最近、「パソコンが重い」「何もしていないのにファンがうるさい」と感じることはありませんか?
それ、実はスペック不足ではなく、Windowsの“初期設定そのまま”が原因かもしれません。
Windowsには、ユーザーの利便性を高める目的で用意された機能がたくさんあります。
ただしその中には、実際にはあまり使われていないのに、裏でメモリやCPUを消費し続ける機能も存在します。
しかも最近は、ノートパソコン・デスクトップともに価格が高騰気味…。
「重いから買い替えよう」と簡単に決断できる状況ではありませんよね。
だからこそ今大切なのが、今あるパソコンの設定を見直して、ムダな負荷を減らし、できるだけ長く快適に使うことです。
この記事では、Windowsに標準で搭載されている中でも、
特にメモリを無駄に消費しやすい“メモリ泥棒”の正体と、
初心者でも安全にできる無効化・停止方法を、順番にわかりやすく解説していきます。
難しい専門知識や、レジストリ編集のような危険な操作は一切ありません。
「設定を少し見直すだけ」で、体感速度が変わるケースも少なくないですよ😊
「まだ買い替えるほどじゃないけど、今の重さはどうにかしたい」
そんな方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
1. まずは現状把握|タスクマネージャーでメモリ使用率を確認
設定をいじる前に、まずやっておきたいのが「今のパソコンがどれくらいメモリを使っているのか」を知ることです。
原因を確認せずに対策だけしても、「本当に改善したのか」が分からなくなってしまいます。
確認には、Windowsに標準搭載されているタスクマネージャーを使います。
メモリ使用率の確認手順
- タスクバーの何もないところを右クリック
- 「タスク マネージャー」をクリック
- 上部メニューの「パフォーマンス」を選択
- 左側の一覧から「メモリ」をクリック
すると、現在のメモリ使用量と使用率が表示されます。
ここではアプリを特に起動していない状態で確認するのがポイントです。
要注意なメモリ使用率の目安
- 60%以上: すでに余裕が少なく、動作が重くなりやすい状態
- 80%以上: 明らかに異常。フリーズやカクつきの原因になりやすい
「ブラウザしか開いていないのに60%を超えている」
「起動直後なのに80%近い」
こうした状態なら、裏で動いているWindowsの機能がメモリを食っている可能性が高いです。
このあと紹介する設定を見直すことで、
何もしていない状態のメモリ使用率がガクッと下がるケースも珍しくありません。

まずはここで「今の基準値」を確認したら、
次からいよいよメモリ泥棒の正体を1つずつ止めていきましょう。
2. メモリ泥棒①|「配信の最適化」を無効化する
最初に止めたいのが、Windowsに標準で有効になっている「配信の最適化」という機能です。
名前だけ聞くと便利そうですが、実はメモリや通信を裏で消費しやすい代表的な設定でもあります。
配信の最適化とは何をしている機能?
配信の最適化は、Windows Updateの更新ファイルを
Microsoftのサーバーだけでなく、他人のPCからも分けてもらう仕組みです。
その代わりに、あなたのPCも他人のためにデータを配る側として動作します。
つまり、何もしていなくてもバックグラウンドで通信・処理が行われ、メモリを消費し続けることになります。
特に、
- 回線速度がそこまで速くない
- メモリ容量が8GB以下
- ノートPCで常時起動している
こういった環境では、メリットよりデメリットの方が大きくなりがちです。
Windows 11での無効化手順
- 「設定(歯車アイコン)」を開く
- 左メニューの「Windows Update」をクリック
- 「詳細オプション」を選択
- 「配信の最適化」をクリック
- 「他のデバイスからのダウンロードを許可する」をオフ
Windows 10での無効化手順
- 「設定」から「更新とセキュリティ」を開く
- 左メニューの「配信の最適化」をクリック
- 「他のPCからのダウンロードを許可する」をオフ
無効化しても大丈夫?
「オフにしたらアップデートできなくなるのでは?」と心配になるかもしれませんが、
まったく問題ありません。
この設定を無効にすると、
Windows UpdateがMicrosoft公式サーバーから直接ダウンロードされる通常の方式に戻るだけです。

体感的にも、
「何もしていない時のメモリ使用率が下がった」
「バックグラウンド通信が減って静かになった」
と感じる人が多い、安全で効果が出やすい設定なので、まずはここから確実にオフにしておきましょう。
3. メモリ泥棒②|SysMain(旧:Superfetch)を停止する
次に見直したいのが、「SysMain(旧:Superfetch)」というWindowsの常駐サービスです。
この機能は、環境によってはパソコンを速くするどころか、逆に重くする原因になることがあります。
SysMainとはどんな機能?
SysMainは、ユーザーがよく使うアプリや操作を予測し、
次に使いそうなデータをあらかじめメモリに読み込んでおく「先読み機能」です。
理屈だけ聞くと便利そうですが、
- メモリ容量が少ない
- CPU性能が高くない
- 古めのノートPC
といった環境では、先読み作業そのものが負荷になり、常にメモリを圧迫してしまいます。
特に、「何もしていないのにメモリ使用率が高い」という状態の原因になりやすいのがこのSysMainです。
SysMainを停止する手順
- 検索ボックスに「サービス」と入力し、アプリを開く
- 一覧から「SysMain」を探してダブルクリック
- 「スタートアップの種類」を「無効」に変更
- サービスの状態が「実行中」の場合は「停止」をクリック
- 「適用」→「OK」で閉じる
停止すると不便にならない?
SysMainを停止すると、
一部アプリの起動がコンマ数秒遅くなる可能性はあります。
ただしその代わりに、
- 起動直後のもっさり感が減る
- ファンの回転音が静かになる
- 操作全体が軽く感じる
といった全体的な快適さの改善を感じるケースが多いです。

特に、
メモリ8GB以下のノートPCや、年数が経ったパソコンでは効果が出やすいので、
「最近なんとなく重いな…」と感じているなら、ぜひ一度試してみてください。
4. メモリ泥棒③|メーカー独自の常駐アプリを停止する
意外と見落とされがちなのが、パソコン購入時から入っているメーカー独自の管理アプリです。
これらは便利な反面、裏で常に動作し、メモリやCPUを消費し続ける原因になりやすい存在でもあります。
よくあるメーカー常駐アプリの例
- Dell SupportAssist
- HP Support Assistant
- Lenovo Vantage
これらのアプリは、
ドライバ更新・システム診断・サポート通知などを目的に、
定期的に自動チェックを行う仕組みになっています。
ただし、これらのチェックは24時間365日動かしておく必要はありません。
月に1回程度、手動で確認すれば十分なケースがほとんどです。
なぜ停止すると軽くなるのか
メーカーアプリは、起動していなくても
- バックグラウンドで常駐
- 自動更新や監視タスクを実行
- 起動時に複数のプロセスが立ち上がる
といった動作をします。
その結果、何もしていないのにメモリ使用率が高い状態を作りやすくなります。
タスクスケジューラで自動実行を止める方法(例)
- 検索ボックスに「タスク スケジューラ」と入力し、アプリを開く
- 左側のツリーから「タスク スケジューラ ライブラリ」を選択
- 一覧からメーカー名(Dell / HP / Lenovo など)が含まれる項目を探す
- 該当するタスクを右クリックし、「無効」を選択
これにより、Windows起動時や定期実行による負荷をまとめて抑えることができます。
削除ではなく「停止」にするのがポイント
ここで大事なのは、アプリ自体をアンインストールしなくても良いという点です。
削除してしまうと、
「ドライバ更新の方法が分からなくなった」
「いざという時にサポートツールが使えない」
といった不安が出てきます。

普段は止めておき、必要なときだけ手動で使う。
この付き合い方が、パソコンを軽く保ちつつ安全性も確保するコツです。
5. 設定を見直しても重い?実は「熱」が原因で遅くなっているかもしれません
ここまで紹介してきた設定を見直すことで、
メモリ使用率が下がり、動作が軽くなるケースはとても多いです。
ただし、それでも
- しばらく使うと急に重くなる
- ファンの音が大きくなって動作が鈍くなる
- 夏場や長時間作業で特に遅く感じる
こういった症状が出る場合、原因は「メモリ」ではなく「熱」かもしれません。
ノートPCは熱で性能が落ちやすい
ノートパソコンは構造上、排熱性能に余裕がありません。
そのためCPU温度が上がりすぎると、自動的に性能を下げて熱を抑える仕組みが働きます。
これをサーマルスロットリングと呼び、
設定をいくら最適化しても「なぜか遅い」と感じる原因になります。
特に、
- 在宅ワークで長時間起動しっぱなし
- 動画視聴・ブラウザ多用・Zoomなどを併用
- 購入から数年経過しているノートPC
こうした環境では、熱対策=体感速度アップにつながることも珍しくありません。
設定改善と相性がいい「物理的な対策」
分解やパーツ交換はハードルが高いですが、
置くだけで使える冷却アイテムなら初心者でも安全に導入できます。
設定を見直しても改善が足りないと感じた場合は、
最後のひと押しとして検討する価値があります。
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「設定でムダを削り、熱で性能低下しない状態を作る」。
この2つを組み合わせることで、買い替え前にもう一段階快適さを引き出すことができます。
まとめ|設定を見直すだけで、パソコンはまだ快適に使える
今回は、Windowsに標準で有効になっている中でも、
特にメモリを無駄に消費しやすい「メモリ泥棒」と、その対処法を紹介しました。
- まずはタスクマネージャーで現状を把握する
- 配信の最適化を無効化して、裏の通信と処理を止める
- SysMainを停止して、先読み負荷を減らす
- メーカー常駐アプリを止めて、起動時の重さを解消する
これらはすべて、危険な操作や専門知識が不要な設定変更です。
それでも、何もしていない状態のメモリ使用率が下がり、
「あれ?軽くなったかも」と感じる人は少なくありません。
また、設定を見直しても重さを感じる場合は、
ノートPC特有の「熱による性能低下」が影響している可能性もあります。
私自身、
「もう買い替えかな…」と思っていたパソコンが、
設定の見直しと環境改善だけで、意外と快適に使えるようになった経験があります。
パソコンが重くなると、つい買い替えを考えてしまいがちですが、
今ある環境を理解して、ムダを削るだけで延命できるケースは本当に多いです。
まだ買い替えるほどではないと感じているなら、
ぜひ今回の内容をひとつずつ試してみてください🙂
あわせて読みたい
Windowsをより快適に使いたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
今回の内容と組み合わせることで、さらに体感速度の改善やトラブル予防につながります。
- Windows11が重い原因と今すぐできる軽量化テクニック7選【初心者向け】
- 【Windows11】視覚効果を無効化してパソコンを高速化する方法
- Windows 11で勝手にインストールされるアプリを完全に止める方法
「なんとなく重い」を放置せず、
原因を一つずつ潰していくことで、パソコンはまだまだ快適に使えます。
よくある質問(FAQ)
- Qこれらの設定を変更すると、Windowsが不安定になったりしませんか?
- A
今回紹介しているのは、すべてWindowsに標準で用意されている機能のオン・オフや停止です。
レジストリ編集や非公式ツールは使わないため、通常の操作で不安定になるリスクは低いと考えて問題ありません。不安な場合は、1つ設定を変えるごとに様子を見るようにすると安心です。
- Qメモリ8GBのノートパソコンでも効果はありますか?
- A
はい、むしろメモリ8GB以下のパソコンほど効果を感じやすいケースが多いです。
メモリに余裕がない環境では、裏で動く機能を止めるだけでも使用率が大きく下がることがあります。「ブラウザだけでカクつく」「起動直後から重い」と感じている場合は、特に試す価値があります。
- QSysMainを停止すると、アプリの起動が遅くなりませんか?
- A
一部のアプリでは、起動がほんの少し遅くなる可能性はあります。
ただしその代わりに、常時メモリを圧迫する状態が解消され、全体の操作が軽く感じるケースが多いです。「起動は少し遅くてもいいから、普段の動作を軽くしたい」という人には向いている設定です。







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