最近、「ミニPC」というジャンルのパソコンが急速に進化しています。手のひらサイズの小さな筐体なのに、普通のデスクトップPCに近い性能を持つモデルも増えてきました。
その中でも注目されているのが、MINISFORUM UM890 Proです。Ryzen 9 8945HSというハイエンドCPUを搭載し、コンパクトなサイズながら非常に高い処理性能を持つミニPCとして話題になっています。
とはいえ、こんな疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。
- ミニPCって本当に性能は大丈夫?
- 動画編集や重い作業でも使える?
- ゲームはどこまで遊べる?
- 普通のデスクトップPCと比べてどうなの?
小さいパソコンほど「性能が低そう」というイメージを持たれがちですが、最近のミニPCはかなり事情が変わっています。CPUや内蔵GPUの進化によって、普段使いはもちろん、クリエイティブ作業や軽いゲームまでこなせるモデルも増えてきました。
特にUM890 Proは、Ryzen 9クラスのCPU・Radeon 780Mの内蔵GPU・OCulinkによる外付けGPU拡張という特徴を持っており、ミニPCの中でもかなり高性能な部類に入ります。
実際にスペックやベンチマークを見ると、「これはもう小型のデスクトップPCでは?」と思うレベルの性能を持っています。🙂
ここではMINISFORUM UM890 Proの性能・特徴・メリットとデメリットを、初心者にも理解しやすい形で整理していきます。
- UM890 Proの基本スペック
- ベンチマーク性能
- ゲームや動画編集の実力
- ミニPCとしてのメリットと弱点
- どんな人に向いているのか
ミニPCを検討している人はもちろん、「小型でもパワフルなパソコンが欲しい」という人にとって、判断材料になる内容を順番に見ていきましょう。
結論:MINISFORUM UM890 Proは「デスクトップ級性能のミニPC」
まず結論から言うと、MINISFORUM UM890 Proは「デスクトップPCに近い性能を持つ高性能ミニPC」です。
Ryzen 9 8945HSというハイエンドCPUを搭載しているため、一般的なミニPCよりも処理能力が高く、日常作業はもちろん、動画編集や開発などの重い作業でも快適に使えるレベルのパフォーマンスを持っています。
特に次の3つは、このPCの大きな強みです。
- Ryzen 9 8945HSによる高いCPU性能
- Radeon 780Mの内蔵GPUで軽〜中程度のゲームが可能
- OCulinkによる外付けGPU(eGPU)拡張に対応
つまり、用途別に見ると次のような評価になります。
| 用途 | 快適度 |
|---|---|
| ネット・Office作業 | ◎ 非常に快適 |
| プログラミング・開発 | ◎ 快適 |
| 動画編集 | ◎ 問題なく可能 |
| 軽〜中程度のゲーム | ○ 設定調整でプレイ可能 |
| 最新3Dゲーム | △ eGPU使用で快適 |
また、ミニPCとしては珍しくOCulinkという外部GPU接続規格に対応しているため、将来的にグラフィック性能を大きく強化することもできます。
つまり、次のような人にはかなり相性の良いミニPCと言えます。
- デスクトップPC並みの性能をコンパクトなPCで使いたい
- 動画編集や開発作業を快適にしたい
- 将来的にeGPUでゲーム性能を強化したい
- 静かな作業環境を作りたい
逆に注意点もあります。例えば次のような部分です。
- OCulinkを使うとSSDスロットが1つ使えなくなる
- BIOSの細かい設定は少なめ
- USB4の速度は環境によって変わる場合がある
とはいえ、総合的に見ると「高性能・コンパクト・拡張性」のバランスがかなり優れたミニPCです。

ここからは、UM890 Proのスペックや性能をもう少し具体的に見ていきましょう。
MINISFORUM UM890 Proの基本スペック
UM890 Proは、コンパクトなミニPCでありながらハイエンドノートPCクラスのCPUを搭載しているのが最大の特徴です。サイズは小さいですが、内部のパーツ構成はかなり本格的で、仕事用PCとしても十分使えるスペックになっています。
まずは主なスペックを整理してみましょう。
MINISFORUM UM890 Pro ミニPC
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 9 8945HS(8コア16スレッド / 最大5.2GHz) |
| GPU | Radeon 780M(統合グラフィックス) |
| メモリ | DDR5-5600 / 最大96GB |
| ストレージ | M.2 PCIe 4.0 SSD ×2 |
| ネットワーク | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 |
| 有線LAN | 2.5GbE ×2 |
| 映像出力 | HDMI 2.1 / DisplayPort / USB4 |
| サイズ | 約127 × 130 × 60mm |
| 重量 | 約709g |
サイズだけ見ると「小型の外付けHDD」くらいの大きさですが、CPUやメモリのスペックは一般的なノートPCよりも上のクラスです。
Ryzen 9 8945HSとはどんなCPU?
UM890 Proに搭載されているRyzen 9 8945HSは、AMDのZen4アーキテクチャを採用した高性能CPUです。
このCPUの特徴は次の通りです。
- 8コア16スレッドのマルチタスク性能
- 最大5.2GHzの高いクロック
- AI処理用のNPUも搭載
- 高性能な内蔵GPU「Radeon 780M」
CPUの性能イメージを簡単にまとめると、次のような位置になります。
| CPUクラス | 用途の目安 |
|---|---|
| Ryzen 5 / Core i5 | 普段使い・Office作業 |
| Ryzen 7 / Core i7 | 重めの作業・動画編集 |
| Ryzen 9 | 開発・クリエイティブ用途 |
つまりUM890 Proは、ミニPCでありながらプロ用途にも使えるクラスのCPUを搭載していることになります。
Radeon 780Mの内蔵GPU性能
もう1つ注目したいのが、内蔵GPUのRadeon 780Mです。
普通、内蔵GPUというと「動画再生用」くらいのイメージを持つ人も多いですが、780Mはかなり性能が高く、現在の内蔵GPUの中ではトップクラスの性能と言われています。
例えば次のような用途なら問題なく動くレベルです。
- 4K動画再生
- 軽いゲーム
- 写真編集
- 動画エンコード
ただし、注意点もあります。内蔵GPUは専用グラフィックメモリ(VRAM)を持たず、メインメモリを共有します。そのため性能を最大限出すには、次の条件が重要になります。
- メモリはデュアルチャネルにする
- できれば32GB以上あると安心

このあたりはミニPCを選ぶときに意外と見落とされやすいポイントです。GPU性能を重視するなら、メモリ構成にも少し意識を向けておくと失敗しにくくなります。
ベンチマーク性能を検証|実際どれくらい速い?
スペック表だけでは、実際の速さはイメージしにくいものです。そこで参考になるのがベンチマークスコアです。これはCPUやGPUの処理能力を数値で測るテストで、PCの性能比較によく使われます。
MINISFORUM UM890 Proでは、主に次のようなベンチマーク結果が報告されています。
| ベンチマーク | スコア | 評価の目安 |
|---|---|---|
| Geekbench 6(シングル) | 約2600〜2700 | 非常に高性能 |
| Geekbench 6(マルチ) | 約13000〜13700 | デスクトップ級 |
| CINEBENCH R23(シングル) | 約1800 | 高速 |
| CINEBENCH R23(マルチ) | 約17000 | ハイエンドクラス |
| 3DMark Time Spy | 約2900〜3400 | 強力な内蔵GPU |
| PCMark 10 | 約7000 | 普段使いは非常に快適 |
この数値を見ると分かる通り、UM890 ProのCPU性能は一般的なノートPCよりもかなり高い水準です。特にマルチコア性能は高く、複数の作業を同時に行うような使い方でも余裕があります。
CPU性能の体感レベル
数字だけでは分かりにくいので、実際の作業で考えてみましょう。
- Chromeタブを20〜30個開く
- Photoshopで画像編集
- 動画エンコード
- Zoomなどのオンライン会議
こうした作業を同時に行っても、CPUがボトルネックになりにくい性能です。特に動画編集やプログラミングなど、CPU負荷が高い作業ではRyzen 9の強さを実感しやすいでしょう。
Radeon 780Mのゲーム性能
UM890 Proに搭載されているRadeon 780Mは、現在の内蔵GPUの中でもかなり高性能な部類に入ります。専用グラフィックカードには及びませんが、設定を調整すれば多くのゲームをプレイできます。
| ゲーム | 設定 | プレイ目安 |
|---|---|---|
| フォートナイト | 1080p 中設定 | 快適 |
| 原神 | 1080p 高設定 | ほぼ問題なし |
| Apex Legends | 1080p 低〜中 | プレイ可能 |
| Cyberpunk 2077 | 720p 低設定 | 動作は可能 |
ここで覚えておきたいのが、内蔵GPUはメモリを共有する仕組みだという点です。
つまりGPUの性能は次の要素にも影響されます。
- メモリ容量
- メモリ速度(DDR5など)
- デュアルチャネル構成
特にゲーム用途では、メモリを2枚構成(デュアルチャネル)にすることでグラフィック性能が大きく伸びることがあります。このあたりはミニPCを使ううえで意外と重要なポイントです。

本格的な3Dゲームを高画質で遊びたい場合は、次の章で紹介するOCulinkによる外付けGPU(eGPU)を使うことで、さらに性能を引き上げることもできます。
ミニPCとしての強み|UM890 Proが評価される理由
ベンチマークを見るだけでもUM890 Proの性能はかなり高いことが分かりますが、このミニPCの魅力は単純なスペックだけではありません。
実際に評価されているポイントは、次のような「実用面のバランス」です。
- CPU性能が非常に高い
- 外付けGPU(eGPU)拡張に対応
- 冷却性能と静音性のバランスが良い
- 内部アクセスが簡単でメンテナンスしやすい
順番に見ていきましょう。
圧倒的なCPU性能で重い作業にも強い
UM890 Proの最大の強みは、やはりRyzen 9 8945HSによるCPU性能です。
ミニPCというと「普段使い用」というイメージを持つ人も多いですが、このCPUはむしろクリエイティブ用途や開発用途でも使えるクラスです。
例えば次のような作業でも余裕があります。
- Chromeを20〜30タブ開いたまま作業
- Photoshopで画像編集
- 4K動画の書き出し
- 複数アプリを同時に使うマルチタスク
特にマルチコア性能が高いので、動画エンコードやコンパイルなどの並列処理が多い作業では体感速度がかなり快適になります。
このクラスのCPUがミニPCに搭載されているという点だけでも、最近のミニPCがどれだけ進化しているかが分かります。
OCulinkで外付けGPUを接続できる
UM890 Proが他のミニPCと大きく違うポイントがOCulinkです。
これは簡単に言うと、外付けGPU(eGPU)を高速接続できるインターフェースです。
一般的なミニPCでは、外付けGPUはUSB4やThunderbolt経由で接続します。しかしこの方法は、どうしても帯域制限による性能ロスが発生します。
一方でOCulinkはPCIeに近い形でGPUを接続できるため、性能をより引き出しやすいのが特徴です。
| 接続方式 | 特徴 |
|---|---|
| USB4 / Thunderbolt | 便利だが帯域制限あり |
| OCulink | PCIeに近い高速接続 |
つまりUM890 Proは、次のような使い方もできます。
- 普段は省電力ミニPCとして使用
- ゲームをするときだけGPUを接続
この拡張性の高さは、ミニPCとしてかなり大きなメリットです。
静音性と冷却のバランスが良い
高性能なミニPCで気になるのが発熱と騒音です。
UM890 Proでは「Cold Wave 2.2」という冷却システムが採用されており、CPUと内部パーツを効率よく冷やす構造になっています。
レビューでは次のような結果が報告されています。
- 高負荷時CPU温度:約75〜82℃
- SSD温度:55℃以下
- 騒音:約34〜43dB
騒音の目安は次の通りです。
| 騒音レベル | 体感 |
|---|---|
| 30dB | 図書館レベル |
| 40dB | 静かな部屋 |
| 50dB | 一般的な会話 |
そのため通常作業ではファン音が気になりにくく、静かな作業環境を作りたい人にも向いているミニPCと言えます。
マグネット式天板でメンテナンスが簡単
UM890 Proは内部アクセスのしやすさも特徴のひとつです。
天板はマグネット固定になっているため、工具なしで簡単に取り外すことができます。
内部にアクセスすれば、次のような作業が可能です。
- メモリ増設
- SSD追加
- OCulinkアダプターの取り付け

ミニPCは内部アクセスが面倒なモデルも多いのですが、この構造のおかげでメンテナンス性はかなり良い部類です。
デメリット|購入前に知っておきたい注意点
UM890 Proは非常に完成度の高いミニPCですが、もちろん完璧というわけではありません。購入前に知っておいた方がいいポイントもいくつかあります。
特に注意したいのは次の3つです。
- OCulinkを使うとSSDスロットが1つ使えなくなる
- USB4の転送速度は環境によって変わる
- BIOSの設定項目が少なめ
順番に見ていきましょう。
OCulink使用時はSSDが1枚しか使えない
UM890 ProにはM.2 SSDスロットが2つありますが、ここに少し注意点があります。
OCulinkアダプターを使用する場合、2つ目のM.2スロットを使用する構造になっているため、SSDと同時に使うことができません。
つまり次のどちらかを選ぶ形になります。
| 構成 | 使用可能 |
|---|---|
| SSD ×2 | 可能 |
| SSD ×1 + OCulink | 可能 |
| SSD ×2 + OCulink | 不可 |
このため、用途によって評価が変わります。
- ストレージ容量を重視 → SSD2枚構成
- ゲーム性能を重視 → OCulink + eGPU
どちらを重視するかによって、最適な構成を選ぶ必要があります。
USB4の転送速度は環境で変わる
UM890 ProはUSB4ポートを搭載しており、理論上は最大40Gbpsの高速通信に対応しています。
ただし一部の検証では、次のようなケースも報告されています。
- 外付けSSDで20Gbps前後になる
- ケーブルによって速度が変わる
- 接続機器によって帯域が制限される
USB4は便利な規格ですが、実際の速度はケーブル・デバイス・接続方法に影響されます。
そのため、理論値の40Gbpsが常に出るわけではない点は覚えておいた方がよいでしょう。
BIOS設定が少なめ
もう1つの注意点がBIOSの設定項目です。
UM890 Proは基本的な設定はできますが、ハイエンド自作PCのように細かい調整はできません。
例えば次のようなことをしたい人には少し物足りない可能性があります。
- CPUの詳細チューニング
- メモリの細かいタイミング設定
- 高度なオーバークロック
ただし普通に使う分には問題なく、むしろ設定がシンプルなため初心者には扱いやすい構成とも言えます。
総合的に見ると、これらのポイントは致命的な欠点というより「用途によって注意が必要」な部分です。

次は、UM890 Proがどんな人に向いているのか、逆におすすめしないケースについて整理していきます。
他のミニPCと比較|UM890 Proはどの位置のモデル?
ミニPCを選ぶとき、多くの人が悩むのが「他のモデルと比べてどうなのか」という点です。
最近は各メーカーから高性能なミニPCが登場しており、CPUの世代やGPU、拡張性などで特徴が大きく変わります。UM890 Proはその中でも「高性能+拡張性」のバランス型に位置するモデルです。
ここでは代表的な比較対象として、次の2つのタイプと比べてみます。
- 前世代モデル(UM780 XTX)
- 最新AI CPU搭載ミニPC(Ryzen AIシリーズなど)
UM780 XTXとの違い
UM780 XTXはUM890 Proの前世代にあたる人気ミニPCで、OCulink対応という特徴も共通しています。
ただしCPUの世代が変わっており、UM890 Proでは性能がさらに強化されています。
| 項目 | UM890 Pro | UM780 XTX |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 9 8945HS | Ryzen 7 7840HS |
| CPU世代 | Zen4(改良版) | Zen4 |
| 内蔵GPU | Radeon 780M | Radeon 780M |
| OCulink | 対応 | 対応 |
GPU自体は同じ780Mですが、CPU性能はUM890 Proの方が少し高くなっています。特にマルチコア性能では差が出やすく、動画エンコードや開発作業などではUM890 Proの方が有利です。
またUM780 XTXはLEDパネルなどデザイン面の特徴がありましたが、UM890 Proではそれを廃止して冷却性能や実用性を重視した設計になっています。
Ryzen AI搭載ミニPCとの違い
最近はRyzen AIシリーズなど、AI処理用のNPUを強化したCPUを搭載するミニPCも増えてきました。
例えばRyzen AI 9 HX 370などを搭載したモデルは、AI処理能力が大きく向上しています。
| 比較項目 | UM890 Pro | Ryzen AIミニPC |
|---|---|---|
| CPU性能 | 高い | 非常に高い |
| AI処理 | 対応 | 非常に強い |
| 価格 | 比較的安い | 高め |
| コスパ | 良い | 用途次第 |
AI処理を積極的に使う用途では最新モデルが有利ですが、一般的な用途ではUM890 Proでも十分な性能があります。
そのためUM890 Proは、次のような立ち位置のミニPCと言えます。
- ハイエンド寄りのミニPC
- 性能と価格のバランスが良い
- eGPU拡張もできる
つまり「最新AI特化モデルではないけれど、高性能でコストパフォーマンスの良いハイエンドミニPC」という位置づけです。
ミニPCの選び方がよく分からない場合は、CPUの役割や性能の違いを理解しておくと判断しやすくなります。
こんな人におすすめ / おすすめしない人
パソコン選びで大切なのは、「そのPCが自分の用途に合っているか」です。 UM890 Proは性能の高いミニPCですが、すべての人に最適というわけではありません。
ここでは向いている人・向いていない人を整理してみます。
UM890 Proがおすすめな人
- コンパクトな高性能PCが欲しい人
- 動画編集・開発・クリエイティブ作業をしたい人
- 静かな作業環境を作りたい人
- 将来的にeGPUで性能を拡張したい人
特におすすめなのは、作業用PCとして使いたい人です。
例えば次のような用途ではかなり快適に使えます。
- 動画編集(Premiere / DaVinci Resolveなど)
- プログラミングや開発環境
- 写真編集
- Chromeタブを大量に開く作業
またOCulink対応なので、将来的に外付けGPU(eGPU)を追加してゲーム性能を上げるという使い方もできます。
MINISFORUM UM890 Pro ミニPC
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UM890 Proをおすすめしない人
一方で、次のような人には別のPCの方が向いている可能性があります。
- 最初から本格的なゲーミングPCが欲しい人
- SSDを2枚使いつつeGPUも使いたい人
- BIOS設定やオーバークロックを細かく調整したい人
特にゲームをメインに考えている場合は注意が必要です。
内蔵GPUのRadeon 780Mはかなり高性能ですが、RTXシリーズのような専用GPUにはやはり及びません。 そのため最新の3Dゲームを高画質で遊びたい場合は、eGPUを使うか、最初からゲーミングPCを選んだ方が快適になるケースもあります。
逆に言えば、UM890 Proは「作業用PC+必要ならゲームもできる」というバランス型のミニPCです。

小型PCでありながら高い処理能力を持つため、 「机をすっきりさせたいけど性能は妥協したくない」という人にはかなり魅力的な選択肢になります。
ミニPCでよくある誤解|購入前に知っておきたいポイント
ミニPCを検討している人からよく聞くのが、「小さいパソコンって性能が低いのでは?」という疑問です。確かに以前はそのイメージが強かったのですが、最近はCPUや内蔵GPUの進化によって状況が大きく変わっています。
ここでは、ミニPCを選ぶときに多くの人が誤解しやすいポイントを整理しておきます。
ミニPCは性能が低い?
以前のミニPCは省電力CPUを使うことが多く、性能も「軽い作業向け」というモデルが多くありました。
しかし最近はノートPC向けのハイエンドCPUを搭載するモデルが増えています。
例えばUM890 Proに搭載されているRyzen 9 8945HSは、次のような特徴があります。
- 8コア16スレッドの高いマルチ性能
- 最大5.2GHzの高クロック
- 動画編集や開発作業にも対応できる性能
そのため最近のミニPCは、用途によってはミドルクラスのデスクトップPCに近い性能を発揮することもあります。
内蔵GPUではゲームはできない?
「内蔵GPU=ゲーム不可」と思われがちですが、これも最近は変わりつつあります。
UM890 ProのRadeon 780Mは、現在の内蔵GPUの中でもトップクラスの性能を持っています。
例えば次のようなゲームなら設定調整でプレイ可能です。
- フォートナイト
- Apex Legends
- 原神
- 軽めのSteamゲーム
ただし最新の3Dゲームを高画質でプレイする用途には専用GPUの方が有利です。その場合は、UM890 ProのOCulinkによるeGPU拡張が活きてきます。
メモリ容量が多ければ速くなる?
これは半分正しく、半分誤解です。
確かにメモリ容量は重要ですが、内蔵GPUを使うPCではメモリ構成も大きく影響します。
特に重要なのが次の2つです。
- デュアルチャネル(メモリ2枚構成)
- メモリ速度(DDR5-5600など)
同じ16GBでも「8GB×2」と「16GB×1」では、GPU性能に差が出ることがあります。
ミニPCを選ぶときは、容量だけでなくメモリの構成もチェックしておくと失敗しにくくなります。
USB4とThunderboltは同じ?
USB-Cポートは見た目が同じなので混同されがちですが、実際にはいくつかの規格があります。
- USB-C(コネクタ形状)
- USB4(通信規格)
- Thunderbolt(Intel系高速規格)
UM890 ProはUSB4ポートを搭載しており、映像出力や高速データ転送が可能です。ただし実際の速度は接続機器やケーブルによって変わることがあります。
こうした仕組みを少し理解しておくだけでも、ミニPC選びで失敗する可能性はかなり減ります。
ミニPCのスペックの見方がよく分からない場合は、CPUの基礎知識も知っておくと判断しやすくなります。
総合評価
MINISFORUM UM890 Proを総合的に見ると、ミニPCの中でもかなり完成度の高いモデルです。
コンパクトなサイズでありながらRyzen 9クラスのCPUを搭載しており、日常用途はもちろん、クリエイティブ作業や開発用途まで幅広く対応できる性能があります。
特に評価できるポイントは次の3つです。
- ミニPCとしてはトップクラスのCPU性能
- Radeon 780Mによる強力な内蔵GPU
- OCulinkによるeGPU拡張が可能
つまり、UM890 Proは単なる「小型パソコン」ではなく、将来的に性能を拡張できるミニデスクトップという位置付けのPCです。
また静音性や冷却性能も比較的優秀で、作業用PCとして使いやすい点も魅力です。特に次のような用途では高い満足度が期待できます。
- 動画編集
- プログラミング・開発
- クリエイティブ作業
- 軽〜中程度のゲーム
一方で注意点としては、OCulink使用時にSSDスロットが1つ使えなくなる点や、BIOSの細かなチューニングができない点があります。
とはいえ、これらは用途次第で大きな問題にならないケースが多く、全体としては性能・サイズ・拡張性のバランスが非常に良いミニPCと言えるでしょう。
MINISFORUM UM890 Pro ミニPC
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| CPU性能 | ★★★★★ |
| GPU性能 | ★★★★☆ |
| 拡張性 | ★★★★☆ |
| 静音性 | ★★★★☆ |
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
総合的な評価としては、レビュー媒体の平均スコアも含めると約87点前後の完成度と考えられます。
「高性能ミニPCを探している」「省スペースでパワフルな作業PCが欲しい」という人にとって、UM890 Proはかなり有力な選択肢になるでしょう。
よくある質問(FAQ)
- QミニPCでも動画編集はできますか?
- A
UM890 ProのようにRyzen 9クラスのCPUを搭載したミニPCであれば、動画編集も可能です。特にフルHD編集であれば快適に作業できるケースが多く、4K編集でも設定次第で対応できることがあります。
- QミニPCでゲームはどこまでできますか?
- A
Radeon 780Mの内蔵GPUを使えば、フォートナイトや原神などのゲームを設定調整でプレイできる可能性があります。ただし最新の3Dゲームを高画質で遊びたい場合は、OCulinkで外付けGPUを接続する方法も検討できます。
- QミニPCの寿命はどれくらいですか?
- A
使用環境や負荷によって変わりますが、一般的にはノートPCと同程度の寿命と考えられます。冷却環境を整え、ホコリ対策などを行えば、5年以上使えるケースも珍しくありません。








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