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パスキー(Passkey)とは?仕組みと安全性を解説|パスワードは本当に不要になるのか

オンライン決済・フィッシング詐欺回避
  1. はじめに|なぜ今「パスキー」が注目されているのか
  2. パスワード認証が抱える限界
    1. 使い回しによるセキュリティリスク
    2. フィッシング詐欺が防ぎきれない
    3. 管理の手間が現実的ではない
    4. サーバー漏洩時の被害が大きすぎる
  3. パスキー(Passkey)とは何か
    1. FIDO2・WebAuthnという国際標準
    2. 「入力しない認証」が成立する理由
    3. パスワードとの決定的な違い
  4. パスキーの仕組みをやさしく解説
    1. 公開鍵と秘密鍵の関係
    2. 秘密鍵は外に出ない
    3. なぜフィッシングが成立しないのか
    4. 生体認証は「鍵」ではない
  5. パスキーは本当に安全なのか?
    1. 多要素認証(MFA)を1ステップで満たしている
    2. パスワード+SMS認証よりも安全な理由
    3. 攻撃者視点で見ると「狙いにくい」
    4. それでも「絶対安全」ではない
  6. 「スマホを使わず」パスキーを運用したい人向けの選択肢
    1. Yubico セキュリティキー YubiKey 5C
  7. パスキーは本当に「パスワード不要」になるのか
    1. なぜパスワードがまだ残っているのか
    2. 実際の運用はどう変わる?
    3. 将来的にはどうなるのか
  8. Windowsログインをパスワードレスにしたい人向けの選択肢
    1. SEKC USB指紋認証キー
  9. パスキーの作成・ログイン手順(実践)
    1. パスキーの作成(登録)手順
    2. パスキーによるログイン手順
    3. よくあるつまずきポイント
  10. デバイス紛失・機種変更時はどうなる?
    1. クラウド同期型パスキーという考え方
    2. 「同期=危険」ではない理由
    3. 物理セキュリティキー併用という選択
    4. 完全に復旧できないケースもある
  11. まとめ|パスキーは「覚悟のいらないセキュリティ」
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  12. よくある質問(FAQ)
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はじめに|なぜ今「パスキー」が注目されているのか

ログインのたびにパスワードを入力して、「あれ?これどのサービスのだっけ…?」と悩んだ経験、ありませんか? しかも最近は、ただ面倒なだけでなく、パスワードそのものが危険になりつつあるのが現実です。

フィッシング詐欺は年々巧妙になり、見た目だけでは本物と区別がつかない偽サイトも増えています。 さらに多くの人がパスワードを使い回しているため、ひとつ漏れると芋づる式に被害が広がるケースも珍しくありません。

そんな中で登場したのが、「パスキー(Passkey)」という新しいログイン方式です。 パスキーは、パスワードを覚える必要も、入力する必要もない認証方法として、 Apple・Google・Microsoftといった主要プラットフォームが本格的に採用を進めています。

「でも本当に安全なの?」「パスワードはもう不要になるの?」 そう感じている方も多いと思います。正直なところ、少し分かりにくいですよね。

この記事では、パスキーについて専門用語をできるだけ噛み砕きながら、 仕組み・安全性・現状の課題までを順番に解説していきます。 初めて聞いた方でも、「なるほど、そういうことか」と理解できる内容を目指します 😊

読み終わるころには、

  • パスキーがなぜフィッシングに強いのか
  • 今すぐ使うべきか、まだ様子見でいいのか
  • 自分に合った使い方はどれか

が判断できるようになるはずです。

それではまず、なぜ従来のパスワード認証が限界を迎えているのかから見ていきましょう。




パスワード認証が抱える限界

長年当たり前のように使われてきたパスワード認証ですが、実はすでに仕組みそのものが限界に近づいています。 問題は「使い方が悪い」だけではなく、「人間とネット環境に合っていない設計」にあります。

使い回しによるセキュリティリスク

多くの人が複数のサービスで同じ、または似たパスワードを使っています。 これは記憶の負担を減らすためには自然な行動ですが、セキュリティ面では致命的です。

もし一つのサービスからパスワードが漏れると、その情報を使って他のサービスに 自動でログインを試みる「リスト型攻撃」が行われます。 この攻撃は今もなお、被害が後を絶ちません。

フィッシング詐欺が防ぎきれない

最近のフィッシングサイトは非常に精巧で、URLをよく見なければ本物と区別がつかないこともあります。 AIによって文章やデザインが自動生成されるようになり、 「注意していれば防げる」という前提はすでに崩れています。

パスワード認証の最大の弱点は、正しいサイトかどうかに関係なく入力できてしまう点です。 つまり、仕組み上フィッシングに弱い構造になっています。

管理の手間が現実的ではない

セキュリティ対策として「サービスごとに長くて複雑なパスワードを使いましょう」と言われますが、 それをすべて覚えるのはほぼ不可能です。

結果として、メモに書いたり、簡単な規則で作ったりしてしまい、 かえってリスクを高めるケースも少なくありません。

サーバー漏洩時の被害が大きすぎる

多くのサービスでは、パスワードそのもの、またはハッシュ化した情報をサーバー側に保存しています。 どれだけ対策していても、サーバーが攻撃される可能性をゼロにはできません。

一度情報が流出すると、ユーザー側では防ぎようがなく、 「パスワードを変更するしかない」という後手の対応になりがちです。

このように、パスワード認証は 人間の記憶力・注意力・判断力に過度に依存している点が最大の問題と言えます。

では、こうした限界をどうやって解決しようとしているのでしょうか。 次は、その答えとして登場した「パスキー」の基本的な考え方を見ていきます。




パスキー(Passkey)とは何か

パスキー(Passkey)は、従来の「IDとパスワードを入力する」という発想を根本から変える、 新しい認証方式です。 一番の特徴は、ユーザーが秘密情報を入力しないという点にあります。

これまでのログインでは、

  • 正しいパスワードを覚えているか
  • 偽サイトではないかを見抜けるか

といったことを、すべて利用者側が判断する必要がありました。 パスキーは、この「人に判断させる部分」を仕組みで置き換えます。

FIDO2・WebAuthnという国際標準

パスキーは、FIDOアライアンスとW3Cが策定した FIDO2 / WebAuthnという国際標準に基づいています。 特定の企業独自仕様ではなく、世界共通で使える認証方式です。

Apple・Google・Microsoftといった主要プラットフォームが 同じ規格に対応しているため、 スマホ・パソコン・ブラウザを問わず利用できる環境が整いつつあります。

「入力しない認証」が成立する理由

パスキーでは、サービスごとに 公開鍵と秘密鍵のペアが作成されます。 このうち、

  • 公開鍵:サービス側のサーバーに保存
  • 秘密鍵:ユーザーのデバイス内にのみ保存

という役割分担になっています。

ログイン時にやり取りされるのは、 秘密鍵そのものではなく、一時的な署名データだけです。 そのため、通信経路上で盗まれる「パスワード」が存在しません。

パスワードとの決定的な違い

パスワードは「知っている情報」で本人確認をしますが、 パスキーは「持っているデバイス」と 「そのデバイスのロック解除」によって本人確認を行います。

つまり、 覚えるものから、所持しているものへ 認証の考え方が切り替わった、というわけです。

では、この仕組みは具体的にどのように動いているのでしょうか。 次は、パスキーの内部構造をもう少し噛み砕いて解説していきます。




パスキーの仕組みをやさしく解説

パスキーがなぜ安全なのかを理解するには、 「公開鍵暗号方式」という考え方を知る必要があります。 とはいえ、難しく考える必要はありません。

公開鍵と秘密鍵の関係

パスキーでは、ログインするサービスごとに 2つで1セットの鍵が作られます。

  • 秘密鍵:ユーザーのデバイス内にだけ保存される
  • 公開鍵:サービスのサーバーに保存される

この2つの鍵はペアになっていますが、 公開鍵から秘密鍵を逆算することはできません。 ここが、パスワードとの大きな違いです。

秘密鍵は外に出ない

パスワード認証では、入力した文字列がネットワークを通ってサーバーに送られます。 一方、パスキーでは秘密鍵そのものは一切送信されません

ログイン時に行われるのは、 サーバーから送られてきた「お題」に対して、 秘密鍵で署名した結果を返すだけです。 これにより、通信内容が盗まれても悪用できません。

なぜフィッシングが成立しないのか

パスキーは、登録した正規のサイトでしか使えないという特徴があります。 偽サイトにアクセスしても、対応するパスキーが存在しないため、 認証そのものが行われません。

つまり、 ユーザーが騙されて入力してしまう余地がない という構造になっています。 これが「フィッシング耐性が高い」と言われる理由です。

生体認証は「鍵」ではない

指紋認証や顔認証は、よく誤解されがちですが、 サービス側に送られているわけではありません。

生体認証はあくまで デバイス内の秘密鍵を使っていいか確認するためのロック解除 に過ぎません。 指紋や顔の情報が外部に送信されることはありません。

こうして見ると、パスキーは 「人の記憶」や「注意力」に頼らず、 仕組みそのもので安全性を確保する認証方式だとわかります。

では、この仕組みは本当に信頼できるのでしょうか。 次は、セキュリティの観点からパスキーを評価していきます。




パスキーは本当に安全なのか?

新しい認証方式と聞くと、「便利そうだけど、本当に大丈夫?」と不安になりますよね。 ここでは、セキュリティの視点からパスキーを冷静に見ていきます。

多要素認証(MFA)を1ステップで満たしている

パスキーは、実は多要素認証(MFA)の考え方を自然に取り入れています。 一般的にMFAは、次の要素を組み合わせます。

  • 知識要素:知っているもの(パスワードなど)
  • 所持要素:持っているもの(スマホ・セキュリティキー)
  • 生体要素:本人の特徴(指紋・顔など)

パスキーでは、 デバイスを所持していることデバイスのロックを解除できること を同時に確認します。 これをユーザーが意識することなく、1回の操作で行える点が大きな強みです。

パスワード+SMS認証よりも安全な理由

一見すると、「パスワード+SMSの2段階認証」の方が安全そうに感じるかもしれません。 しかし、SMS認証は電話番号の乗っ取りや転送設定の悪用など、 いくつかの弱点を抱えています。

それに対してパスキーは、 ネットワーク上に攻撃対象となる秘密情報が存在しない という点で、根本的に設計が異なります。

攻撃者視点で見ると「狙いにくい」

攻撃者は通常、

  • 大量に盗める情報
  • 再利用できる情報

を狙います。

パスキーはサービスごとに個別に生成され、 しかも秘密鍵はデバイス外に出ません。 そのため、一度に大量のアカウントを突破することが非常に困難です。

それでも「絶対安全」ではない

もちろん、どんな認証方式も万能ではありません。 デバイスそのものが盗まれ、かつロック解除されてしまえば、 リスクはゼロではありません。

ただし、その場合でも パスワードが漏れて世界中から不正ログインされる ような事態と比べると、 被害範囲ははるかに限定的です。

つまりパスキーは、 「絶対に破られない」から安全なのではなく、 現実的な攻撃を成立させにくい という意味で優れた認証方式だと言えます。

では、ここまで安全性が高いなら、 本当にパスワードは不要になるのでしょうか。 次は、パスキーとパスワードの関係を整理していきます。




「スマホを使わず」パスキーを運用したい人向けの選択肢

ここまで読んで、「パスキーはかなり安全そうだ」と感じた方も多いと思います。 ただ同時に、こんな疑問も浮かびませんでしたか?

  • スマホにすべてを任せるのは少し不安
  • 仕事用の重要アカウントは、もっと厳重に守りたい
  • クラウド同期に依存したくない

そんな人に向いているのが、 物理的なセキュリティキーを使ったパスキー運用です。

Yubico セキュリティキー YubiKey 5C

YubiKey 5Cは、USB-C接続の物理セキュリティキーです。 パスキー(FIDO2 / WebAuthn)に対応しており、 秘密鍵をクラウドに預けず、自分の手元で管理できる という大きな特徴があります。

ログイン時は、このキーをPCに挿した状態で認証を行うだけ。 対応サービスであれば、パスワードを入力する必要はありません。

YubiKey 5Cが向いている人

  • 仕事用・管理者アカウントなど、特に重要なログインを守りたい
  • スマホ紛失時のリスクを極力減らしたい
  • クラウド同期に頼らない認証方式を選びたい

一方で、常にキーを持ち歩く必要があるため、 「気軽さ」よりも「確実な安全性」を重視する人向けの選択肢と言えます。

Yubico セキュリティキー YubiKey 5C
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では、こうした物理キーを使わない場合、 パスワードは本当に不要になるのでしょうか。 次は、パスキーとパスワードの関係を現実的に整理していきます。




パスキーは本当に「パスワード不要」になるのか

ここまで読むと、 「こんなに安全なら、もうパスワードはいらないのでは?」 と感じるかもしれません。 結論から言うと、方向性としては正しいが、完全移行はまだ途中です。

なぜパスワードがまだ残っているのか

現在、多くのサービスでは パスキーとパスワードの併用が続いています。 これはパスキーが不完全だからではなく、 移行期ならではの現実的な理由があるためです。

  • 古い端末やブラウザへの互換性
  • サポート・復旧手段としてのパスワード
  • ユーザー全体の理解度の差

いきなりパスワードを廃止してしまうと、 ログインできなくなる利用者が出てしまいます。 そのため、多くのサービスは 「まずはパスキーを優先」 という段階的な移行を選んでいます。

実際の運用はどう変わる?

現在の現実的な運用は、 普段はパスキー、非常時はパスワード という形です。

ただし重要なのは、 パスキーを設定した時点で、 攻撃者が狙える入口が大きく減る という点です。

将来的にはどうなるのか

Apple・Google・Microsoftが標準機能としてパスキーを推進していることを考えると、 長期的にはパスワードの役割は 「例外的な復旧手段」へと縮小していく可能性が高いです。

つまり、 パスワードが完全に消えるかどうか ではなく、 普段使いするかどうか が変わっていくと考える方が現実的でしょう。

では実際にパスキーを使う場合、 どんな場面で、どんな形で導入するのが良いのでしょうか。 次は、具体的な使い方と実践的な運用方法を見ていきます。




Windowsログインをパスワードレスにしたい人向けの選択肢

パスキーの考え方を理解すると、 「Webサービスだけでなく、パソコンのログインも安全にしたい」 と思う方も多いはずです。

特にWindowsでは、パスワード入力が残っているケースも多く、 ここをどう安全にするかは悩みどころです。 そこで役立つのが、指紋認証を使ったログインです。

SEKC USB指紋認証キー

SEKC USB指紋認証キーは、 Windows Helloに対応したUSB接続の指紋認証デバイスです。 ノートPCに指紋センサーがない場合でも、 後付けで生体認証ログインを実現できます。

指紋認証は、パスキーそのものではありませんが、 パスキーと非常に相性が良い仕組みです。 デバイスのロック解除を安全かつ手軽に行えるため、 パスキー運用時の弱点になりやすい 「端末ログイン」を強化できます。

SEKC USB指紋認証キーが向いている人

  • Windows PCのログインをできるだけ簡単かつ安全にしたい
  • 指紋センサー非搭載のデスクトップ・ノートPCを使っている
  • パスワード入力を極力減らしたい

スマホはパスキー、PCは指紋認証という組み合わせにすると、 日常のログイン操作がかなり楽になります。 セキュリティ対策は「強くするほど面倒になる」と思われがちですが、 ここは逆に楽になるポイントです。

SEKC USB指紋認証キー
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では次に、実際にパスキーを使う場合、 どのような手順で登録・ログインを行うのかを見ていきましょう。




パスキーの作成・ログイン手順(実践)

ここからは、実際にパスキーを使うときの流れを見ていきます。 サービスごとに多少の違いはありますが、 基本的な考え方と手順はほぼ共通です。

パスキーの作成(登録)手順

  1. 既存の方法でログイン
    まずは、対象のWebサイトやアプリに パスワードや二段階認証など、現在使っている方法でログインします。
  2. セキュリティ設定を開く
    アカウント設定やセキュリティ設定の中にある 「パスキーを追加」「パスキーを作成」といった項目を選びます。
  3. 保存先の確認
    スマホやPCに表示される案内に従い、 パスキーをどのデバイスに保存するかを確認します。
  4. 画面ロックで本人確認
    指紋認証・顔認証・PINなど、 デバイスのロック解除操作を行います。 これによって秘密鍵が生成・保存されます。

パスキーによるログイン手順

  1. ログイン画面を開く
    サービスのログインページを開き、 メールアドレスやユーザー名を入力、または入力欄をタップします。
  2. パスキーを選択
    自動的に表示される候補から、 使用するアカウントのパスキーを選びます。
  3. 本人確認
    デバイスの画面ロック(指紋・顔・PINなど)を解除します。
  4. ログイン完了
    認証が成功すると、 パスワードを入力することなくログインできます。

よくあるつまずきポイント

  • 対応ブラウザ・OSが古く、パスキーが表示されない
  • 複数端末を使っていて、保存先が分からなくなる
  • 機種変更前にパスキーを確認していなかった

パスキーは「登録して終わり」ではなく、 どのデバイスにあるかを把握しておくことが大切です。

では、もしスマホやPCを失くした場合、 パスキーはどうなるのでしょうか。 次は、デバイス紛失や機種変更時の考え方を整理します。




デバイス紛失・機種変更時はどうなる?

パスキーを使う上で、多くの人が一番不安に感じるのが 「スマホやPCを失くしたらどうなるの?」という点です。 ここを理解しておくと、安心してパスキーを使えます。

クラウド同期型パスキーという考え方

現在主流になりつつあるのが、 クラウド同期型のパスキーです。

AppleのiCloudキーチェーンや、 Googleパスワードマネージャー、 Microsoftアカウントの仕組みを使うことで、 パスキーを複数デバイス間で同期できます。

これにより、

  • スマホを紛失しても、新しい端末で復元できる
  • PCを買い替えても、再登録の手間が減る

といったメリットがあります。

「同期=危険」ではない理由

クラウドに保存されると聞くと、 「秘密鍵が外に出てしまうのでは?」と不安になりますよね。

実際には、パスキーは エンドツーエンドで暗号化された状態で同期され、 AppleやGoogle、Microsoft自身も中身を読み取れません。

さらに、復元時には デバイスのロック解除やアカウント認証が必要なため、 第三者が勝手に使える仕組みにはなっていません。

物理セキュリティキー併用という選択

クラウド同期に不安がある場合は、 物理セキュリティキーを併用するという方法もあります。

重要なアカウントだけは スマホ内のパスキーとは別に、 セキュリティキーを登録しておくことで、 紛失時のリスクを分散できます。

完全に復旧できないケースもある

注意点として、 同期を使わず、単一デバイスにしか保存していない場合、 そのデバイスを失うと復旧が難しくなるケースがあります。

そのため、

  • 同期を有効にする
  • 予備の認証手段を登録しておく

といった準備は必須です。




まとめ|パスキーは「覚悟のいらないセキュリティ」

パスキー(Passkey)は、 これまで当たり前だった 「パスワードを覚えて、入力して、守る」 という認証の常識を大きく変える仕組みです。

人の記憶力や注意力に頼らず、 仕組みそのもので安全性を確保する という点が、パスキー最大の価値だと感じています。

本記事で解説してきたポイントを整理すると、 次のようになります。

  • パスワードは構造的にフィッシングや使い回しに弱い
  • パスキーは公開鍵暗号方式で秘密情報を送信しない
  • 多要素認証を1操作で満たし、利便性も高い
  • 現時点では移行期のため、併用が現実的

私自身の考えとしては、 「今すぐすべてをパスキーに切り替える」必要はありません。 ただし、 使えるサービスから少しずつ慣れていく ことは、とても意味があると思います。

特に、メールアカウントやクラウドサービスなど、 乗っ取られると被害が大きいものから パスキーを有効にするのがおすすめです。

パスキーは、 セキュリティを強くするために 我慢や努力を求める仕組みではありません。 何もしなくても自然に安全になる、 そんな時代に向けた認証方式です。


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パスキーや認証の仕組みを理解したあとに読むと、 セキュリティ対策の全体像がよりはっきり見えてきます。 関連性の高い記事をピックアップしました。

認証やセキュリティは、一つの対策だけで完璧になるものではありません。 いくつかの記事をあわせて読むことで、 自分に合った安全対策が見えてくるはずです。


よくある質問(FAQ)

Q
パスキーは本当にハッキングされないのですか?
A

パスキーも万能ではありませんが、従来のパスワード認証と比べると 現実的な攻撃が成立しにくい仕組みになっています。

秘密鍵はデバイスの外に出ず、通信中に盗まれる情報もありません。 そのため、フィッシング詐欺やリスト型攻撃のような 大規模・自動化された攻撃に非常に強いのが特徴です。

Q
指紋や顔のデータはサービス側に送られますか?
A

送られません。 指紋や顔などの生体認証情報は、 デバイス内でのみ処理されます。

サービス側が受け取るのは、 秘密鍵で署名された結果だけで、 生体データそのものや画像が送信されることはありません。

Q
スマホを失くしたら、すべてのアカウントにログインできなくなりますか?
A

クラウド同期を有効にしていれば、 新しい端末でパスキーを復元できるケースがほとんどです。

一方で、同期を使わず単一デバイスだけに保存していた場合は、 復旧が難しくなることもあります。 そのため、予備の認証手段や セキュリティキーの併用が推奨されます。

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