はじめに
作業中にいきなり画面が真っ暗になって、気づいたら再起動……。 「え、今保存してなかったのに…😨」と、冷や汗をかいたことはありませんか?
ゲーム中に落ちる、何もしていないのに再起動する、起動直後にまた再起動……。 この“勝手に再起動する現象”は、本当に不安になりますよね。
でも安心してください。
パソコンの再起動は、必ずしも「故障」とは限りません。
実はこのトラブル、原因の多くは次のどれかに分類できます。
- Windowsの設定や更新による正常な再起動
- 熱や電源などハードウェアの負荷
- ドライバーやシステムファイルの不具合
つまり大事なのは、「正常な再起動」と「異常な再起動」をきちんと見分けることなんです。
この記事でわかること
- 再起動が故障かどうかを見分ける判断基準
- 危険なサインと問題ないケースの線引き
- 初心者でもできる具体的な対処手順
- 修理に出す前に必ず確認すべきポイント
私はこれまで、ゲーム中だけ落ちるPCや、放置していると再起動するPCなど、 いろいろなケースを見てきました。 原因は本当にさまざまですが、順番通りに切り分ければ、かなりの確率で特定できます。
まずは落ち着いて、一緒に「どこが原因なのか」を整理していきましょう🙂
【結論】まず確認すべきはこの3つ
いきなり細かい設定を触る前に、まずはこの3つだけ確認してください。 ここを整理するだけで、原因の7割ほどは切り分けできます。
① 再起動する「タイミング」
- 起動直後に落ちる?
- ゲームや動画編集など高負荷時だけ?
- 何もしていない放置中?
再起動のタイミングは、原因を絞り込むための一番わかりやすいヒントです。 「いつ落ちるか」を意識してみてください。
② エラーメッセージは出ている?
- ブルースクリーンが一瞬出る
- 何も表示されず、いきなり電源が落ちる
- 「更新プログラムを構成しています」と表示される
エラー表示があるかどうかで、 ソフトウェア系か、電源・ハード系かの判断がしやすくなります。
③ 温度と電源を疑う
特にゲーム中に落ちる場合は、次の2つが有力候補です。
- CPUやGPUの熱暴走
- 電源ユニット(PSU)の出力不足や劣化
パソコンは安全装置として、一定温度や電力異常を検知すると自動でシャットダウンします。 これは「壊れた」のではなく、「壊れないために止まった」可能性もあるんです。
簡易チェックフロー
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| ゲーム中だけ落ちる | 熱暴走 / 電源不足 / GPUドライバー |
| 何も表示されず突然落ちる | 電源ユニット / メモリエラー |
| 更新画面が出る | Windows Update(正常動作) |
| 起動直後にループ | 高速スタートアップ / Update不具合 |
大切なのは、「全部同じ原因」と思わないことです。 再起動にはパターンがあります。

次の章ではまず、「そもそも再起動=異常なのか?」という基本から、 しっかり線引きをしていきます。
再起動=故障ではない?まず“正常な再起動”を知ろう
パソコンが再起動する=すぐ故障、と考えてしまいがちですが、 実は「正常な再起動」も意外と多いんです。
Windows Updateによる再起動は正常動作
次のような画面を見たことはありませんか?
- 「Windows更新プログラムを構成しています」
- 「更新しています 〇% 完了」
これはWindowsが自動的にアップデートを適用している状態です。 セキュリティ修正や不具合修正のための重要な処理なので、 これは故障ではありません。
特に「放置していたら再起動していた」という場合は、 アクティブ時間外に更新処理が実行された可能性が高いです。
不安な場合は、
- 「設定」→「Windows Update」
- 「更新の履歴」を確認
ここで直近の更新が表示されていれば、正常動作と判断できます。
Windowsはエラー時に“自動再起動”する仕様
もうひとつ知っておきたいのが、 Windowsは重大なエラーが起きたとき、自動的に再起動する設計になっているということです。
これは「壊れた」からではなく、 それ以上ダメージを広げないための安全機能です。
ただし初期設定では、 エラー内容を表示せずにそのまま再起動してしまうため、 原因が分かりにくくなっています。
そこで有効なのが「自動的に再起動する」のチェックを外す設定です。
自動再起動を無効にする手順
- Windowsキー + R を押す
- 「sysdm.cpl」と入力してEnter
- 「詳細設定」タブを開く
- 「起動と回復」→「設定」
- 「自動的に再起動する」のチェックを外す
これをしておくと、ブルースクリーンが表示され、 STOPコード(エラー番号)が確認できるようになります。
ここが線引きポイント
| 症状 | 判断 |
|---|---|
| 更新画面が出る | 正常な再起動 |
| ブルースクリーン表示あり | ソフトウェア系の可能性 |
| 何も表示せず電源断 | 電源・ハード系の可能性 |
「表示があるかどうか」は、とても重要なヒントになります。
ここまでで、「全部が故障ではない」ということが分かってきたと思います。

次は、より具体的に再起動のタイミング別に原因を切り分ける方法を解説していきます。 ここから一気に原因が絞れてきますよ🙂
再起動の“タイミング”で原因はかなり絞れる
再起動トラブルで一番大事なのは、 「いつ落ちるか」を冷静に観察することです。
実は、タイミングごとに疑うべき原因はかなり違います。 順番に見ていきましょう。
① 起動直後に再起動する場合
電源を入れてすぐ落ちる、ログイン前に再起動する……。 このケースでは、次の可能性が考えられます。
- 高速スタートアップの不具合
- Windows Updateの適用ループ
- BIOS設定の問題
高速スタートアップとは?
高速スタートアップは、シャットダウン時に一部の状態を保存して、 次回の起動を速くする機能です。
ただしこれが原因で、 起動トラブルや再起動ループが起きることがあります。
無効化手順
- コントロールパネルを開く
- 「電源オプション」
- 「電源ボタンの動作を選択する」
- 「現在利用可能ではない設定を変更」
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
起動直後に落ちる場合は、まずここを疑ってみましょう。
② ゲームや高負荷時だけ再起動する場合
これは非常に多いパターンです。
ゲーム中や動画編集など、 CPUやGPUに強い負荷がかかる時だけ落ちる場合、 主な原因は次の3つです。
- 熱暴走
- 電源ユニット(PSU)の劣化
- グラフィックドライバーの不具合
まずは温度を確認
CPU温度が80℃を超える状態が続くと、 安全機能が働いて再起動することがあります。
温度の確認方法はこちらで詳しく解説しています。
私の経験では、 「ゲーム中だけ落ちる」→掃除したら直った、 というケースは本当に多いです。
③ 何もしていないのに再起動する場合
放置中やアイドル状態で再起動する場合は、 少し違う視点が必要です。
- Windows Updateの自動処理
- 常駐ソフトの競合
- メモリエラー
- システムファイル破損
メモリエラーの可能性
メモリ(RAM)の不具合は、 予測不能なタイミングで再起動を引き起こします。
Windows標準のメモリ診断ツールで確認できます。
タイミング別まとめ
| 再起動のタイミング | 主な原因候補 |
|---|---|
| 起動直後 | 高速スタートアップ / Updateループ |
| 高負荷時 | 熱暴走 / 電源不足 / GPUドライバ |
| 放置中 | Update / メモリ / 常駐ソフト |
ここまで整理できれば、 もう闇雲に設定をいじる必要はありません。

次は「どの程度なら正常で、どこから危険なのか」、 具体的な判断基準をお話しします。
どの程度なら正常?“危険ライン”の判断基準
ここからは、感覚ではなく具体的な数値や症状で判断していきます。
「ちょっと熱い気がする」「なんとなく怪しい」ではなく、 どこからが本当に危険なのか、線引きをはっきりさせましょう。
① CPU温度は何℃から危険?
まず一番多いのが熱問題です。
| CPU温度 | 状態の目安 |
|---|---|
| 〜70℃ | 通常範囲(ゲーム中でも問題なし) |
| 80℃前後 | やや高め・注意 |
| 90℃以上 | 危険域(再起動の原因になりやすい) |
特に80℃超が常態化している場合は、 熱暴走による保護シャットダウンの可能性が高いです。
排気口がかなり熱い、ファンが常に全力回転している場合も要注意です。
温度が分からない場合は、モニターで常時確認するのもおすすめです。
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「体感では分からない」部分を数値で見える化するだけで、 原因特定はかなり楽になります。
② ゲーム時だけ落ちる=電源の可能性も
CPU温度が問題ないのにゲーム中だけ落ちる場合、 電源ユニット(PSU)の劣化も疑います。
電源は劣化すると、 瞬間的な高負荷に耐えられず一瞬だけ電圧が落ちることがあります。
その結果、 ブルースクリーンなしでいきなり再起動、という現象が起きます。
目安としては、
- 購入から5年以上経過
- 電源容量がギリギリ構成
- グラボを後から強化した
こういった条件が重なると要注意です。
③ 何もしてないのに落ちる=メモリ・OS疑い
アイドル状態で落ちる場合、 熱や電源よりもメモリエラーやシステム破損の可能性が高くなります。
とくに次の症状がある場合はメモリを疑います。
- エラー表示が毎回バラバラ
- 再起動タイミングが完全にランダム
- 最近メモリ増設をした
Windows標準のメモリ診断でチェックできます。
ここまでの要点まとめ
- 80℃超が常態化 → 熱の可能性大
- 高負荷時のみ → 電源 or GPU
- 完全ランダム → メモリやOS
- 表示なし即再起動 → 電源系の疑い強め
ここまでで「なんとなく怖い」から 「ある程度予測できる」状態に変わってきたはずです。

次は、実際に今すぐできる具体的な対処手順を段階的に解説していきます。 焦らず、上から順番に試していきましょう。
今すぐできる対処法
ここからは、実際の対処手順です。
大事なのは、いきなり初期化しないこと。 必ず「安全 → 軽度 → ハード確認」の順番で進めましょう。
ステップ1:設定の見直し(リスクほぼゼロ)
① 自動再起動を無効にする
まずはエラー内容を見えるようにします。 原因が分からないままでは対処できません。
- Windowsキー + R を押す
sysdm.cplと入力してEnter- 「詳細設定」タブ
- 「起動と回復」→「設定」
- 「自動的に再起動する」のチェックを外す
これでブルースクリーンが表示されるようになり、 STOPコードを確認できます。
② 高速スタートアップを無効にする
起動直後に落ちる場合は特に効果的です。
- コントロールパネルを開く
- 「電源オプション」
- 「電源ボタンの動作を選択する」
- 「現在利用可能ではない設定を変更」
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
この機能は便利ですが、トラブル時は一度オフにして様子を見るのが安全です。
ステップ2:システム修復(ソフトウェア対策)
① システムファイルチェッカー(SFC)
Windowsの重要ファイルが壊れていると、 不安定な再起動が起きます。
- 検索欄に「cmd」と入力
- 「コマンドプロンプト」を右クリック → 管理者として実行
sfc /scannowと入力してEnter
100%になるまで待ちます。 破損があれば自動修復されます。
② DISMコマンド(SFCで直らない場合)
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
これでWindowsイメージ自体を修復します。 SFCとセットで実行すると効果的です。
③ ドライバーの更新
特にGPUドライバーは再起動の原因になりやすいです。
- Windowsキー + X
- 「デバイスマネージャー」
- グラフィックボードを右クリック
- 「ドライバーの更新」
可能であれば、メーカー公式サイトから最新ドライバーを取得するのが理想です。
ステップ3:ハードウェアの確認
① クリーニング(熱対策)
ホコリは冷却性能を一気に下げます。
特に以下の場所を重点的に掃除します。
- 排気口
- CPUファン
- グラボファン
- 電源ユニット周辺
エアダスターを使うと安全に除去できます。
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私の経験では、 「掃除したらゲーム中の再起動が完全に止まった」ケースは本当に多いです。
② 周辺機器の切り分け
USB機器が原因の場合もあります。
- USBメモリ
- 外付けHDD
- プリンター
キーボードとマウス以外を外して、 再起動が再現するか確認してください。
③ 重要データのバックアップ
ここまで試しても改善しない場合、 ハード故障の可能性も視野に入ります。
その前に、必ずデータを守りましょう。
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突然の故障は予告なしに来ます。 「まだ動くうちに」バックアップが鉄則です。

ここまでが安全にできる対処です。
それでも改善しない場合は、 次の章で「故障の可能性が高いサイン」を確認していきましょう。
故障の可能性が高いサインとは?
ここまでの対処をしても改善しない場合、 「設定の問題」ではなく「ハード故障」の可能性が高まります。
不安をあおるつもりはありませんが、 見逃してはいけないサインは確実にあります。
① 何も表示されず“電源が一瞬切れたように”落ちる
ブルースクリーンもなく、 まるでコンセントを抜いたように落ちる場合は、 電源ユニット(PSU)の瞬断が疑われます。
- カチッという音がする
- 一瞬ファンが止まる
- 再起動後、特にエラー表示がない
これはソフトウェアよりも、 電力供給の問題である可能性が高いです。
② BIOS画面でも落ちる
Windowsが起動する前、 BIOS画面やメーカーのロゴ表示中に落ちる場合、 OSは関係ありません。
この場合はほぼ確実に、
- 電源ユニット
- マザーボード
- メモリ
いずれかのハードウェア問題です。
③ 再起動ループが止まらない
起動 → ロゴ → 再起動 → ロゴ → 再起動…… これが繰り返される場合は、
- Update失敗
- ストレージ故障
- システム破損
の可能性があります。
ストレージ異常が疑われる場合は、 以下の記事で詳しく確認方法を解説しています。
④ 焦げ臭い・異音がする
これは即停止レベルです。
- 焦げたような匂い
- ジジジ…という異音
- 電源投入時の異常音
これらがある場合は、 通電を止めて専門業者へ相談してください。
まとめ:修理検討ライン
| 症状 | 修理検討度 |
|---|---|
| ゲーム中のみ再起動 | 中(熱・電源確認) |
| 無表示即再起動 | 高(電源系疑い) |
| BIOSでも落ちる | 非常に高い |
| 焦げ臭い・異音 | 即相談レベル |

ここまでで、 「まだ自力で対処できそうか」 「修理を検討すべきか」 の判断がついてきたはずです。
次は、初心者がよく勘違いしやすいポイントを整理していきます。 ここを理解すると、無駄な初期化や出費を防げます。
よくある誤解と正しい理解
再起動トラブルで多いのは、「焦って間違った判断をしてしまうこと」です。
ここでは、特に混同しやすいポイントを整理しておきましょう。
誤解① シャットダウンすれば完全リセットされる
実は、Windows 11では高速スタートアップが有効になっていると、 シャットダウンしても一部の状態が保存されます。
そのため、
- 「シャットダウンしたのに直らない」
- 「再起動したら直った」
という違いが生まれます。
本当に完全リセットしたい場合は「再起動」を選ぶのが基本です。
誤解② 再起動=ウイルス感染
挙動が不安定だと「ウイルスかも…」と考えてしまいますよね。
もちろん可能性はゼロではありませんが、 実際には熱や電源、ドライバー不具合のほうが圧倒的に多いです。
確認するなら、
- Windows Defenderのスキャン実行
- セキュリティ履歴の確認
冷静にログを確認しましょう。
誤解③ 初期化すれば全部直る
これはとても多い誤解です。
OS初期化で直るのは、ソフトウェアの問題だけです。
次のような原因は初期化では解決しません。
- 電源ユニットの劣化
- メモリ故障
- マザーボード不良
- 熱暴走
むやみに初期化すると、 時間も労力も失います。
必ず「原因の切り分け → 最終手段として初期化」 この順番を守りましょう。
誤解④ CPUが熱い=すぐ壊れる
CPUは一定温度を超えると、 サーマルスロットリングという制御で性能を落とします。
さらに危険域に達すると、 自動シャットダウンで保護されます。
つまり、熱=即故障ではありません。
ただし90℃超が常態化している場合は明確に異常です。 ここは線引きポイントです。
まとめ
パソコンの突然再起動は、 確かに怖いトラブルです。
でも、ポイントを押さえれば、 次のように整理できます。
- 表示があるかどうかを見る
- 再起動のタイミングを確認する
- 温度と電源を疑う
- 設定 → 修復 → ハード確認の順で対処する
私の経験でも、 原因の多くは「ホコリ」「ドライバー」「電源劣化」でした。
逆に、闇雲に初期化して時間を失ったケースも何度も見ています。
大切なのは、 焦らず、順番通りに切り分けることです。
あなたのパソコンも、 落ち着いて確認すればきっと原因が見えてきます。
よくある質問(FAQ)
- Qブルースクリーンが一瞬で消えて読めません
- A
「自動的に再起動する」のチェックを外してください。 これで停止してエラーコードを確認できます。
- QノートPCでも電源劣化は起きますか?
- A
はい。ACアダプターや内部電源回路の劣化で瞬断が起きることがあります。 特に長期間使用している場合は注意が必要です。
- Q最終的に初期化するべきタイミングは?
- A
設定・修復・ハード確認をすべて試し、 ハード故障の可能性が低いと判断できた場合のみ検討します。 必ずバックアップを取ってから実行してください。










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