はじめに
パソコンって、ある日突然壊れることがありますよね。電源が入らなくなったり、画面が真っ黒のまま動かなかったり…。そんなときに一番困るのが、仕事や思い出の写真など、なくしたくない大切なデータです。
「普段からバックアップしておけばよかった…」と後悔する方はとても多いのですが、人はどうしても“面倒な作業”を後回しにしがちです。そして、バックアップを手動で続けるのはほぼ不可能に近いんですよね。
だからこそ、パソコンが起動するたびに自動でバックアップしてくれる仕組みを作ることがとても大切なんです。もしものトラブルが起きても、最新のデータがしっかり残っていれば、焦らず落ち着いて対処できます。
この記事では、Windows 11環境で「ファイルを繰り返し自動でバックアップする方法」を、無料アプリを使ってわかりやすく解説します。初心者の方でも迷わず設定できるよう、写真フォルダーやドキュメントなど、よく使うデータが確実に守られる手順を丁寧に紹介していきます。
「難しそう…」と思う方も安心してください。基本的には、一度設定してしまえばあとは放置でOKです。一緒に、安全で安心なバックアップ環境を作っていきましょうね😊
自動バックアップの重要性と前提知識
なぜ自動バックアップが必要なのか
パソコンは精密機械なので、どれだけ大切に使っていても、いつか必ず故障します。突然電源が入らなくなったり、ストレージが壊れて読み取れなくなったりすることも珍しくありません。
さらに怖いのは、「バックアップしていたつもり」が実は止まっていた…というケースです。外付けストレージの容量不足や、クラウドの同期エラーなど、よくある原因でバックアップが途中で止まってしまうこともあります。
こうした“気づけないトラブル”を避けるためにも、パソコン起動時に自動で繰り返しバックアップしてくれる仕組みがあると安心です。人の手を介さない仕組みほど、ミスなく正確に動いてくれるんですよ。
バックアップできるのは「ファイルのみ」
今回の方法で保護できるのは、ドキュメント・写真・動画・ダウンロードなどの「ファイル」です。Windowsそのものやアプリの設定までは保存できません。
そのため、万一パソコンが壊れて買い替えたとしても、ファイルは元通りに戻せますが、アプリ本体は再インストールが必要になります。
バックアップ先はどんなストレージを使えばいい?
バックアップの保存先には、外付けHDDやSSDがよく使われます。特に大容量を確保したい場合は、HDDがコスパも良くおすすめです。
とくにデータを長く安全に保存したい方には、3.5インチの外付けHDDが最適です。容量が大きく価格も手頃なので、バックアップ用途と相性がいいんですよ。
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普段からストレージを持ち運ぶ方や、スピードを重視したい方はSSDを選ぶと快適です。自分の用途に合わせて選んでくださいね。
事前準備(バックアップ元の容量調査 & ストレージ準備)
バックアップしたいフォルダー容量を調べる方法
まずは、「どれくらいのデータ量をバックアップしたいのか」を把握しておきましょう。これを確認せずにストレージを買うと、容量不足でバックアップが止まってしまう原因になります。
チェックする場所は次のとおりです。
- ユーザーフォルダー(ドキュメント / ピクチャ / ビデオ / デスクトップ / ダウンロード)
- Public(パブリック)フォルダー
- OneDrive配下に移動されているフォルダー(自動バックアップが有効な場合)
- Thunderbirdなどのメールアプリのプロファイル(必要な人のみ)
容量の調べ方は簡単で、フォルダーを右クリックして「プロパティ」を開くだけ。複数フォルダーをまとめて選択してもOKです。
特にOneDriveを使っている場合は注意が必要で、デスクトップやドキュメントがOneDrive直下に移動していることがあります。見当たらないときはOneDrive内も確認してくださいね。
バックアップ先ストレージの容量を決める
目安としては、現在のデータ量の2倍以上のストレージを用意するのが理想です。理由は、バックアップアプリが複数世代のファイルを保存することがあり、容量に余裕がないと途中で保存できなくなるからです。
さらに安全性を高めたい方は、外付けストレージを2台用意して交互に保存する方法がおすすめ。片方が壊れても、もう片方が残るため安心感がぐっと高まります。
バックアップ先ストレージ(SSDとHDDの違い)
バックアップ先に使えるストレージは主に2種類あります。
- SSD:高速・静音・衝撃に強い(価格はやや高め)
- HDD:とにかく大容量で安い(バックアップ用途に最適)

ここまで準備ができたら、いよいよバックアップアプリの導入と設定に進みます。「難しそう…」と感じるかもしれませんが、一つずつ進めればちゃんと完成しますよ。一緒にやっていきましょう!
「バックアップ」アプリのインストール方法
ここからは、実際にバックアップを自動化するための無料アプリを導入していきます。操作はとてもシンプルなので、順番に進めていけば大丈夫です。
1. 公式サイトからインストーラーをダウンロード
まずは「バックアップ」アプリの公式サイトにアクセスし、最新版のインストーラーをダウンロードします。
ブラウザによっては「安全ではない可能性があります」といった警告が出ることがありますが、これは小規模開発のソフトに対して表示される一般的なものです。問題ないので「保持」または「続行」を選んで進めます。
2. ダウンロードしたファイルを実行
ダウンロードが完了したら、インストーラー(.exeファイル)をダブルクリックで実行します。Windowsのセキュリティ警告が出た場合は、「詳細情報」→「実行」で進められます。
3. インストール先フォルダーの選択
インストール先は、特別な理由がなければ初期設定のままでOKです。変更するとトラブルにつながることがあるので、そのまま「次へ」をクリックしましょう。
4. デスクトップにショートカットを作成する
インストール途中の画面で、「デスクトップにアイコンを作成する(またはショートカット作成)」という項目があればチェックを入れます。
後の手順でこのショートカットを使うため、作成しておくとスムーズです。
5. インストール完了
「完了」をクリックしてインストール終了です。ここまでできたら、パソコンに自動バックアップの仕組みを作る準備が整いました。

次は、いよいよバックアップ元・バックアップ先の設定を行っていきます。ここが一番大事なポイントなので、ゆっくり進めていきましょうね。
バックアップ元・バックアップ先の設定手順
ここからは、自動バックアップで最も重要な「どのフォルダーを」「どこへ」保存するかを設定します。一度しっかり設定してしまえば、あとは起動するだけで勝手にバックアップしてくれるので、丁寧に進めていきましょうね。
1. 新しいバックアップパターンを作成する
デスクトップに作成したショートカットから「バックアップ」アプリを起動します。アプリ内のメニューから「新規」をクリックし、パターン名(例:「オートバックアップ」など)をつけます。
2. バックアップ元フォルダーを追加する
「バックアップ元」の項目をクリックするとフォルダー選択画面が開きます。エクスプローラーで表示されている以下のフォルダーをドラッグ&ドロップで追加します。
- ユーザーフォルダー(デスクトップ / ドキュメント / ピクチャ / ビデオ / ダウンロード など)
- Public(パブリック)フォルダー
- OneDrive内に移動されている各フォルダー
- Thunderbird のプロファイルフォルダー(必要な方のみ)
特にOneDriveを利用している場合、デスクトップやドキュメントがOneDrive直下にあることがあるので注意してくださいね。
3. 外付けストレージのドライブレターを変更する
バックアップ先のストレージを接続したら、Windowsの「ディスクの管理」からドライブレター(例:D → Rなど)を変更します。
理由は、USB機器を頻繁に抜き差しする環境だと、ドライブレターが変わってしまうことがあり、そのたびにバックアップ先が認識されなくなるためです。Cから遠いアルファベット(R / S など)にしておくと安全です。
さらにエクスプローラーで各ストレージを開き、右クリック →「プロパティ」から分かりやすい名前に変更しておくと管理がラクになります。
その後、ストレージ内に「!!オートバックアップ」などの専用フォルダーを作成しておきます。
4. バックアップ先フォルダーを追加する
アプリの「バックアップ先」をクリックし、3点リーダー(…)から先ほど作成したバックアップ用フォルダーを選択して追加します。
複数台(例:RドライブとSドライブの2台)を追加した場合、バックアップは交互に保存されます。
※例:1回目 → R、2回目 → S、3回目 → R…というイメージです。
また、安全性を高めるために、複数ドライブを指定した際は「バックアップ先のメディアのボリュームをチェックする」という項目のチェックを外しておきましょう。
5. オプション設定を確認する
「オプション」をクリックし、次の設定を確認します。
- 「ファイルを削除する前に確認」→ チェックを外す
これを外すことで、削除されたファイルの処理が自動で進み、バックアップが止まりにくくなります。
6. テストバックアップを実行する
すべて設定したら、まずは「バックアップの開始」を押してテストします。実際にバックアップ先フォルダーにファイルがコピーされているかを確認しましょう。

ここまでできれば、自動バックアップの約7割が完成です! 次は、パソコン起動と同時にバックアップが走るように設定していきます。
Windows起動時に自動バックアップを実行する設定
せっかくバックアップを設定しても、忘れて実行しなければ意味がありません。そこで、パソコンを起動したタイミングで自動的にバックアップが走るように設定しておきましょう。
この仕組みを作っておけば、バックアップを意識する必要がなくなり、ほぼ“放置で安全”な環境が完成します。
1. アプリを完全に終了させる
設定を反映させるため、まずは「バックアップ」アプリをいったん終了します。
2. ショートカットに起動オプションを付与する
デスクトップにあるアプリのショートカットを右クリック→「プロパティ」を開きます。
「リンク先」という欄の最後に、次の文字を半角スペースを空けて追加します。
-A -S -C -I
これらのオプションは、バックアップを自動実行するための設定です。誤字があるとうまく動かないため、ゆっくり丁寧に入力してくださいね。
3. スタートアップフォルダーを開く
ショートカットの自動起動設定のため、Windowsのスタートアップフォルダーを開きます。
Win + R(ファイル名を指定して実行)を押し、次のコマンドを入力します。
shell:startup
スタートアップフォルダーが開いたら準備完了です。
4. ショートカットをスタートアップにコピー
デスクトップにあるバックアップアプリのショートカットを右クリックでドラッグし、スタートアップフォルダー内に「ここにコピー」を選択します。
これで、Windows起動時にアプリが自動で起動し、バックアップも自動でスタートするようになります。
5. 再起動して動作を確認する
すべての設定が終わったら、一度パソコンを再起動してみましょう。起動後しばらくすると、自動的にバックアップ処理が始まり、バックアップ先フォルダーに最新ファイルが保存されます。

ここまで来たら、もう“バックアップし忘れ”の心配はほぼありません。日常的にバックアップを意識する必要もないので、とてもラクになりますよ。
トラブル対策・よくある失敗とその解決法
自動バックアップは一度設定すればとても便利ですが、環境によっては思わぬところでつまずくことがあります。ここでは、特に相談の多いトラブルと、その解決方法をまとめて紹介します。
OneDriveとフォルダーが重複してしまう問題
OneDriveを使っていると、デスクトップ・ドキュメント・ピクチャなどがOneDrive配下に移動していることがあります。
その結果、バックアップ元のフォルダーが見つからず「どれを入れればいいの?」と迷いやすいんですよね。
対処法はシンプルで、エクスプローラーのOneDriveフォルダー内を確認し、実際にデータが保存されている場所をバックアップ元に追加すればOKです。
メールアプリが起動しているとバックアップできない
特にThunderbirdを使っている場合、アプリが起動したままだとプロファイルがロックされ、バックアップできないことがあります。
パソコン起動後 → 自動バックアップ完了 → メールアプリを起動という順番で使うと安全です。
4GB以上の大きい動画がバックアップされない
バックアップ先のストレージがFAT32形式の場合、4GB以上の動画ファイルは保存できません。
その場合は、次のフォーマットに変更すれば解決します。
- NTFS(Windows向け)
- exFAT(Mac/Windows両対応)
ただし、フォーマットするとストレージ内のデータが消えるので、必ずバックアップを取ってから実行してくださいね。
アプリや設定までは復元できない
今回の方法で守れるのはファイルのみです。アプリ本体やWindowsの設定はバックアップ対象外です。
これは仕様なので、必要に応じてアプリを再インストールする形になります。データが残っていれば十分再構築できるので安心してくださいね。
ストレージが壊れている可能性がある場合
外付けストレージが突然認識しなくなったり、読み込みが極端に遅くなることがあります。
その場合は、こちらの記事も参考になります👇

トラブルの早期発見はデータ保護にもつながります。気になる症状があれば、早めに確認しておきましょう。
データ復元の方法(新しいパソコンへの移行もOK)
自動バックアップがしっかり動いていれば、万が一パソコンが壊れても大切なファイルは確実に守られています。ここでは、バックアップ先に保存されたデータを、新しいパソコンや初期化後の環境へ戻す方法を解説します。
復元は「コピーするだけ」で完了します
今回のバックアップ方法はとてもシンプルで、復元も難しい操作は必要ありません。基本的には、バックアップ先のフォルダーから、元の場所へそのままコピーするだけです。
例えば、次のようにマッピングすればOKです👇
- バックアップ先の ドキュメント → 新パソコンの ドキュメント
- バックアップ先の デスクトップ → 新パソコンの デスクトップ
- バックアップ先の ピクチャ → 新パソコンの ピクチャ
フォルダーごと移動できるため、細かく整理しながら戻してもいいですし、丸ごとコピーしてすぐ使える状態にしても大丈夫です。
OneDriveを使っていた場合の注意点
もし旧パソコンでOneDriveの自動バックアップが有効だった場合、デスクトップやドキュメントがOneDrive配下に入っていた可能性があります。
バックアップ先フォルダーの中身が以下のような構造なら、OneDrive用のパスへ戻す必要があります。
OneDrive\デスクトップ OneDrive\ドキュメント OneDrive\ピクチャ
復元先のパソコンでもOneDriveサインイン後に同じ場所へコピーすれば、すぐ元どおりになりますよ。
Thunderbirdなどのメールアプリの復元方法
Thunderbirdを使っていた場合、バックアップされているのは「プロファイルフォルダー」です。復元するには次の手順を行います。
- 新パソコンにThunderbirdをインストール
- 「ヘルプ」→「トラブルシューティング情報」を開く
- 「プロファイルフォルダーを開く」をクリック
- バックアップしていたプロファイルで上書きする
これで、メールアカウント・設定・送受信履歴がそのまま戻ります。
アプリケーション本体は復元できない
今回のバックアップで復元できるのは、あくまでファイル(データ)のみです。
アプリ本体やWindowsの設定は保存されていないため、必要なものは再インストールしてくださいね。とはいえ、データさえあれば再セットアップは簡単なので、そこは安心してください😊
複数のバックアップ先がある場合
交互に保存されている場合は、どちらを復元に使ってもOKです。より新しい日付のファイルが入っている方を選びましょう。
まとめ
パソコンはいつか必ず故障します。これは避けられない事実ですが、だからこそ「自動で繰り返しバックアップする仕組み」を作っておけば、どんなトラブルが起きても大切なデータを守ることができます。
今回紹介した方法は、難しい専門知識がなくても設定できて、一度仕上げてしまえばあとはほぼ放置でOK。起動するたびに自動でバックアップしてくれるので、“バックアップし忘れ”の心配もなくなります。
外付けストレージについても、用途に応じてHDD・SSDを選べば安全度がさらに上がります。大容量でコスパを重視したい方はHDD、持ち運びや速度を重視したい方はSSDがおすすめでしたね。
今回の手順を実践すれば、あなたのPCはぐっと安心な環境になります。まだバックアップ環境を整えていない方は、ぜひ今日から始めてみてくださいね。
私自身も、昔バックアップを怠って大切なデータを失ってしまった経験があるので、この仕組みを整えたときはすごく気持ちが楽になりました。あなたもきっと同じ安心感を得られるはずです😊
最後に、この記事で紹介した内容をもう一度振り返っておきましょう。
- ✔ パソコンは必ず壊れる → 自動バックアップが必須
- ✔ 無料アプリで簡単に繰り返しバックアップが可能
- ✔ バックアップ先は HDD か SSD を用途に応じて選ぶ
- ✔ Windows 起動時に自動バックアップが走るよう設定できる
- ✔ 復元はフォルダーをコピーするだけで簡単に完了
この記事が、あなたの大切なデータを守る手助けになれば嬉しいです。
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よくある質問(FAQ)
- QWindowsの標準バックアップだけではダメですか?
- A
標準機能の「ファイル履歴」は保存先が限定されていたり、安定しないことがあるため確実性に欠けます。外付けストレージに自動で保存する今回の方法のほうが安全性・柔軟性どちらも高いです。
- Q外付けHDDは何台あれば安全ですか?
- A
理想は2台です。1台が故障しても、もう1台が残るのでデータ消失のリスクが大幅に下がります。交互に保存する設定も簡単にできますよ。
- Qバックアップの頻度はどれくらいが理想ですか?
- A
今回紹介した設定では「Windows起動時に毎回自動バックアップ」されます。これだけで十分安全です。さらに細かく管理したい場合は、タスクスケジューラを使って時間指定での自動実行も可能です。







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