1. はじめに
PayPay(ペイペイ)銀行と聞くと、「スマホで完結する便利な銀行」「PayPayと連携して使えるからお得」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?実際、スマホひとつで送金・振込・口座確認ができるなど、使い勝手の良さから人気を集めているネット銀行のひとつです。
ですが、ちょっと待ってください。便利な反面、「え?こんなところで手数料がかかるの?」と感じたり、「他のネット銀行では無料なのに…」と意外な落とし穴に気づく場面もあるのです。
この記事では、PayPay銀行の利用前にぜひ知っておきたい「主なデメリット」と、それらへの対策をわかりやすくまとめました。PayPay銀行をメインバンクとして使おうと考えている人、サブのネット銀行を探している人、どちらにも役立つ内容となっています。
便利さだけでなく、不便な点もしっかり理解したうえで、後悔のない選択をしていきましょう!
2. ATM入出金の注意点|3万円未満は月1回まで
PayPay銀行を使っていて、意外と戸惑うのがATM利用時の手数料ルールです。とくに注意が必要なのは、「3万円未満の入出金」に対する制限です。
▷ 月1回目までは無料、それ以降は手数料発生!
PayPay銀行では、3万円未満のATM入出金が月1回目のみ無料です。2回目以降は、以下のような手数料が発生します。
| 項目 | 手数料(税込) |
|---|---|
| ATM入金(3万円未満・2回目以降) | 110円 |
| ATM出金(3万円未満・2回目以降) | 110円 |
一方で、3万円以上の入出金は何度でも無料という特徴があります。
▷ 他のネット銀行と比べると不利?
他の大手ネット銀行、たとえば楽天銀行や住信SBIネット銀行では、ユーザーランクに応じて月2回〜7回程度の無料枠があるのが一般的です。それに比べると、PayPay銀行の無料回数は少なく感じてしまうかもしれません。
▷ ちょっと裏技:3万円引き出して3万円を再入金!
「どうしても3万円未満を引き出したいけど手数料は払いたくない…」という場合、ひとつの対策があります。
それは、一度に3万円を引き出して、必要額だけ使ったあと、残りを再度ATMから入金するという方法です。
たとえば、
- 1万円を使いたい場合 → ATMで3万円引き出す(無料)
- 2万円をそのまま再入金(無料回数1回分を使う)
という具合にすることで、手数料をかけずに目的の金額を確保できます。

もちろん手間はかかりますが、頻繁に使う人にとっては知っておいて損はないテクニックです。
3. 口座開設に時間がかかることも
PayPay銀行の口座開設はスマホやパソコンから簡単に申し込めるのが魅力のひとつです。しかし最近では、「申し込んだけどなかなか使えるようにならない…」という声も増えてきています。
▷ 以前は即日開設も可能だったが…
かつては、本人確認書類の提出がスムーズにいけば、申込当日に口座が開設されることもあったPayPay銀行。しかし現在では、申し込みが増加している影響もあり、審査・確認に数日〜1週間以上かかることも珍しくありません。
とくに以下のような状況では時間がかかる傾向にあります:
- 本人確認書類の写真が不鮮明
- 名前や住所に不備がある
- 申し込みが集中する繁忙期(年末年始、春先など)
▷ 口座開設を急ぐなら、こんな準備を
できるだけスムーズに開設を進めたい場合は、以下のポイントを意識しましょう。
- 本人確認書類は、明るい場所で正面から撮影し、文字がはっきり読めるように
- 氏名・住所・生年月日は申込情報と完全に一致させる
- 利用目的などの入力は空欄にせず、具体的に記入する

また、スマホで本人確認を行う「eKYC(オンライン本人確認)」を利用すれば、郵送を待たずに審査が進むため、時間短縮にもつながります。
4. 振込手数料が高くて無料回数なし
ネット銀行といえば、「振込手数料が無料で便利!」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。ところがPayPay銀行はちょっと特殊で、他行への振込に無料回数がまったくないという点が意外な落とし穴になります。
▷ 他行あては初回から有料
PayPay銀行の振込手数料は以下の通りです:
| 振込先 | 金額 | 手数料(税込) |
|---|---|---|
| 同行あて(PayPay銀行同士) | 金額問わず | 無料 |
| 他行あて | 3万円未満 | 176円 |
| 他行あて | 3万円以上 | 275円 |
楽天銀行や住信SBIネット銀行では、利用状況やランクに応じて月数回は他行振込も無料になるのが一般的です。それと比べると、PayPay銀行は少しコストがかかる印象があります。
▷ サブ銀行としての活用が現実的?
振込を頻繁に行う場合、毎回手数料が発生すると年間でかなりの負担になります。そのため、
- PayPay銀行は「PayPayチャージ専用口座」
- 振込は他のネット銀行(例:楽天銀行、SBI新生銀行など)で行う
といったように、目的ごとに銀行を使い分けるという方法がおすすめです。

たとえば「副業の売上を受け取る専用口座」や「貯蓄を分ける目的の口座」として活用すれば、無駄な手数料をかけずに済みます。
5. 金利が低く、貯蓄目的には不向き?
ネット銀行といえば、「店舗を持たない分、普通預金の金利が高い」というイメージがありますよね。しかし、PayPay銀行の普通預金金利は年0.001%。これは、いわゆるメガバンク(例:三菱UFJ銀行、みずほ銀行など)とほぼ同じ水準です。
▷ ネット銀行なのに、なぜこんなに低いの?
一部のネット銀行では、条件付きで年0.1%やそれ以上の金利を提供することもあります(楽天銀行×楽天証券のマネーブリッジなど)。それに比べると、PayPay銀行の金利は「ネット銀行らしさ」に欠ける印象です。
これは、PayPay銀行が「PayPayとの連携や利便性重視の口座」としての立ち位置に特化していることも影響していると考えられます。
▷ 金利目的なら使い分けを
「少しでもお金を増やしたい」「普通預金で効率よく貯めたい」という方は、金利が高めのネット銀行を別に持っておくのがオススメです。
たとえば:
- 楽天銀行(楽天証券と連携で年0.1%)
- あおぞら銀行BANK支店(通常でも年0.2%前後)
これらの銀行とPayPay銀行を併用すれば、
- 日常的な支払い・PayPayチャージ → PayPay銀行
- 金利目的の貯金 → 他の高金利ネット銀行
というように、役割を分けて使うことでメリットを最大化できます。
6. ゆうちょ銀行ATMは特に高い
PayPay銀行はコンビニATMなどで広く使えるのが特徴ですが、ゆうちょ銀行ATMだけは特に注意が必要です。というのも、手数料が他よりも高額に設定されているためです。
▷ ゆうちょATMの手数料は1回320円!
通常のATM(セブン銀行・ローソン銀行など)では、3万円以上の取引であれば何回でも無料で使えます。しかし、ゆうちょ銀行ATMでは以下のような手数料が発生します:
| 項目 | 手数料(税込) |
|---|---|
| ATM入金・出金(3万円未満 or 以上) | 1回あたり320円 |
つまり、金額に関係なく、1回ごとに手数料がかかるという仕組みです。これは他のネット銀行と比べてもかなり割高で、知らずに利用すると「こんなに高かったの!?」と驚くかもしれません。
▷ 月1回だけ無料のチャンスもあるが…
実はPayPay銀行では、月に1回だけATM手数料を無料にできる「特典」があります。ただしこの無料枠は3万円未満の取引にしか使えないため、ゆうちょATMを使うときには完全無料で済むとは限りません。
▷ 対策:極力コンビニATMを使おう
対策としては、次の2点が現実的です:
- セブン銀行・ローソン銀行ATMを優先的に使う
- ゆうちょATMはやむを得ない場合のみに限定する

また、3万円以上の取引をまとめて行うことで、通常ATMの無料枠をフル活用できます。ゆうちょ銀行ATMは地方では便利な場面も多いですが、手数料とのバランスを見ながら計画的に利用することが大切です。
7. 顧客対応はすべてオンライン
PayPay銀行は「ネット銀行」の名の通り、実店舗を持たない完全オンライン型の銀行です。そのため、対面でのサポートや相談窓口は一切存在しません。
▷ 相談したいときも店舗はなし
たとえば、こんなときに困ることがあります:
- 「カードが届かないんだけど…」
- 「スマホの操作が苦手で、設定に不安がある」
- 「手続きに不明点があるから直接聞きたい」
これらの悩みも、PayPay銀行ではオンラインや電話のみで対応するしかありません。
▷ 利用できるサポート手段は?
PayPay銀行で利用できる問い合わせ手段は以下のとおりです:
- 電話サポート(カード紛失など一部は24時間対応)
- 公式チャット(AIまたは有人オペレーター)
- LINE公式アカウントからの質問
いずれもオンラインベースのやり取りになるため、スマホやPCの操作に慣れていない人には少々ハードルが高いかもしれません。
▷ オンライン慣れしている人には十分
ただし、日常的にスマホを使いこなしている人や、オンラインでの手続きに抵抗がない人であれば、むしろ待ち時間や移動が不要で効率的とも言えます。

特に「銀行の窓口に行くのが面倒」「そもそも平日に時間が取れない」という方には、オンライン完結のメリットは大きいでしょう。
8. デビットカードのポイントが渋い
PayPay銀行のキャッシュカードには、Visaデビット機能が標準で付いています。このデビットカードを使えば、口座にあるお金の範囲内で即時決済ができるため、使いすぎを防ぐ安心感があります。
しかし一方で、「どうせならポイントも貯めたい!」という人にとっては、ポイント還元率の低さが大きなデメリットと感じられるかもしれません。
▷ 還元率は「500円ごとに1ポイント」
PayPay銀行デビットの基本的なポイント付与ルールは以下の通りです:
- 500円の利用につき1ポイント(Tポイント)
- 還元率に換算すると、約0.2%
この数字、実は他社のデビットカードやクレジットカードと比べてもかなり低めです。
たとえば、
- 楽天銀行デビット:1%還元(楽天ポイント)
- 三井住友カード(ナンバーレス):0.5〜1%程度
といったように、1%前後の還元率が主流になっている中では、0.2%は物足りない数字です。
▷ 交換レートも低め…
貯めたTポイントは、現金に交換することも可能ですが、そのレートは100ポイント=85円相当とやや低め。ポイント目的で使い続けるには、やや厳しい条件と言えるでしょう。
▷ デビットは「安心重視」な人におすすめ
とはいえ、デビットカードは残高以上使えない=借金にならないという安心感があります。お金の使いすぎを防ぎたい人や、クレジットカードが苦手な人にはちょうど良い決済手段です。

また、PayPay残高へのチャージや公共料金の引き落としなど、ポイントよりも利便性や管理のしやすさを重視するなら、十分に活用価値はあります。
9. まとめ|PayPay銀行は「目的特化型」で使えばアリ!
ここまでPayPay銀行の知っておくべきデメリットを詳しく見てきました。
- ATM手数料がかかりやすい
- 他行振込が初回から有料
- 金利はネット銀行にしては低め
- 顧客対応はすべてオンライン
- ゆうちょATMは特に高額
- デビットカードの還元率が渋い
正直に言うと、「メインバンク」として使うには不便に感じる点が多いのも事実です。しかし裏を返せば、「目的を絞って使えば非常に便利な銀行」とも言えます。
こんな人におすすめの使い方
- PayPayへのチャージ口座として割り切る
→ スマホ決済がスムーズ、連携も簡単。 - 副業やお小遣い管理用のサブ口座に
→ メイン口座と分けて管理すれば、家計がスッキリ。 - 出金をあまりしない用途での利用
→ ATMを使う頻度が少ない人なら手数料も気になりません。
PayPay銀行は、すべてを1つで完結させたい人には不向きかもしれませんが、サブ用途や特定目的に特化して使うと非常に優秀な選択肢になります。
うまく使い分けて、手数料やポイントなどのデメリットをうまく回避しながら、日常の銀行利用をより快適にしていきましょう!
よくある質問(FAQ)
- QPayPay銀行は本当に使いにくい銀行なのですか?
- A
使い方によってはとても便利です。
振込手数料やATM手数料など一部で不便を感じる点もありますが、PayPayとの連携やスマホ操作に強いという利点があります。メインバンクとしてではなく、PayPayチャージ用や副業・貯蓄のサブ口座として使えば、むしろ利便性の高い選択肢です。
- Q他のネット銀行と比べて、どこが一番違うんですか?
- A
「振込手数料が初回から有料」で「金利が低い」という点です。
楽天銀行や住信SBIネット銀行は無料の振込回数や高金利があるのに対し、PayPay銀行はシンプルな料金体系です。その分、スマホでの操作性やPayPayとの相性は非常に高評価です。
- QATM手数料を節約する方法はありますか?
- A
はい、あります。
3万円以上の入出金は何度でも無料なので、引き出す際は3万円以上にまとめることをおすすめします。また、使わない3万円を再び入金すれば実質無料で対応できます(月1回まで入金無料)。







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