はじめに
インターネットを使っていて「夜になると遅いな…」「動画が止まる…」と感じたことはありませんか? 実はそれ、回線そのものの性能よりも接続方式の違いが大きく影響しているんです。
最近よく耳にする「IPv6(IPoE方式)」は、そんな悩みを解決してくれる新しい仕組み。 従来の方式に比べて混雑に強く、時間帯に左右されにくいのが特徴です。
この記事では、IPv6とは何か?、そしてなぜIPoE方式だとネットが速くなるのか?を初心者にもわかりやすく解説します。 これを読めば、自宅のネット環境を見直すヒントがきっと見つかりますよ。
IPv6とは?
まずは「IPv6ってそもそも何?」というところから整理しましょう。 インターネットに接続するすべての機器にはIPアドレスという住所のような番号が割り当てられています。 ところが、従来使われてきた「IPv4」という規格では、約43億個しかアドレスを作れず、世界中のスマホやPC、家電などの普及で足りなくなってしまいました。
そこで登場したのがIPv6(Internet Protocol Version 6)です。 IPv6はなんと340澗(かん)という桁違いの数のアドレスを扱える仕組み。 これは「地球上の砂粒ひとつひとつにIPアドレスをつけられるほど」と言われるほどの膨大さなんです。
IPv6は単なる数の多さだけでなく、最新の通信方式(IPoE)に対応しているのも大きなポイント。 これが「インターネットが速くなる」と言われる理由につながっていきます。

次の章では、従来の方式との違いを具体的に見ていきましょう。
接続方式の違い:PPPoEとIPoE
インターネットの速度に大きな影響を与えるのが接続方式です。 ここでは従来の「PPPoE方式」と、新しい「IPoE方式」の違いをわかりやすく解説します。
PPPoE方式とは?
従来から使われているのがPPPoE(PPP over Ethernet)方式です。 この方式では、利用者がインターネットに接続するときにモシュタ装置(網終端装置)という中継点を必ず通過します。 そのため利用者が増える夜間や休日には、この装置が混雑して回線が遅くなる原因になっていました。
IPoE方式とは?
一方で新しいIPoE(IP over Ethernet)方式では、モシュタ装置を経由せず、直接インターネットに接続できます。 これにより混雑を回避でき、スムーズに通信できるのが大きな特徴です。
イメージでいうと、PPPoE方式は料金所で一台ずつ止まって支払いをする「一般レーン」、 IPoE方式はETCを使ってノンストップで通過できる「専用レーン」といった感じです。

結果として、IPoE方式は混雑に強く、安定した速度を維持しやすいのです。
なぜIPv6(IPoE方式)は速いのか?
「IPv6でIPoE方式にすると速くなる」とよく言われますが、具体的にどんな理由があるのでしょうか? ポイントを整理すると以下のようになります。
1. 混雑を回避できる
従来のPPPoE方式は利用者が集中すると混雑してしまい、速度低下の原因になっていました。 IPoE方式はモシュタ装置を通らないため、混雑の影響を受けにくく、安定して速い通信が可能です。
2. 時間帯による速度低下が少ない
「夜になるとネットが遅い…」という経験はありませんか? これは多くの人が同時にネットを使うことでPPPoE方式が混み合っていたからです。 IPoE方式なら夜間や休日でも速度低下しにくいため、快適に使えます。
3. 動画・ゲームとの相性が良い
YouTubeやNetflixなどの動画配信サービス、オンラインゲームは大量のデータをやり取りします。 IPoE方式なら低遅延かつ安定した通信が可能なので、映像が止まったり、ゲームがカクついたりするトラブルも減らせます。

つまり、IPv6(IPoE方式)は「速い」だけでなく「安定している」のが大きな魅力。 快適なネット環境を求めるなら、これを選ばない手はありません。
IPv6を使うための条件
「IPv6(IPoE方式)が速いのは分かったけど、どうやったら使えるの?」と思った方も多いはず。 実は、契約するだけでは使えないケースもあるので、事前に以下の条件をチェックしましょう。
1. IPv6対応の光回線を契約する
まず大前提として、契約しているインターネット回線がIPv6に対応している必要があります。 最近の光回線サービスのほとんどは対応していますが、古いプランだとIPv4専用のこともあるので注意しましょう。
2. IPv6対応ルーターを使う
せっかく回線がIPv6に対応していても、自宅のWi-Fiルーターが非対応だと意味がありません。 ルーターの仕様に「IPv6対応」「v6プラス対応」などと書かれているか確認してください。 もし古いルーターを使っている場合は、買い替えが必要になるかもしれません。
3. プロバイダーがIPoE接続に対応しているか確認
回線業者と一緒に契約しているプロバイダー(インターネット接続業者)がIPoEに対応していないと、結局は従来のPPPoE接続になってしまいます。 公式サイトや契約書に「IPv6(IPoE)対応」「v6プラス対応」と記載があるか確認しましょう。

以上の3つを満たしていれば、あなたの環境でもIPv6(IPoE方式)を使える可能性大です。 次の章では、IPv6対応のおすすめ光回線も紹介していきます。
IPv6対応のおすすめ光回線
IPv6(IPoE方式)を使うためには、対応した光回線を選ぶことが大切です。 ここでは、初心者でも安心して選べるおすすめの光回線を3つ紹介します。
1. おてがる光
契約期間の縛りなしで利用できるのが魅力の光回線。 マンションタイプなら月額3,608円(税込)〜とリーズナブルで、IPv6(IPoE)接続にも対応しています。 「まずは試してみたい」「引っ越しの予定がある」という人にピッタリです。
2. ahamo光
ドコモが提供する光回線で、dポイント20,000ptがもらえるキャンペーン実施中。 マンション3,600円/戸建て4,950円(税込)とコスパも良く、スマホとセット割引があるのも大きなメリットです。 ドコモユーザーなら間違いなく候補に入れておきたい回線です。
3. @nifty光
NTTのフレッツ光回線を利用した老舗プロバイダーのサービス。 IPv6接続に標準対応しており、回線品質も安定。 サポートが手厚いので、ネット初心者や安心感を重視する人におすすめです。

どの光回線もIPv6(IPoE方式)に対応しているため、安定した高速通信を手に入れたい人に最適です。 ご自身のスマホキャリアやライフスタイルに合わせて選ぶと失敗しませんよ。
まとめ
今回は、IPv6(IPoE方式)について仕組みと速さの理由を解説しました。 ポイントを振り返ると次の通りです。
- IPv6は次世代のIPアドレス規格で、膨大な数のアドレスを扱える
- IPoE方式はモシュタ装置を通らず、混雑に強い接続方式
- 従来のPPPoE方式よりも夜間や休日に速度低下しにくい
- 快適に使うには「IPv6対応回線」と「対応ルーター」が必須
「ネットが遅い」と感じている人は、回線そのものをIPv6対応のものに切り替えるだけで劇的に改善するケースがあります。 ぜひ、今回紹介したIPv6(IPoE方式)対応の光回線をチェックして、自宅のネット環境をアップデートしてみてくださいね!
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よくある質問(FAQ)
- QIPv6は誰でも使えるの?
- A
はい、基本的には対応した光回線と対応ルーターがあれば誰でも使えます。 ただし、古いプランや非対応のプロバイダーを利用している場合はIPv6が利用できないこともあるので、事前に確認しておきましょう。
- QIPv6にしたら必ず速くなる?
- A
多くの場合は速度改善が期待できますが、必ずしもすべての環境で劇的に速くなるわけではありません。 宅内のWi-Fi環境やルーターの性能も速度に影響するため、合わせて見直すのがおすすめです。
- QIPv6(IPoE方式)のデメリットは?
- A
大きなデメリットはありませんが、注意点はあります。 例えば、古いルーターでは利用できない場合や、一部のサービスでIPv4接続が必要になるケースです。 ただし多くの回線では「IPv4 over IPv6」といった仕組みで両方に対応しているため、実際に困るケースは少なくなっています。







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