はじめに
「Gen5 SSDは速いけど、熱くなりすぎて扱いにくい」──そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
確かに、これまでのGen5 SSDは冷却性能のハードルが高く、分厚いヒートシンクや特別なエアフローが必要になるケースもありました。
ところが、今回レビューする FURY Renegade G5 は、その常識を少し変えてくれる存在です。
高速なデータ転送はもちろんのこと、実際に使ってみると「発熱が思ったよりも穏やか」だったのが大きな驚きでした。
この記事では、FURY Renegade G5の性能をベンチマークや実作業(ゲームロード・大容量コピー・動画編集)を通して徹底検証します。
「Gen4とどれくらい差があるの?」「本当に熱くないの?」といった疑問に答えつつ、どんな人におすすめできるのかをわかりやすく解説していきます。
最新SSDに興味がある自作PCユーザーや、動画編集など重いデータを扱う方はもちろん、「ロマンを求めてGen5を導入したい」という方にも役立つ内容になっています。
製品概要
まずは、FURY Renegade G5がどんなSSDなのかをチェックしてみましょう。
基本スペック
- 規格:最新のGen5 SSD(PCIe 5.0対応)
- フラッシュメモリ:3D TLC NAND
- キャッシュ:DRAMキャッシュ搭載
- コントローラ:Silicon Motion製コントローラ(6nmプロセス)
- 容量展開:1TB / 2TB / 4TB
- 最大転送速度:読み込み・書き込みともに12GB/sクラス(容量により微差あり)
つまり「Gen5 SSDのハイエンドモデル」といえる存在です。Gen4世代のSSDと比べると、カタログスペックだけで倍近い速度差があります。
外観デザイン
見た目はシンプルで落ち着いたデザイン。
SSDは基本的にヒートシンクやマザーボードのカバーに覆われてしまうため、派手な装飾は不要と割り切った印象です。
実際に装着すると、ケース内で悪目立ちせず、どんな自作PCにも馴染みやすいのがポイントですね。
価格帯
価格はまだGen4 SSDより高めです。2TBモデルで5万円前後といった水準ですが、ハイエンド帯では標準的な価格帯ともいえます。
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もちろん「コスト重視」であればGen4 SSDでも十分ですが、最新環境を整えたい人や、動画編集などで大容量データを扱う人には魅力的な選択肢になります。
ベンチマーク・性能テスト
CrystalDiskMark(定番ベンチマーク)
まずは定番のベンチマークソフト CrystalDiskMark で速度を計測しました。
FURY Renegade G5はカタログ通りの転送速度をしっかり記録。読み込み・書き込みともに毎秒10GBを超える水準で、まさにGen5 SSDらしい爆速ぶりです。
一方で比較対象としたGen4 SSD(コスト重視モデル「NV3」)は、ミドルクラス相応の速度にとどまりました。
数値上では圧倒的な差が出ていることが確認できます。
ゲームロード時間(FF14ベンチマーク)
次に、実際のゲームロードでどれくらい差が出るのかを検証。
FF14ベンチマークを使ったロード時間比較では、Gen5 SSDの方がわずかに速く、差は1秒未満という結果になりました。
つまり、ゲーム用途では体感差はほとんどない というのが正直なところです。
普段からGen4 SSDを使っていて「ロードが遅くてイライラする」という場面はあまりないはずです。
大容量データコピー(約140GB)
続いて、実際に約150GBの動画・画像ファイル(約800個)を同一SSD内でコピー。
ここではGen5 SSDが本領を発揮し、毎秒3GB以上の速度でコピーを完了。
一方のGen4 SSDは、3GB/sに届かない速度にとどまりました。
大量のデータを頻繁に扱う人──たとえば 動画編集者やクリエイター には、この差は確実に作業効率アップにつながるはずです。
動画書き出しテスト
さらに、YouTube向けの約20分の動画(4K素材)を同一SSD上に書き出して比較しました。
- 4K書き出し:Gen5 SSDの方がやや速い
- フルHD書き出し:ほぼ差はなし

この結果から、4K動画を毎日のように編集・書き出しするユーザーならGen5導入のメリットを実感できる と言えます。
逆にフルHD中心であれば、無理にGen5へ乗り換える必要はないでしょう。
発熱と冷却性能
ケースファンありの環境
CrystalDiskMark実行中の温度をチェックしたところ、室温26℃・ケースファン1基の環境でも 最大70℃に届かない という結果でした。
サーモカメラで表面温度を確認しても、コントローラ部分以外は驚くほど落ち着いており、「Gen5=熱い」という従来のイメージを覆す内容です。
ケースファンなしの場合
ファンを止めて冷却がほぼ効かない環境にすると、温度は上がったものの、それでも 70℃を超えることはなし。
この結果からも、発熱面の安定性が強く実感できます。
ヒートシンクを外した場合
さらに実験として、あえてヒートシンクを外して計測しました。
このときはセンサー温度で80℃を超え、コントローラ部分はサーモカメラで 90℃以上 を記録。
さすがにこの状態で常用するのは危険で、SSDの寿命を縮めるリスクがあります。
しかし驚くべきは、その状態でも 速度低下(サーマルスロットリング)がほとんど見られなかった 点です。
以前テストした他のGen5 SSDは高温で動作停止に至ったのに対し、FURY Renegade G5は最後までベンチを完走。取り扱いやすさが格段に向上していることがわかります。
冷却面の結論
- 標準的なマザーボードの薄型ヒートシンクで十分性能を引き出せる
- 大型の分厚いヒートシンクを別途用意する必要がない
- ミドルクラスPCケースや自作環境でも導入ハードルが低い
発熱が抑えられていて扱いやすいので、導入ハードルはぐっと下がりました。 気になる方はこちらからチェックできます 👉 Kingston FURY Renegade G5 2TB (Amazon)

つまり、「Gen5 SSDは冷却が大変」という常識を大きく崩す製品 といえます。
他社製Gen5 SSDとの比較
転送速度の比較
他社製のハイエンドGen5 SSDと比べても、FURY Renegade G5は同等クラスの高速性能 をしっかり発揮しました。
シーケンシャル読み書きはどれもほぼ上限に近く、数字だけを見れば差はほとんどありません。
つまり「速度そのものでは横並び」ですが、FURY Renegade G5は安定性の高さが特徴です。
発熱面での優位性
他社Gen5 SSDの多くは、負荷時に80℃付近まで上昇したり、複数のセンサーで70℃超えを記録することがありました。
一方で、FURY Renegade G5は 最大でも70℃未満 に収まり、扱いやすさが際立ちます。
これは特に 自作PCやコンパクトケース で組むユーザーにとって大きなメリットです。
大げさな冷却装備を追加しなくても安定動作するため、コストや設置スペースを節約できます。
コストパフォーマンスの位置づけ
価格面ではFURY Renegade G5も決して安価ではなく、他のハイエンドGen5 SSDと同程度の水準です。
つまり「安さ」で勝負するモデルではありませんが、発熱の低さという付加価値 によって、他社との差別化ができていると言えるでしょう。
比較のまとめ
- 速度:ハイエンドGen5 SSDと同等
- 温度:FURY Renegade G5が一歩リード
- 価格:他社ハイエンドと同水準

総合的に見ると、FURY Renegade G5は「速度+温度管理のしやすさ」を両立したバランス型のGen5 SSDといえます。
メリット・デメリットまとめ
メリット ✅
- 爆速の転送速度
大容量ファイルコピーや動画編集で、毎秒3GBを超える圧倒的スピードを発揮。作業効率が大幅にアップします。 - 発熱が穏やか
他のGen5 SSDでは80℃を超えることも多い中、FURY Renegade G5は70℃未満に収まる安心感。冷却環境を大げさに整える必要がありません。 - 標準的なヒートシンクでOK
ミドルクラスのマザーボード付属ヒートシンクでも十分に性能を発揮できるので、自作PC初心者でも扱いやすいです。 - 安定性の高さ
ヒートシンクを外しても速度低下がほとんど見られなかったほど、コントローラの制御が優秀。信頼性の高さを感じます。
デメリット ⚠️
- 価格が高い
Gen4 SSDに比べるとコストはかなり上。特に「ゲーム用途だけ」の人にとってはオーバースペック気味です。 - ゲームでの体感差は少ない
ベンチマークでは差が出ても、実際のゲームロードでは1秒未満の差しかなく、Gen4 SSDでも快適に遊べます。 - 導入する人を選ぶ
動画編集やクリエイティブ作業を日常的に行う人には強力な味方になりますが、ライトユーザーには恩恵が薄いかもしれません。
こんな人におすすめ
- 動画編集やクリエイター作業をする人
4K動画の書き出しや、数百GB規模の素材コピーを日常的に行うなら、Gen5 SSDの爆速性能が確実に時短につながります。 - 大容量データを扱うユーザー
写真や映像のRAWデータ、ゲームの大型MODなど、重いデータを頻繁に移動・保存する人にとっては大きな武器になります。 - コンパクトな自作PCを組む人
FURY Renegade G5は発熱が穏やかなので、分厚いヒートシンクが不要。小型ケースや干渉が気になる環境でも導入しやすいです。 - 最新スペックにこだわる“ロマン派ゲーマー”
ゲーム用途だけならGen4 SSDでも十分ですが、「最新のGen5を使いたい!」というこだわりを満たしてくれる選択肢です。 - 扱いやすさも重視したい人
他のGen5 SSDでよくある「熱暴走で速度低下」という不安が少なく、初心者でも安心して導入できます。
まとめ
FURY Renegade G5は、これまでのGen5 SSDに付きまとっていた「高温で扱いづらい」というイメージを覆す製品でした。
CrystalDiskMarkや大容量コピーではしっかりGen5らしい爆速を叩き出しつつ、発熱は予想以上にマイルド。
標準的なヒートシンクでも十分性能を発揮できるので、初心者から上級者まで導入しやすいSSDといえます。
一方で、価格はGen4 SSDに比べてまだ高めで、ゲームロードのような「日常的な体感差」は小さいのも事実です。
そのため、コストパフォーマンスを重視するならGen4 SSD、効率や快適さを最優先するならFURY Renegade G5 という選び方がベストでしょう。
特に、動画編集や大量のデータを扱うクリエイターにとっては、作業時間を短縮できる大きな武器になります。
また、「ロマン枠」として最新規格を体験したいゲーマーにもおすすめできるモデルです。
総合的に見て、FURY Renegade G5は 「速度」と「扱いやすさ」を両立した数少ないGen5 SSD と言えるでしょう。
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よくある質問(FAQ)
- QGen5 SSDはゲーム用途でも導入すべき?
- A
ゲームのロード時間に関しては、Gen4 SSDとの差は1秒未満で、ほとんど体感できません。
そのため「ゲームだけ」の用途ならGen4 SSDで十分です。
ただし、最新スペックを重視したい方や「ロマン」を楽しみたい方にはGen5 SSDもおすすめできます。
- Qヒートシンクなしで使っても大丈夫?
- A
ベンチマークではヒートシンクなしでも最後まで動作しましたが、温度は80〜90℃以上に達し、寿命を縮めるリスクがあります。
常用する場合は必ずヒートシンクを使用することが推奨です。
標準的な薄型ヒートシンクで十分なので、必ず装着しましょう。
- Q価格が高いけど、それに見合うメリットはある?
- A
ゲーム用途だけならコスパは良くありませんが、動画編集や大容量データのコピーを日常的に行う人には十分価値があります。
作業時間が短縮できることは、長期的に見ると大きな投資効果になるでしょう。







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