタイトルも多い
- 移行前に必ず「データ引き継ぎコード」や「連携設定」が必要か確認
5-4. Suica
モバイルSuicaは「預ける」操作をしてから移行します。
手順:
- 旧端末で「おサイフケータイ」アプリを開く
- 該当のSuicaを選び「このカードを預ける(機種変更)」をタップ
- メールアドレスを控えて「預ける」を実行
- 新端末で「おサイフケータイ」アプリを開き、Googleでログイン
- 「交通系カードの受け取り」→ Suicaを選び「受け取る」をタップ
- 残高が表示されれば完了
5-5. PayPay
PayPayもQRコードを使ったログインで簡単に移行できます。
手順:
- 新端末でPayPayアプリを起動
- 旧端末の電話番号とパスワードでログイン
- 「ログイン中の別端末が手元にある」を選び、旧端末に表示されたQRコードを新端末で読み取り
- ポイント・残高が表示されれば完了

次は、移行作業が終わった後にやっておくべき最終チェックとセキュリティ設定を解説します。
6. 移行後にやるべきこと
データ移行とアプリ引き継ぎが終わったら、安心せずに最終チェックと設定の見直しを行いましょう。これをしておくと、新しいスマホを快適かつ安全に使い始められます。
■ データ欠損の確認
- 写真・動画・連絡先・カレンダーが正しく移行されているかチェック
- LINEやゲームアプリの履歴・進行状況も開いて確認
- クラウド同期型アプリ(Googleフォト、Googleドライブなど)も同期状況を確認
■ セキュリティ設定の再確認
- 画面ロック(PIN・パターン・指紋・顔認証)を設定
- Googleアカウントの2段階認証を有効化
- おサイフケータイやPayPayの再認証も忘れずに
■ 古い端末の初期化
- データが完全に移行できたら、旧端末を初期化してから手放す
- 「設定」→「システム」→「リセット」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」
- SIMカードやSDカードは必ず抜き取っておく
■ アプリのアップデート
- Google Play ストアで「マイアプリ&ゲーム」から一括アップデート
- 最新バージョンにしておくことで動作安定性とセキュリティを確保
7. まとめ
AndroidからAndroidへのデータ移行は、事前準備さえしっかりしておけば驚くほどスムーズに行えます。
今回の流れを振り返ると、以下の手順で進めるのがベストです。
- Googleアカウント・バッテリー・不要データ整理など事前準備
- USBケーブルまたはWi-Fiで旧端末と新端末を接続
- 新端末の初期設定画面でデータコピーを実行
- LINEやPayPay、Suicaなどアプリごとの引き継ぎ作業
- 移行後のデータ確認・セキュリティ設定・旧端末初期化
特に注意したいのは、LINEや電子マネーのようなアプリ個別の引き継ぎ手順です。
これを忘れると、残高や履歴が消えてしまう可能性があるため、必ず公式手順に沿って操作しましょう。
機種変更は「時間がかかって面倒」というイメージを持たれがちですが、今回紹介した方法を使えば1時間以内にほぼ完全移行も可能です。
次回のスマホ買い替え時にも活用できるよう、このページをブックマークしておくと安心です。
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よくある質問(FAQ)
- QLINEの引き継ぎでトーク履歴が移らない原因は?
- A
トーク履歴を移行するには、旧端末で事前にGoogleドライブへのバックアップを行う必要があります。
また、新端末でログイン時に「トーク履歴を復元」を選ばずに進めてしまうと履歴は移行されません。再インストールして正しい手順でやり直しましょう。
- QeSIMの移行はいつやればいい?
- A
本体のデータ移行が始まる前に行うのがおすすめです。通信が確保されていれば、Google認証やアプリのダウンロードがスムーズになります。
ただし、事業者によってはeSIM再発行に時間がかかる場合があるので、前もって準備しましょう。
- Q移行後に古い端末はどう処分すれば安全?
- A
データが完全に消える「出荷時リセット」を行ったうえで、SIMカードやSDカードを必ず抜き取ります。
不要になったスマホは、携帯ショップの下取りや、認定業者による回収サービスを利用すると安心です。







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