最近、こんなふうに感じていませんか?
- 朝100%にしたのに、夕方にはもう20%台
- 80%くらい残っているのに、急に電源が落ちた
- 充電の正解が分からなくて、毎回なんとなくつないでいる
スマホは毎日使うものだからこそ、バッテリーの不安はじわじわ効いてきますよね。私も以前、外出先で突然電源が落ちて「えっ…まだ30%あったのに?」と青ざめた経験があります。
でも実は、バッテリーには「正常な劣化」と「異常な劣化」があります。そして、多くの人が不安に感じている症状の中には「まだ問題ない状態」も少なくありません。
スマホのバッテリー寿命を考えるうえで大切なのは、次の3つです。
| 見るポイント | 判断基準 |
|---|---|
| 最大容量 | 80%が1つの目安 |
| 体感の変化 | 半日もたない・急激な減り |
| 発熱 | 高温状態が続いていないか |
なんとなく不安になるのではなく、「どこまでが正常で、どこからが問題なのか」を知ることが一番の近道です。
ここからは、寿命の基準、劣化の仕組み、正しい充電方法、そして交換すべきタイミングまで、順番に整理していきます。
結論:バッテリー寿命を延ばす鍵は「熱」と「充電範囲」
先にいちばん大事なポイントをまとめます。
- 最大容量80%が交換を検討する1つの目安
- 理想的な充電範囲は20〜80%(必須ではないが負担は少ない)
- バッテリーの最大の敵は高温
- 不安になったら、まずは劣化チェック
バッテリーは消耗品です。どんなに丁寧に使っても、時間とともに少しずつ劣化します。だからこそ大切なのは、「ゼロにする」ことではなく劣化をゆるやかにすることです。
特に重要なのが熱です。リチウムイオン電池は高温に弱く、温度が上がるほど内部の化学反応が加速し、劣化も進みやすくなります。
もうひとつは充電範囲です。0%近くまで使い切ったり、常に100%で長時間放置したりすると、バッテリーへの負担が大きくなります。
とはいえ、神経質になりすぎる必要はありません。正常と異常の線引きが分かれば、過度に心配することもなくなります。
スマホのバッテリー寿命は何年?どこまでが正常?
充電サイクル数の基準(500回 vs 1000回)
バッテリー寿命を語るときに出てくるのが「充電サイクル」という言葉です。
1サイクルとは、0%から100%分に相当する電力を使うことを指します。例えば、50%使って充電を2回繰り返した場合も、合計で1サイクルとしてカウントされます。
| モデルの目安 | 容量維持基準 |
|---|---|
| 従来モデル(例:iPhone 14以前) | 約500サイクルで最大容量80% |
| 新しいモデル(例:iPhone 15以降) | 約1000サイクルで最大容量80%(設計基準) |
毎日フル充電している場合、1年で約365サイクルです。つまり、単純計算では2年前後で80%付近に近づく可能性があります。
ただしこれは設計上の基準であり、実際の劣化速度は温度や使い方によって大きく変わります。
最大容量80%はなぜ交換目安なのか?
多くのメーカーが「最大容量80%未満」を交換目安にしているのには理由があります。
- 1回の充電で使える時間が明確に短くなる
- ピーク電力を安定して供給できなくなる
- 突然のシャットダウンが起きやすくなる
特にピーク電力の低下がポイントです。カメラ起動やゲームなど、一瞬大きな電力が必要な場面で、電圧が安定しないと電源が落ちることがあります。
判断基準の目安
| 最大容量 | 状態の目安 |
|---|---|
| 85〜100% | 正常範囲 |
| 80〜85% | やや劣化(様子見) |
| 80%未満 | 交換を検討 |

「2年使った=寿命」ではありません。最大容量と体感の両方で判断するのが大切です。
あなたのスマホは危険?劣化チェック方法
iPhoneで最大容量を確認する方法
iPhoneの場合は、システムからバッテリーの健康状態を確認できます。
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」を選択
- 「最大容量」を確認する
表示される「最大容量」が、新品時を100%とした現在の健康状態です。
80%を下回っている場合は、交換を検討するタイミングです。85%前後なら、まだ実用範囲といえることが多いです。
Androidで確認する方法
Androidは機種によって表示方法が異なりますが、一般的には次のように確認できます。
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」を選択
- 「バッテリー使用量」や「バッテリー状態」を確認
Pixelなど一部機種ではバッテリー情報が詳細に表示されます。表示がない場合は、公式サポートアプリや診断機能を利用する方法もあります。
体感で分かる劣化サイン
数値だけでなく、体感も重要な判断材料です。
- 1日持っていたのが半日以下になった
- 80%から30%に急激に減る
- 残量があるのに突然シャットダウン
- 以前より充電に時間がかかる
特に「80%→30%が一瞬で減る」ような挙動は、内部抵抗の増加が影響している可能性があります。
ただし注意したいのは、動作が重い=バッテリー劣化とは限らないという点です。
ストレージ不足やバックグラウンド処理が原因で動作が重くなるケースも多いです。気になる場合は、こちらもあわせて確認してみてください。
なぜ劣化する?リチウムイオン電池の仕組み
サイクル劣化とカレンダー劣化
バッテリーの劣化には、大きく2種類あります。
- サイクル劣化:充放電の繰り返しによる劣化
- カレンダー劣化:時間の経過による自然劣化
使わなくても少しずつ劣化するのが「カレンダー劣化」です。だから、購入から3年経ったスマホは、使用頻度が少なくてもある程度は劣化しています。
カレンダー劣化は「使っていなくても進む」
バッテリー劣化というと「充電回数」が注目されがちですが、実は時間そのものでも劣化は進みます。これが「カレンダー劣化」です。
リチウムイオン電池は、内部でごくわずかな化学反応が常に起きています。使っていなくても、その反応は完全には止まりません。
具体例①:2年間ほぼ使っていないスマホ
「サブ機として引き出しに入れておいただけ」というスマホでも、購入から2年経っていれば最大容量は少し下がっていることが多いです。
これは充電回数が少なくても、時間経過による内部劣化が進んでいるためです。
具体例②:未開封スマホでも100%のままではない理由
新品スマホは工場出荷時に約50%前後の残量で保管されることが一般的です。
これは、
- 100%保存 → 高電圧ストレスがかかる
- 0%保存 → 深放電リスクがある
という理由から、バッテリーにとって安定しやすい中間値で管理されているためです。
つまりメーカー自身も、「満充電で長期保存は理想ではない」と考えているということです。
長期間使わないときの最適残量
もしスマホをしばらく使わない場合は、
- 40〜60%程度まで充電してから保管
- 高温・直射日光を避ける
- 数ヶ月に一度は残量を確認する
これが理想的です。
100%で放置するよりも、バッテリーへの負担は小さくなります。
サイクル劣化は「使った回数」、カレンダー劣化は「経過時間」。
この2つが同時に進むことで、最大容量は少しずつ下がっていきます。
「あまり使っていないのに劣化している」と感じた場合、それは異常ではなく、自然なカレンダー劣化である可能性が高いです。
高温が最大の敵な理由
リチウムイオン電池は、温度が上がるほど内部の化学反応が加速します。
| 温度環境 | 劣化傾向 |
|---|---|
| 約20℃前後 | 比較的安定 |
| 40℃前後 | 劣化が進みやすい |
| 60℃付近 | 短期間でも急激に劣化 |
真夏の車内や、ゲームをしながらの充電は高温になりやすい代表例です。
発熱が気になる場合は、こちらも参考になります。
保護回路と「100%表示」の誤解
「100%まで充電すると過充電になる」と思っている方もいますが、現在のスマホには保護回路が組み込まれています。
システム上の100%は、化学的な限界値ではなく、安全マージンを含めた数値です。
つまり、たまに100%まで充電したからといって、すぐに壊れるわけではありません。
長期間使わないときの最適残量は「40〜60%」
意外と知られていませんが、スマホをしばらく使わない場合は充電残量を約50%前後にして保管するのが理想的です。
リチウムイオン電池は、満充電(高電圧状態)でも、空に近い状態(低電圧状態)でもストレスがかかります。
| 保存状態 | バッテリーへの影響 |
|---|---|
| 100%で長期保存 | 高電圧ストレスが続き、カレンダー劣化が進みやすい |
| 0%で長期放置 | 深放電リスク(起動不能になる可能性) |
| 40〜60%で保存 | 電圧ストレスが少なく、劣化を抑えやすい |
例えば、機種変更して予備機として保管する場合や、数か月使わない端末がある場合は、
- いったん50%前後まで充電(または放電)する
- 高温多湿を避けて保管する
- 数か月に一度、残量を確認する
このようにしておくと、バッテリーの劣化を抑えやすくなります。
「使っていないのに劣化するの?」と思うかもしれませんが、これがカレンダー劣化です。時間が経つだけでも、内部の化学反応は少しずつ進みます。
未開封のスマホでも100%の状態で何年も放置すると、最大容量は新品時より下がることがあります。
長期保存する場合は、50%前後+涼しい場所が基本ルールです。
ここまでの要点まとめ
- 劣化の原因は「回数」「時間」「熱」
- 特に影響が大きいのは「熱」
- 最大容量80%が1つの判断ライン
バッテリー寿命を縮めるNG行動
バッテリーはゆっくり劣化していくものですが、使い方によってはそのスピードを一気に早めてしまいます。
ここでは、知らずにやりがちな「寿命を縮める行動」を整理します。ポイントは“熱を生む使い方”をしていないかです。
ながら充電(充電しながらゲーム・動画)
いちばん負担が大きいのが、充電しながら高負荷アプリを使うことです。
- 充電 → 発熱する
- ゲームや動画 → 発熱する
この2つが同時に起こると、本体温度は一気に上がります。
特に3Dゲームや長時間の動画視聴はCPUとGPUに強い負荷がかかるため、内部温度が40℃前後まで上がることもあります。
温度が高い状態で100%付近まで充電を続けると、内部劣化が進みやすくなります。
対策
- 高負荷アプリは充電中に使わない
- どうしても使う場合はケースを外す
- 80%程度でいったん充電を止める
真夏の車内放置・直射日光
夏の車内は、短時間でも60℃近くまで上がることがあります。
この温度域は、リチウムイオン電池にとってかなり過酷です。数回の高温曝露でも、容量低下が進む可能性があります。
| 環境 | リスク |
|---|---|
| 日陰・室内(約20℃) | 安定 |
| 真夏の屋外(40℃前後) | 劣化が進みやすい |
| 車内放置(60℃近く) | 急激な劣化リスク |
短時間でもダッシュボードの上に置きっぱなしは避けましょう。
0%放置と100%長時間放置
極端な充電状態も負担になります。
- 0%近くで長時間放置 → 深い放電状態になりやすい
- 100%で高温状態が続く → 化学的ストレスが大きい
現在のスマホには保護回路がありますが、それでも極端な状態が続けば劣化は進みます。
理想は20〜80%の範囲ですが、常に守れなくても問題ありません。“長時間極端な状態にしない”ことが大切です。
高出力急速充電を常用する
急速充電そのものが悪いわけではありません。問題は発熱管理です。
60W〜100Wクラスの高出力充電では、短時間で温度が上がりやすくなります。
とくに以下の条件が重なると負担が増えます。
- 高温環境
- ケース装着
- 100%まで連続充電
おすすめの使い方
- 必要なときだけ急速充電
- トップアップ(短時間の継ぎ足し)中心
- 充電中は風通しのよい場所に置く
非正規・品質不明の充電器を使う
安価な充電器やケーブルの中には、電圧が安定しない製品もあります。
電圧が不安定だと、内部制御に余計な負担がかかることがあります。
発熱を抑えたいなら、高効率設計の充電器を選ぶのも有効です。
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GaN(窒化ガリウム)採用モデルは効率が高く、発熱を抑えやすい傾向があります。
NG行動の共通点
- 熱がこもる
- 極端な充電状態が続く
- 高負荷と充電が同時に起こる

「充電の回数」よりも、「どんな状態で充電しているか」のほうが、寿命に影響するケースは多いです。
正しい充電方法の結論
充電のやり方については、いろいろな情報があって迷いますよね。
結論から言うと、「完璧を目指すより、負担を減らす意識を持つ」ことがいちばん現実的です。
20〜80%ルールは守るべき?
よく聞く「20〜80%で使うのが理想」というルール。これは理論的には理にかなっています。
- 0%付近 → 電圧が低くなり負担がかかる
- 100%付近 → 高電圧状態が続きストレスがかかる
この両端を避けることで、内部の化学的ストレスを抑えやすくなります。
ただし、毎回きっちり80%で止める必要はありません。大事なのは、
- 毎日0%まで使い切らない
- 毎日100%で長時間放置しない
この2つを意識することです。
寝る前に充電する場合も、最適化充電機能(iPhoneや一部Androidに搭載)をオンにしておけば、80%付近でいったん止まり、起床時間に合わせて満充電になります。
急速充電はどう使うのがベスト?
急速充電=悪、ではありません。
問題は温度です。
高出力充電では短時間で電流が多く流れるため、どうしても発熱しやすくなります。そこで意識したいのが「トップアップ充電」です。
トップアップ充電とは
- 30%→60%まで
- 40%→75%まで
といったように、必要な分だけ短時間で補充する方法です。
100%まで毎回フル充電するより、バッテリーへの負担は少なくなります。
充電器選びも重要です。高効率設計の充電器は、無駄な発熱を抑えやすい傾向があります。
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GaN採用モデルはエネルギー変換効率が高く、本体側の温度上昇も比較的穏やかです。
神経質になりすぎないことも大切
ここまで読むと、「毎回20〜80%を守らないといけないの?」と不安になるかもしれません。
でも実際には、
- たまに100%まで充電する
- 旅行中に0%近くまで使う
こうしたことがあっても、すぐに寿命が縮むわけではありません。

バッテリーは積み重ねで劣化します。だからこそ、日常のちょっとした意識の差が、1年後・2年後に効いてきます。
発熱を抑える具体的テクニック
バッテリー劣化の最大要因は「熱」です。
逆に言えば、発熱をコントロールできれば、寿命をゆるやかにできます。
ケースは外すべき?充電中の温度管理
厚手のケースは放熱を妨げることがあります。
- 急速充電中
- ゲーム直後の充電
- 夏場の室温が高いとき
こうした状況では、ケースを外すだけでも温度が下がることがあります。
触って「明らかに熱い」と感じるなら、一度充電を止めて冷ましてから再開するのも有効です。
ダークモードは本当に節電になる?
有機EL(OLED)ディスプレイでは、黒い部分は発光しません。
そのため、ダークモードは実際に消費電力を抑える効果があります。
ただし液晶(LCD)の場合は、バックライトが常に点灯しているため、節電効果は限定的です。
詳しい仕組みはこちらで解説されています。
バックグラウンド通信を減らす
気づかないうちに電力を消費しているのが、バックグラウンド通信です。
- 使っていないSNSの更新
- 自動アップロード
- 常時位置情報取得
これらは発熱の原因にもなります。
設定からバックグラウンド更新を制限するだけで、体感で電池持ちが改善するケースもあります。
テザリングは意外と高負荷
テザリングは、通信+Wi-Fi発信+CPU処理が同時に動くため、かなり発熱します。
長時間使う場合は、
- 通気性のよい場所に置く
- 直射日光を避ける
- できればフル充電状態を避ける
こうした工夫が劣化を防ぎます。
数値で管理したい人へ:充電状態の可視化
中級者以上の方なら、電圧や電流を確認するのも面白い方法です。
充電中に温度や電流の変化を見ると、「どのタイミングで負担が大きいか」が見えてきます。
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発熱が大きいときは電流値も高くなりやすい傾向があります。
「なんとなく」ではなく、「見える化」すると対策が取りやすくなります。
交換すべきか?買い替えるべきか?
最大容量が下がってくると、次に迷うのが「交換する?それとも買い替える?」という問題です。
ここでは、判断の線引きをはっきりさせます。
80%未満でも問題ないケース
最大容量が78%や79%でも、
- 1日は普通に持つ
- 突然シャットダウンしない
- 発熱や膨張がない
このような場合は、すぐに交換が必要とは限りません。
「数値」と「体感」の両方を見るのがポイントです。
交換を強く検討すべきサイン
- 最大容量が80%未満で半日もたない
- 30%以上あるのに電源が落ちる
- 本体が膨らんでいる・画面が浮いている
- 異常な発熱が続く
特に膨張は危険です。この場合は使用を中止し、早めに修理相談をしてください。
バッテリー膨張はなぜ危険?仕組みと正しい対処法
バッテリーの膨張は「よくある劣化」とは別の話です。これは安全面で注意が必要な状態です。
なぜ膨張するのか?
リチウムイオン電池は内部で化学反応を繰り返しています。
劣化や高温状態が続くと、内部でガスが発生することがあります。このガスが逃げ場を失うと、バッテリーパックが膨らみます。
- 長期間の高温使用
- 深い放電の繰り返し
- 物理的な衝撃
こうした条件が重なるとリスクが高まります。
膨張すると何が危険?
膨張そのものよりも問題なのは、内部構造が不安定になることです。
- 内部ショートのリスク
- 発煙・発火の可能性
- 画面や筐体の破損
特に、画面が浮いてきたり、本体が歪んできたりした場合は要注意です。
| 症状 | 対応 |
|---|---|
| わずかな浮き | 早めに修理相談 |
| 明らかな膨張 | 使用中止 |
| 発熱・異臭あり | すぐに電源オフ・充電停止 |
絶対にやってはいけないこと
- 針や工具で穴を開ける
- 押し込んで元に戻そうとする
- そのまま使い続ける
内部のガスは可燃性の可能性があり、穴を開けると発火の危険があります。
通常の劣化との線引き
最大容量が80%未満でも、膨張がなければ「危険」ではありません。
多くの場合は単なる容量低下です。
危険な兆候は以下の3つです。
- 本体の膨らみ
- 異常な発熱
- 焦げたような匂い
これらがなければ、過度に恐れる必要はありません。
バッテリー劣化=即発火、ではありません。 ただし、膨張は別問題です。
少しでも違和感を感じたら、無理せず正規修理窓口へ相談してください。
交換と買い替えの判断基準
| 状況 | おすすめ判断 |
|---|---|
| 購入から1〜3年 | バッテリー交換が有効 |
| OSサポート終了間近 | 買い替え検討 |
| 動作も遅く不満が多い | 買い替え視野 |
バッテリーだけが問題なら、交換でまだ十分使えることが多いです。
バッテリー交換費用の目安はいくら?
「交換って結局いくらかかるの?」というのは、かなり現実的な疑問ですよね。
機種や時期によって変動はありますが、一般的な目安は次の通りです。
| 機種 | 正規店交換の目安 |
|---|---|
| iPhone(通常モデル) | 約1万円〜1万5千円前後 |
| iPhone Pro / 大型モデル | 約1万5千円〜2万円前後 |
| Android(国内メーカー) | 約8千円〜1万8千円前後 |
| Android(海外メーカー) | 部品取り寄せにより変動 |
※価格は機種・為替・部品在庫状況により変動します。必ず公式修理ページで最新情報を確認してください。
正規店と非正規店の違い
費用を抑えたい場合、街の修理店を検討する方もいると思います。
| 項目 | 正規店 | 非正規店 |
|---|---|---|
| 価格 | やや高め | 比較的安い |
| 部品品質 | 純正 | 互換品が多い |
| 防水性能 | 維持されやすい | 保証されない場合あり |
| メーカー保証 | 継続 | 無効になる可能性あり |
価格だけで見ると非正規店は魅力的ですが、防水性能や今後の保証への影響も考慮する必要があります。
交換と買い替え、どちらが得?
判断の目安としては、
- 購入から1〜3年以内 → 交換がおすすめ
- OSサポート終了が近い → 買い替え検討
- カメラや処理性能にも不満がある → 買い替えが合理的
例えば、2年使用で最大容量78%、それ以外は快適なら、1万円台であと2年使える可能性があります。
一方、4年以上経過していて動作も重く、サポート終了も近いなら、バッテリー交換より買い替えのほうが長期的にコスパが良いこともあります。
交換までの“延命策”という選択肢
「すぐには交換できない」「もう少し様子を見たい」という場合は、モバイルバッテリーで運用する方法もあります。
Anker Nano Power Bank
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小型モデルなら持ち歩きの負担も少なく、外出先での不安を減らせます。

ただし、これはあくまで一時的な対策です。突然シャットダウンや膨張がある場合は、延命ではなく交換を優先してください。
よくある誤解を整理する
バッテリーに関する情報は多く、正しいことと誤解が混ざりやすい分野です。ここでは、特に混同しやすいポイントを整理します。
急速充電=必ずバッテリーに悪い?
急速充電そのものが即、寿命を縮めるわけではありません。
本質は「どれだけ発熱しているか」です。
- 高温にならない範囲での急速充電 → 大きな問題になりにくい
- 高温状態が長時間続く → 劣化が進みやすい
つまり、急速充電を使うことよりも、温度管理が重要です。
100%まで充電すると過充電になる?
現在のスマホには、電圧や電流を制御する保護回路が組み込まれています。
表示上の「100%」は、化学的な限界値ギリギリではなく、安全マージンを持たせた数値です。
たまに100%まで充電する程度で、すぐにバッテリーが傷むことはありません。
問題になるのは、100%+高温+長時間放置の組み合わせです。
0%まで使い切るとバッテリーが強くなる?
これは、昔のニッケル水素電池などにあった「メモリー効果」の話が混同されたものです。
リチウムイオン電池にはメモリー効果はありません。
むしろ、頻繁に0%付近まで使い切るほうが負担になります。
バッテリー劣化=スマホが重い原因?
動作が重いと「バッテリーが悪いのでは?」と考えがちですが、原因は別の場合も多いです。
- ストレージ不足
- バックグラウンドアプリ過多
- OSアップデート直後の最適化処理
重さとバッテリー劣化は必ずしもイコールではありません。
最大容量=今の残量?
これも混同しやすいポイントです。
- 最大容量 → バッテリーの健康度(劣化率)
- 残量% → 今どれだけ充電されているか
最大容量80%でも、残量表示は100%になります。
「最大容量」と「残量」は意味がまったく違う数値です。

誤解が整理できると、必要以上に不安にならずにすみます。
大事なのは、数字と体感を冷静に見て判断することです。
まとめ:寿命を延ばすより「正常ラインを知る」ことが大切
スマホのバッテリーは、どんな使い方をしても少しずつ劣化します。
だからこそ大事なのは、「劣化しない方法」を探すことではなく、どこまでが正常で、どこからが問題なのかを知ることです。
この記事のポイント整理
- 最大容量80%がひとつの交換目安
- 劣化の主な原因は回数・時間・熱
- 特に影響が大きいのは高温状態
- 20〜80%充電は理想だが、完璧を目指す必要はない
- 数値と体感の両方で判断する
私の経験から感じたこと
私自身、以前は「100%にしないと不安」「20%を切ると焦る」という使い方をしていました。
でも、充電の仕組みを理解してからは、
- 高温にしない
- 0%放置をしない
- 必要以上に神経質にならない
この3つだけを意識するようになりました。
その結果、2年以上使っても80%台後半を維持できています。
もし今、不安を感じているなら、まずは最大容量を確認してみてください。
数値が85%以上であれば、過度に心配する必要はありません。 80%を切っていて体感でも厳しいなら、交換を検討するタイミングです。
バッテリーは「正しく恐れる」ことがいちばんの対策です。 焦らず、数字と状態を見ながら判断していきましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q毎日100%まで充電しても大丈夫?
- A
基本的には問題ありません。
現在のスマホは充電制御が入っており、表示上の100%がそのまま“限界ギリギリ”というわけではありません。
ただし注意したいのは、
- 100%のまま高温状態が続く
- 充電しながら高負荷アプリを使う
このようなケースです。
毎晩の充電自体は一般的な使い方ですが、可能であれば「最適化充電機能」をオンにしておくと、バッテリーへの負担を減らせます。
- Q寝る前に充電しっぱなしは危険?
- A
「一晩中つなぎっぱなし=すぐ劣化」というわけではありません。
多くの機種では、満充電後はトリクル充電(微量充電)に切り替わります。
ただし、
- 夏場の室温が高い
- 布団の上など熱がこもる場所
この条件が重なると温度が上がりやすくなります。
硬い机の上など、放熱しやすい場所で充電するのがおすすめです。
- Q急速充電と普通充電、どちらが長持ちする?
- A
理論上は、低出力充電のほうが発熱は少なくなります。
しかし実際には、
- 充電時間の短縮
- 温度管理
このバランスが重要です。
高出力でも短時間でトップアップする使い方なら、大きな差は出にくいと考えられます。
一方で、急速充電+高温+100%放置が重なると負担は増えます。
つまり、「どの出力で充電するか」よりも「どんな温度状態で使っているか」が長持ちのカギになります。











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