はじめに
「オンラインゲーム中にキャラが急にワープする」「Zoomの音声が途切れて会話が聞き取りにくい」――そんな経験はありませんか? 実はその原因、ただの回線速度不足ではなく「パケットロス」かもしれません。
パケットロスとは、インターネット通信で送受信される小さなデータ(パケット)が途中で失われてしまう現象のこと。 速度が速くても、このパケットが欠けてしまうと映像や音声にノイズが入ったり、通信がカクついたりします。
本記事では、パケットロスの仕組みや主な原因、そして誰でもできる解決方法をわかりやすく解説します。 ゲームやリモート会議を快適に楽しみたい方、ネットが不安定で困っている方はぜひ参考にしてくださいね。
パケットロスとは?
インターネットでの通信は、データをそのまま一気に送るのではなく、「パケット」と呼ばれる小さな塊に分けて送受信しています。 受け取った側は、バラバラに届いたパケットを組み立て直して、元の動画や音声、Webページを表示しているのです。

しかし、この途中で一部のパケットが失われてしまうと、データの一部が抜け落ちた状態になります。これがパケットロス(パケロス)です。 例えばオンラインゲームでは「キャラクターが急にワープする」、ビデオ通話では「声が途切れてロボットのように聞こえる」といった現象が起こります。
つまりパケットロスは、ネットが遅いのではなく、必要なデータがそもそも届いていない状態を指します。 速度テストで「回線速度は十分なのに快適じゃない」と感じる場合、このパケットロスが隠れた原因になっている可能性が高いのです。
パケットロスが発生する原因
パケットロスは、単純に「回線が遅い」だけでなく、いくつかの要因が重なって発生します。 ここでは代表的な原因を4つ紹介します。
1. ネットワークの混雑
同じ回線を多くの人が利用していると、ルーターや回線設備が処理しきれず、一部のパケットが捨てられてしまいます。 特に夜間や休日など、利用者が増える時間帯に起こりやすい現象です。
2. Wi-Fiの電波干渉
Wi-Fiは電波を利用して通信しているため、壁や家具、電子レンジなどの家電が障害になったり、近所のルーターと電波がぶつかったりすると、データが正しく届かずロスが発生します。 無線特有のトラブルで、マンションや集合住宅では特に注意が必要です。
3. 古いルーターや不安定な機器
長年使っているルーターや安価な機器は、通信速度や同時接続数に限界があります。 処理能力を超えた場合、パケットロスが頻発する原因となります。 また、LANケーブルの劣化や接触不良も見落とされがちなポイントです。
4. プロバイダや回線側の問題
利用者側に問題がなくても、プロバイダの設備が混雑している場合や、共有回線の品質が悪い場合にパケットロスが発生します。 この場合はユーザー側での改善が難しく、回線の乗り換えを検討する必要があります。
パケットロスを確認する方法
「もしかしてパケットロスかも?」と思ったら、まずは実際に確認してみましょう。 専用のツールや簡単なコマンドでチェックできます。
1. Speedtestなどの計測サイトを利用する
有名な Speedtest では、回線速度と同時に「パケットロス率」も測定できます。 計測後の結果画面に「Packet Loss」と表示されていれば確認可能です。
2. Windowsのコマンドで確認する
Windowsなら、コマンドプロンプトを開いて以下を入力します。
ping 8.8.8.8 -n 100
GoogleのDNSサーバーに100回データを送信し、「応答なし」や「タイムアウト」が表示されれば、それがパケットロスです。 安定した回線では0%が理想ですが、1〜2%でもゲームや通話に影響が出る場合があります。
3. オンラインゲームや通話アプリのステータス表示
一部のオンラインゲームやZoomなどの通話アプリには、通信状態を表示する機能があります。 「Packet Loss」や「パケット損失率」という項目があれば、リアルタイムで状況をチェックできます。

これらの方法を使えば、「回線速度は速いのに不安定」という原因がパケットロスなのかどうかを切り分けられます。
パケットロスを解決する方法
パケットロスは「避けられない現象」と思われがちですが、環境を見直すことで大幅に改善できます。 ここでは効果的な対策を順番に紹介します。
1. 有線LANで接続する
最もシンプルで効果的な方法が有線LAN接続です。 LANケーブルで直接ルーターと接続すれば、無線特有の電波干渉を避けられ、安定した通信が可能になります。
2. ルーターの設置場所を見直す
Wi-Fiを使う場合は、ルーターを高い位置や部屋の中央に置くのがおすすめ。 壁際や床に置くと電波が遮られやすく、パケットロスが増える原因になります。
3. Wi-Fiの周波数帯を切り替える
ルーターが2.4GHzと5GHzに対応している場合、利用環境に合わせて切り替えましょう。
- 2.4GHz → 障害物に強いが混雑しやすい
- 5GHz → 電波干渉に強く速度が速いが、壁に弱い
シーンに応じて使い分けることで安定性が向上します。
4. ルーターやLANケーブルを買い替える
古いルーターや劣化したLANケーブルは、通信性能を大きく落とす原因になります。 特に5年以上前のルーターは最新の通信規格に対応していないことも多いため、買い替えを検討すると効果的です。
5. 光回線に切り替える
プロバイダや回線自体が不安定な場合は、思い切って光回線への切り替えを検討しましょう。 特にオンラインゲームやリモートワークをする方は、安定性の高い光回線がベストです。
例えば、ドコモユーザーに人気のahamo光や、契約期間の縛りがないおてがる光なら安心して使えます。 「速度は出ているのに不安定」という方は、回線自体を見直すことで根本解決につながります。
まとめ
パケットロスは、インターネット通信における「データの欠損」であり、速度が出ていてもゲームのワープやZoomの音切れといった不具合を引き起こします。 単なる「回線が遅い」問題とは違うため、原因を正しく理解して対策することが重要です。
解決方法としては、まず有線LAN接続やルーターの位置調整といった基本的な見直しから始めましょう。 それでも改善しない場合は、ルーターの買い替えや光回線への切り替えが効果的です。
ネットが安定すると、オンラインゲームもリモート会議もストレスなく楽しめます。 「どうも不安定だな」と感じたら、今回紹介した対策を一つずつ試してみてくださいね。
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よくある質問(FAQ)
- Qパケットロスはスマホでも起こりますか?
- A
はい、起こります。特にWi-Fi利用時は電波干渉や電波の弱さでパケットロスが発生しやすいです。 また、モバイル回線でも圏外に近い場所や電波の弱いエリアでは同様の症状が出ます。
- Qパケットロスとラグの違いは?
- A
ラグは「通信の遅延(タイムラグ)」を意味します。 一方、パケットロスは「データが届かず欠けてしまう現象」です。 両者は別物ですが、同時に発生すると「遅い+カクつく」といった深刻な影響が出ます。
- Q光回線にすれば絶対にパケットロスはなくなりますか?
- A
完全にゼロにはできませんが、大幅に軽減できます。 特にオンラインゲームやリモート会議をよく利用する方は、安定性の高い光回線がおすすめです。 回線品質の高いサービスに切り替えることで、快適な環境を整えやすくなります。







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