はじめに
「安いミニPCって本当に使えるの?」と感じたことはありませんか。
特に最近は、数万円で買えるコンパクトなパソコンが増えてきて、「性能は大丈夫?」「すぐ重くならない?」と不安になる方も多いと思います。
実際、同じ“安いミニPC”でも性能にはかなり差があります。例えば、Intel N100搭載モデルは価格は魅力的ですが、用途によっては物足りなさを感じるケースも少なくありません。
そんな中で注目されているのが、Ryzen 7を搭載しながら5万円台で購入できる「NiPoGi E3B」です。
「この価格で本当に快適に使えるの?」 「安い理由があるんじゃないの?」
こうした疑問はとても自然ですし、実は“正解でもあります”。
というのも、このPCはそのままでも十分使えるけど、少し理解して使うと評価が大きく変わるタイプの製品だからです。
・どこまで快適に使えるのか ・どんな人に向いているのか ・逆に買ってはいけないケースは何か ・そして「なぜ評価が分かれるのか」
このあたりを、実際の使い方イメージや判断基準とあわせて整理していきます。
スペック表だけでは見えない“リアルな使い勝手”まで踏み込んで解説していくので、購入前の判断材料としてじっくり見てみてくださいね🙂
結論:NiPoGi E3Bは“そのままでも快適、カスタムすれば化けるPC”
結論からお伝えすると、NiPoGi E3Bは日常用途ならそのままでも十分快適に使えるミニPCです。
ただし重要なのは、初期状態のままだと本来の性能をすべて引き出せていないという点です。
このPCは「安いのに高性能」ではなく、正確には「安いけど、少し手を加えると本気で高性能になる」タイプです。
✔ 判断基準(ここが一番重要)
- おすすめできる用途
Web閲覧、YouTube、Office作業、軽い動画編集 → とても快適 - 条件付きでOK
軽いゲームや長期運用 → メモリ増設で一気に快適になる - おすすめしない用途
APEXやFFなど重いゲーム → 性能不足になりやすい
✔ なぜ評価が分かれるのか?
NiPoGi E3Bは、初期状態だと以下のような制限があります。
- メモリが1枚(シングルチャネル)
- SSDがSATA規格でやや遅め
この状態でも普段使いは問題ありませんが、性能の“7割くらい”しか出ていない状態です。
逆に言うと、
- メモリをもう1枚追加(デュアルチャネル化)
- NVMe SSDに換装
この2つを行うだけで、体感がガラッと変わります。
✔ まとめると
NiPoGi E3BはこんなPCです。
- そのままでも普通に快適
- でも少し知識がある人ほど満足度が高い
- 「コスパ+伸びしろ」が最大の魅力

この特徴を理解しているかどうかで、「当たりPC」になるか「微妙なPC」になるかが分かれるので、ここはしっかり押さえておきたいポイントです。
NiPoGi E3Bのスペックをわかりやすく解説
スペック表
NiPoGi E3Bの主なスペックを一覧でまとめました。購入前に全体像を把握しておくと、自分の用途に合っているか判断しやすくなります。
NiPoGi ミニPC E3B
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | NiPoGi E3B |
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | AMD Ryzen 7 7730U / 5825U / 5700U / Ryzen 5 7430U |
| コア数 / スレッド数 | 最大8コア16スレッド |
| メモリ | 16GB / 32GB DDR4-3200(最大64GB、2スロット) |
| ストレージ | 512GB M.2 SATA SSD(NVMeスロットあり) |
| グラフィックス | Radeon Graphics(内蔵GPU) |
| 通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、有線LAN(1GbE) |
| USBポート | USB-C ×1、USB-A 3.2 ×6 |
| 映像出力 | HDMI、DisplayPort(最大3画面出力) |
| サイズ | 約128 × 128 × 41.3 mm |
| 重量 | 約400〜559g |
| 電源 | ACアダプター(USB-C給電非対応) |
ポイントとしては、メモリとストレージに拡張性があることと、USBポートや映像出力が豊富な点です。
特に「あとから強化できる設計」というのは、この価格帯では大きなメリットです。
このPCの“正体”はどんな性能なのか?
NiPoGi E3Bは「ミニPC」というカテゴリですが、中身はかなりしっかりしています。
特に注目すべきは、Ryzen 7 7730UというCPUです。
これはノートパソコン向けの高性能CPUで、コア数は8コア16スレッド。簡単に言うと「同時にたくさんの処理をこなせる」タイプです。
そのため、
- ブラウザでタブをたくさん開く
- YouTubeを見ながら作業する
- Office作業を同時に進める
といった使い方でも、かなり余裕があります。
「ミニPC=性能が低い」というイメージを持っている方も多いですが、このクラスになると普通のノートPC以上の快適さを感じることもあります。
スペックの見方(初心者向け)
パソコンの性能は、主にこの3つで決まります。
- CPU:処理の頭脳(速さのベース)
- メモリ:作業スペース(同時作業の快適さ)
- ストレージ:データ保存+読み書き速度
それぞれの違いが分かりにくい場合は、こちらの記事も参考になります。
NiPoGi E3Bの場合、この3つは以下のような構成です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7730U(高性能) |
| メモリ | 16GB(余裕あり) |
| ストレージ | 512GB SSD |
この時点でも、普段使いには十分すぎるスペックです。
注意:初期構成は“本来の性能を出し切れていない”
ここがこのPCの一番重要なポイントです。
スペック表だけ見ると「完璧」に見えるのですが、実際は少しだけ落とし穴があります。
- メモリが1枚だけ(シングルチャネル)
- SSDがSATA規格(やや遅め)
特にメモリのシングルチャネルは影響が大きく、グラフィック性能や全体の処理速度が本来より落ちる原因になります。
例えるなら、「広い机があるのに片側しか使っていない」ような状態です。
また、SSDもNVMeではなくSATAなので、極端に遅いわけではないですが、高速モデルと比べると差は感じるレベルです。
つまりこのPCは、
- スペック自体は高い
- ただし初期状態では“力を出し切れていない”
という構造になっています。

この特徴を理解しておくと、後悔せずに使えるようになります。
実際の性能はどのくらい?体感ベースで解説
普段使いはどこまで快適?
まず一番気になる「普段使い」ですが、ここは正直かなり快適です。
- Chromeでタブを10〜20枚開く
- YouTubeを見ながら作業
- ExcelやWordを同時に使用
こういった使い方でも、動作が重くなることはほぼありません。
体感としては「普通のノートPCより余裕がある」という印象で、ストレスを感じる場面はかなり少ないです。
動画編集・クリエイティブ用途
軽めのクリエイティブ用途も問題なくこなせます。
- フルHD動画編集 → 快適
- 簡単な画像編集 → 問題なし
- 4K動画編集 → 条件付き(やや重い)
ポイントは、「どこまでを求めるか」です。
例えば、カット編集やテロップ入れ程度ならサクサク動きますが、エフェクトを多用したり長時間の4K編集になると、さすがに負荷がかかります。
このあたりは「高性能ノートPCレベル」と考えるとイメージしやすいです。
ゲーム性能のリアルなライン
ゲームに関しては、ここが一番誤解されやすいポイントです。
- 軽いゲーム(マイクラ・原神・ドラクエなど) → 快適
- 中量級(フォートナイトなど) → 設定を下げればプレイ可能
- 重いゲーム(APEX・FFなど) → 厳しい
「Ryzen 7だからゲームも余裕」と思われがちですが、ここで重要なのはグラフィック性能は内蔵GPUという点です。
専用のグラボがないため、どうしても3D性能には限界があります。
よくある失敗例
実際に多いのがこのパターンです。
- 「Ryzen 7だからAPEXもいけると思った」
- → 実際はカクついてプレイ困難
このPCはあくまで「万能ではあるけど、ゲーム特化ではない」という立ち位置です。

逆に言うと、ゲーム以外の用途ではかなり優秀なので、用途が合っていれば満足度は高くなります。
メリット:この価格帯ではかなり強い
NiPoGi E3Bの魅力は一言でいうと、「価格に対してできることが多すぎる」点です。
特に5万円前後という価格帯で考えると、かなりバランスの良い1台です。
コスパが非常に高い(N100との比較)
よく比較されるのが、同じミニPCで人気の「Intel N100搭載モデル」です。
| 項目 | N100ミニPC | NiPoGi E3B |
|---|---|---|
| 価格 | 約3〜4万円 | 約5〜6万円 |
| 性能 | 最低限 | 余裕あり |
| 快適度 | 用途による | ほぼ快適 |
確かにN100は安いですが、少し重い作業をするとすぐ限界が来ます。
一方でE3Bは、あと1〜2万円追加するだけで“数年使える性能”に一気に変わるのが大きなポイントです。
拡張性が高く「伸びしろ」がある
このPCの強みは、買った後に性能を伸ばせることです。
- メモリ:最大64GBまで増設可能
- SSD:NVMeスロットあり
つまり、
- 最初はそのまま使う
- 必要になったらパワーアップする
という使い方ができます。
この「段階的に強くできる」という点は、長く使う上でかなり大きなメリットです。
静音性と安定性が優秀
ミニPCで気になるのが「音」と「熱」ですが、この点も安心できます。
- 普段使い → ほぼ無音レベル
- 高負荷時 → 多少ファン音あり(気にならない程度)
また、長時間使っても極端に熱くなることは少なく、安定して動作します。
「小さい=熱暴走しやすい」というイメージを持っている方でも、このモデルは比較的安心して使えます。
ポートが豊富で使いやすい
地味ですが、かなり便利なのがポートの多さです。
- USBポートが合計7つ
- HDMI+DisplayPortで3画面出力
- 有線LAN対応
周辺機器をたくさんつなぐ人でも困りにくく、デスクトップPCのように使えます。

特に「小さいのに拡張性が高い」という点は、ミニPCとしてかなり優秀なポイントです。
デメリット:ここを理解してないと後悔する
NiPoGi E3Bはコスパが高い反面、いくつか注意点があります。
ここを知らずに買うと「思ってたのと違う…」となりやすいので、正直に整理しておきます。
メモリがシングルチャネル問題
最も大きなデメリットがこれです。
初期状態ではメモリが1枚だけ(シングルチャネル)になっています。
これの何が問題かというと、CPUや内蔵GPUの性能が十分に発揮されない点です。
- 本来の性能 → 100%
- シングルチャネル → 70〜80%程度
特にグラフィック性能への影響が大きく、ゲームや動画処理で差が出やすくなります。
逆に言えば、メモリをもう1枚追加するだけで性能が大きく伸びるということでもあります。
SSDがSATAで遅い
次に注意したいのがストレージです。
搭載されているSSDは「SATA接続」で、最近主流のNVMe SSDよりも速度が遅めです。
| 種類 | 速度の目安 |
|---|---|
| SATA SSD | 約500MB/s |
| NVMe SSD | 2000〜3000MB/s以上 |
日常用途では大きな問題はありませんが、
- 起動時間
- アプリの立ち上がり
- 大容量ファイルの読み書き
このあたりで差を感じることがあります。
ストレージの違いがよく分からない場合は、こちらの記事も参考になります。
USB-Cの落とし穴(PD給電非対応)
もうひとつ意外と見落としがちなのがUSB-Cです。
このPCにはUSB-Cポートがありますが、充電(USB PD)には対応していません。
- 映像出力 → OK
- データ転送 → OK
- USB-C給電 → NG
つまり、「USB-Cケーブル1本で電源+映像」という使い方はできません。
最近のノートPCに慣れているとここでギャップを感じやすいので、注意しておきたいポイントです。
まとめ:デメリットは“知っていれば対処できる”
ここまでの内容をまとめると、
- メモリ → 追加すれば解決
- SSD → 換装すれば高速化
- USB-C → 仕様として理解が必要
つまり、このPCの弱点は致命的ではなく「コスト調整の結果」です。

この仕組みを理解して使えば、むしろコスパの高さを最大限活かせるPCになります。
【重要】このPCは“カスタム前提”で評価が変わる
NiPoGi E3Bを買って満足できるかどうかは、実はここでかなり変わります。
このPCは初期状態でも普通に使えますが、少しだけ手を入れると別のPCかな?と思うくらい印象が変わるタイプです。
そのため、「完成品をそのまま使うPC」というより、ベースは優秀で、伸びしろが大きいPCと考えるのがしっくりきます。
メモリ増設でどう変わる?
まず優先したいのはメモリです。
NiPoGi E3Bは初期状態だとメモリ1枚構成のことが多く、シングルチャネルになっています。ここにもう1枚メモリを追加してデュアルチャネル化すると、CPU内蔵グラフィックスの性能が伸びやすくなります。
- 複数アプリを同時に開いたときの余裕が増える
- 軽いゲームの安定感が上がりやすい
- 動画編集時のもたつきが減りやすい
特に「普段使いは快適だけど、重めの処理になると少し鈍る」という感覚がある場合、メモリ追加の効果はかなり分かりやすいです。
逆にここを放置すると、Ryzen 7のポテンシャルをわざわざ眠らせたまま使うことになります。ちょっともったいないですよね。
NVMe SSDにすると何が変わる?
次に効いてくるのがストレージです。
標準搭載のSATA SSDでも遅すぎるわけではありませんが、NVMe SSDに比べると読み書き速度で差があります。
- Windowsの起動
- アプリの立ち上がり
- 大きめのファイルコピー
- 動画素材の読み込み
このあたりは、NVMe SSDにすると体感しやすい部分です。
毎日ちょっとずつ待たされる時間が減るので、スペック表以上に「使っていて気持ちいい」に直結しやすいところでもあります。
カスタムはどこまで必要?
ここで気になるのが、「じゃあ買ったらすぐ増設しないとダメなの?」という点だと思います。
結論としては、用途次第です。
| 使い方 | 初期状態でOKか | おすすめ |
|---|---|---|
| Web閲覧・動画視聴・Office | OK | そのままでも問題なし |
| 軽い動画編集・軽いゲーム | やや物足りないことあり | メモリ増設推奨 |
| 長期運用・快適性重視 | 条件付き | メモリ増設+NVMe化が理想 |
つまり、
- まずはそのまま使う
- 不足を感じたら強化する
この流れでも十分アリです。
ただ、最初から「長く快適に使いたい」「少しでも性能を引き出したい」と考えているなら、カスタム前提で見たほうが満足しやすいです。
このPCの評価が分かれる理由はここ
NiPoGi E3Bの口コミやレビューで評価が分かれやすいのは、まさにこの「カスタム前提かどうか」の認識差があるからです。
- そのまま使って評価する人 → 思ったほどではないと感じやすい
- 増設込みで見る人 → かなりコスパが高いと感じやすい
どちらも間違いではありません。
ただ、このPCの本当のおいしいところは、最初から全部盛りではない代わりに、必要な分だけ強くできることです。

この性格を理解して選ぶと、NiPoGi E3Bはかなり満足度の高い1台になります。
他ミニPCとの比較
N100ミニPCとの違い
NiPoGi E3Bを検討している人がまず迷いやすいのが、価格の安いN100搭載ミニPCです。
この2つは見た目こそ似ていますが、立ち位置はかなり違います。
| 比較項目 | N100ミニPC | NiPoGi E3B |
|---|---|---|
| 価格帯 | 安い | やや高い |
| CPU性能 | 必要最低限 | かなり余裕あり |
| 同時作業 | 増えると重くなりやすい | かなり安定 |
| 軽い動画編集 | やや厳しい | 十分狙える |
| 長期利用 | 用途次第 | 長く使いやすい |
分かりやすく言うと、N100は「できるだけ安く最低限使いたい人向け」、E3Bは「ちゃんと快適に使いたい人向け」です。
例えば、
- ネット検索だけ
- YouTube視聴だけ
- たまに資料を見るだけ
このくらいならN100でも成立しやすいです。
でも実際のパソコン利用は、
- ブラウザを何枚も開く
- Officeを同時に使う
- Zoomや画像編集もしたい
という具合に、少しずつ欲が出てきます。
そうなると、N100は「足りなくはないけど、余裕はない」という状態になりやすいんですね。
一方でNiPoGi E3Bは、最初から余力があるので、使っていて息切れしにくいのが大きな違いです。
GMKtecなど競合との違い
もう少し性能寄りで比較すると、GMKtecのRyzen搭載ミニPCも候補に入ってきます。
このあたりは価格帯も近く、見比べている人も多いはずです。
GMKtec系の強みは、モデルによっては構成が洗練されていたり、用途に応じた特色がはっきりしているところです。
一方でNiPoGi E3Bは、価格のわりにCPU性能がしっかりしていて、増設前提ならかなりおいしいという方向の強さがあります。
つまり、
- 完成度重視で見るなら他社モデルが魅力的な場合もある
- コスパと伸びしろ重視で見るならE3Bが強い
という見方がしやすいです。
競合モデルの方向性を知っておくと、E3Bの立ち位置がかなりハッキリ見えてきます。
どちらを選べばいいかの判断基準
迷ったときは、価格ではなく「何年・どの用途で使うか」で決めるのがおすすめです。
- とにかく安く済ませたい → N100系
- 普段使いを快適にしたい → E3B
- さらに上の拡張性や尖った機能も欲しい → GMKtecなど上位候補
特にE3Bは、「安物買いは避けたいけど、いきなり高額モデルまではいらない」という人にちょうど刺さりやすい1台です。

価格と性能のバランスで見ると、かなり真ん中の“おいしい位置”にいます。
どんな人におすすめ?逆におすすめしない人
おすすめな人
NiPoGi E3Bがしっかりハマるのは、次のような人です。
- 安くても“ちゃんと快適なPC”が欲しい人
- N100だと少し不安を感じている人
- 作業用・普段使いをストレスなくこなしたい人
- メモリ増設などの簡単なカスタムに抵抗がない人
- 省スペースでデスクをスッキリさせたい人
特に、「安さだけじゃなくて、ちゃんと快適さも欲しい」という人にはかなり相性がいいです。
また、最初はそのまま使って、あとから強化できるので、長く使う前提の人にも向いています。
おすすめしない人
一方で、次のような人にはあまり向いていません。
- APEXや重い3Dゲームをメインで遊びたい人
- PCのカスタムや増設を一切したくない人
- USB-Cケーブル1本で運用したい人(PD給電必須)
特にゲーム用途は注意で、「Ryzen 7だからいけるでしょ」と考えてしまうと失敗しやすいポイントです。
このPCはCPUは強いけど、GPUは内蔵という構成なので、ゲーム性能には限界があります。
迷ったときのシンプルな判断基準
どっちにするか迷ったときは、この基準で考えると分かりやすいです。
- 「快適さ」を重視する → E3B
- 「とにかく安さ」を重視する → N100系
- 「ゲームや重作業」重視 → もっと上位PC
NiPoGi E3Bは、ちょうどその中間にあるバランス型のモデルです。

「そこそこ安くて、ちゃんと使えるPCが欲しい」なら、かなり満足しやすい選択になります。
よくある誤解と正しい理解
NiPoGi E3Bはスペックだけを見ると誤解されやすいポイントがいくつかあります。
ここを正しく理解しておくと、「思ってたのと違う…」を防ぎやすくなります。
Ryzen 7=ゲーム向けではない
まず一番多いのがこの誤解です。
「Ryzen 7って高性能だからゲームも余裕でしょ?」と思いがちですが、ここには落とし穴があります。
重要なのはCPUとGPUは別物という点です。
- CPU → 処理全体の頭脳
- GPU → ゲームや映像処理の専門
NiPoGi E3BはGPUが内蔵タイプなので、重い3Dゲームはどうしても厳しくなります。
「CPUが強い=ゲームも強い」ではない、というのがポイントです。
メモリ16GBなら十分は“半分正解”
次に多いのがメモリに関する誤解です。
確かに16GBあれば容量としては十分ですが、重要なのは枚数(チャネル)です。
- 1枚(シングルチャネル) → 性能を活かしきれない
- 2枚(デュアルチャネル) → 本来の性能が出る
同じ16GBでも、「8GB×2枚」と「16GB×1枚」では体感が変わることがあります。
ここは初心者が見落としやすいですが、かなり重要なポイントです。
SSDなら全部速いは間違い
「SSDだから速い」というのもよくある認識ですが、実際は種類によって差があります。
- SATA SSD → 一般的な速度
- NVMe SSD → 高速
NiPoGi E3BはSATA SSDなので、普通に使う分には問題ないですが、最新の高速モデルと比べると差はあります。
特に、起動時間や大きなファイルの処理で違いを感じやすいです。
USB-Cは万能ではない
USB-Cについても誤解されやすいポイントです。
見た目は同じでも、機能はバラバラです。
- 映像出力できるか
- 充電できるか(PD対応か)
- データ転送速度
NiPoGi E3Bの場合、USB-Cでの給電はできません。
「USB-C=全部できる」と思っていると、ここで戸惑うことになります。
小型PC=性能が低いは昔の話
最後に、これも意外と根強いイメージです。
確かに昔は「小さいPC=性能が低い」が一般的でしたが、今は違います。
モバイル向けCPUの進化によって、ミニPCでも十分な性能を持つモデルが増えています。

NiPoGi E3Bもその代表例で、用途が合えばデスクトップの代わりとしても使えるレベルです。
よくある失敗パターン
NiPoGi E3Bはコスパの高いPCですが、選び方や使い方を間違えると「微妙だった」と感じやすいモデルでもあります。
ここでは、実際にありがちな失敗パターンをまとめておきます。
そのまま使って「思ったより微妙」と感じる
一番多いのがこのパターンです。
初期状態のままだと、
- メモリがシングルチャネル
- SSDがSATA
という状態なので、スペックのわりに「あれ?」と感じることがあります。
特に少し重い作業をしたときに、本来の性能との差が出やすいです。
これは不良ではなく仕様なので、「最初から完璧な性能」と思ってしまうとギャップが出ます。
用途ミスマッチ(ゲーム目的)
次に多いのが用途のズレです。
「Ryzen 7だからゲームも余裕」と考えて購入すると、後悔しやすいです。
- 軽いゲーム → 問題なし
- 重いゲーム → カクつく
このPCはあくまで作業用・普段使い向けです。
ゲームをメインにするなら、グラフィック性能のあるPCを選んだ方が満足しやすくなります。
増設せずに評価してしまう
もう一つ重要なのがこれです。
NiPoGi E3Bは「完成された製品」というより、伸びしろを残した設計になっています。
そのため、
- 増設前 → 普通
- 増設後 → 一気に快適
という変化が起きやすいです。
ここを知らずに「なんか微妙」と判断してしまうのは、かなりもったいないポイントです。
失敗を防ぐためのシンプルな対策
このPCで失敗しないためには、次の3つを意識するだけでOKです。
- 用途を明確にする(ゲーム目的なら別を検討)
- 初期状態は“完成形ではない”と理解する
- 必要に応じてメモリ増設を検討する
これだけで、満足度はかなり変わります。

NiPoGi E3Bは「選び方さえ間違えなければ、かなり優秀なPC」です。
総合評価
NiPoGi E3Bを総合的に評価すると、「コスパ重視なら非常に優秀。ただし初期状態のままでは真価を発揮しきれないPC」です。
特に、メモリ増設などを前提にできるかどうかで満足度が大きく変わるため、使い方に合っているかが重要なポイントになります。
NiPoGi ミニPC E3B
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| コストパフォーマンス | ★★★★★ | Ryzen 7搭載でこの価格は非常に優秀 |
| 普段使いの快適さ | ★★★★☆ | Web・Officeは非常に快適 |
| 拡張性・カスタマイズ性 | ★★★★★ | メモリ・SSDの増設で大きく性能アップ可能 |
| ゲーム性能 | ★★☆☆☆ | 軽いゲームはOK、重いゲームは厳しい |
| 初期状態の完成度 | ★★★☆☆ | シングルチャネル・SATA SSDが足を引っ張る |
| 総合評価 | ★★★★☆ | 用途が合えば価格以上の満足感 |
全体としては、「そのままでも十分使えるが、少し手を加えると一気に評価が上がるタイプ」のPCです。
価格だけで選ぶとN100系、完成度だけで選ぶと上位モデルになりますが、その中間で最もバランスが良い選択肢と言える1台です。
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よくある質問(FAQ)
- Q初心者でもそのまま使って大丈夫?
- A
基本的な使い方(ネット・動画・Office)であれば、そのままでも問題なく使えます。
ただし、「もう少し快適にしたい」「長く使いたい」と感じた場合は、メモリを追加することで体感がかなり良くなります。
最初はそのまま使って、不満を感じたら強化する、という使い方でも十分アリです。
- Qゲームはどこまでできる?
- A
軽いゲームであれば問題なくプレイできます。
- マイクラ・ドラクエなど → 快適
- フォートナイトなど → 設定を下げればOK
- APEXなど重いゲーム → 厳しい
内蔵グラフィックスのため、重い3Dゲームをメインにする用途には向いていません。
- QN100ミニPCとどっちを選べばいい?
- A
迷った場合は「どれくらい快適に使いたいか」で判断すると分かりやすいです。
- とにかく安さ重視 → N100
- 快適さ・余裕重視 → NiPoGi E3B
長く使うことを考えると、E3Bのほうが余裕がある分、満足度は高くなりやすいです。









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